くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

梅雨の晴れ間に

2017-07-03 20:52:22 | 釣行記
先日久しぶりにまとまった雨が降った。



ようやく梅雨らしくなってきたような気がする。




普段は流れもほとんどない里川。


だが、先日恵みの雨が降ってくれたおかげで、この日はほどよく増水していていい感じ。

タイトルには"晴れ間に"と書いたけれど今日の天気はくもり。私は雨の中の釣行はキライ。しかしあまりに天気が良いと逆に蒸し蒸ししてしまい、これまたキライ。今日のように風が吹くと少しひんやりするぐらいの曇りがベスト
(わがままなのだ( ̄^ ̄))。

余談だけど、何年か前の梅雨時期に友達と二人で山へ釣行に出掛けた。途中でスコールのようなドシャ降りの雨に打たれ、低体温症になりかけたことがある。
そこは平地と違い、標高1000メートルぐらい場所。気温は10℃だった。
二人ともブルブル震えながらも、なんとか雨宿りできそうな取水施設の小屋を見つけたので、そこで暖をとり命拾いしたことがあった。

ふと、昔を思い出してしまった。




さて、今日はルアーをアップで流すと、チビが果敢にチェイスしてくる。
しかしチェイスしてくるだけで、なかなか口は使ってくれない。


堰堤など大きなポイントからの反応はまったく無い。。。
もしかしたら、連日餌師でも入っているのかな?………などと思いつつ、竿抜けしていそうなポイントを細かく探ることに。



流速があり、やや水深のある瀬にルアーを通してみる。すると石の裏から突然出てきて、反転してから『バクっ』
………って感じのヤル気のあるヤツがようやく出てくれた。
しっかりした黒点が特徴的なヤマメ。

透き通るような紅色の尾鰭

この川にはアマゴは居ない。けれど側線の色があまりに濃すぎてアマゴのようにも見える。



その後、しばらく釣り上がりながら2~3匹追加したけれど、良型からの反応は無かったのでポイント移動………




今度は森の中へ





下流にある里川と違い、虫の鳴き声と水の流れる音しかしない山の中



そーっとポイントに近づき、気配を悟られないようにキャスト





ルアーが水面に落ちるのと、ほぼ同時にヒット。

腹が橙色のイワナ。


いつも思うことだけれど、魚の瞬発力ってスゴいなぁー、って。
食い気のあるヤツはルアーが着水した瞬間に食ってくる。
認知、判断、動作までの時間が1秒すらかかっていない。


まぁでも、その判断が間違っているから偽物(疑似餌)に喰らいついてるんだけどね(笑)





イワナを下流にリリースし、再度同じポイントへキャスト


すると





『ゴン。』


…………と、またヒット。







「んん?
さっきのはごぼう抜き出来たけれど、コイツはムリだな。」




緊張しながら、でも慎重に寄せて無事ランディング


メジャーを当ててみるとジャスト30cmだった。
ようやく尺イワナ降臨






撮影を終え、イワナ君にお礼を言ってからそのポイントを後にし、戻ることにした。







しばし静寂の中で一人きり……







人の気配のまったく無い自然のなかに居ると
自分という存在がなんだかちっぽけに思える。







だけど、







この野イチゴも



このクワガタも





そして、このオレも




ちっぽけなりに、一生懸命生きている。



タックルデータ
ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
リール: Abu カーディナル3BP

ライン: PE0.8号
リーダー: フロロ5lb

ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S TypeⅡ