前日に母の暮らす実家へ私は泊まり、翌朝、早朝に実家へ迎えに来てくれたギャンブル依存症の弟(三男)の車に私と母は乗り込んだ。
今日はGA&ギャマノン合同ミーティングの行われる日。
先日の記事で少しご紹介しましたが、ギャンブル依存症者自助グループであるGA。
そして、ギャンブル依存症者の被害者的存在である家族。その家族の会であるギャマノン。
今回はそのGAメンバーとギャマノンの合同ミーティング。
私の暮らしている地域では約1年に1度この合同ミーティングが行われている。
詳しい場所や個人がミーティングで話した内容などの掲載は差し控えさせていただきますが、私の感じた本日のOSM(オープン・スピーカーズ・ミーティング)の感想を今日は書き残しておこうと思います。
会場へは受付開始の約1時間前に到着。
会場の音響、モニターなどのセッティングを任されていた弟は機材のチェックなどをしていた。
なので私は今までこんなミーティングなどには出席したことなどない母(あたりまえだけど)と二人で会場の周りを散歩。
今日はとてもいい天気でした☀
本日のOSMスケジュール表はこんな感じでした
↓
1・ はじめに 10:00~
2・ 仲間の話 (8名) 10:10~
3・ グループ紹介 12:20~
食事休憩
4・ ゲストスピーカーのお話
(一般社団法人中間施設○○○代表○○さん ) 13:30〜
5・ 分かち合い(参加者全員) 14:45~
6・ 終わりに ~閉会 15:45
私はGAでのOSM参加は今回で2回目なので、まだよくわかってはいませんが、毎年参加している人の話では、今回は今までで一番参加者が多いのでは……などと話していた。
会場には約100名~120名ほど集まっていた。
おそらくGAメンバー50名、ギャマノン60名~70名ぐらいのように見えた。昨年もそうだったけれど、GAメンバーよりもギャマノンの人達のパワーをものすごく感じる。中高年のおばはんばっかし。
ある意味宗教チック……というか、猛烈に濃い婦人会みたいな感じだった💧
…………
…………
…………
ミーティングは予定通りに淡々と進行して行きました。
…………
…………
しかし、いかんせん昼食の休憩以外に一息入れるような小休憩はなく、午後の分かち合い(全員参加)では約120名が一人約1分~2分程度の挨拶をするのですがこれが
長い長い(-_-)ハァ
単純計算でも120名×1分=120分
約2時間ですよ!
私と母はたまたま座った席が端っこの方でしたので、挨拶のマイクが回ってきたのが最後から2番目か3番目辺りでした。
それまでの間ずっと、
ギャマノンAさん
『今日は本当にいい会でした。また是非出席したいと思います。』
GAメンバーAさん
『本当に今日は様々な分かち合いを出来て、感動してます。』
ギャマノンBさん
『これからもみなさんと共に…………』
GAメンバーBさん
『いやー、こんな素晴らしいOSMは初めてです。また必ずみなさんと共にこの会場に足を運びたいと思います。』
………Dさん、Fさん、Gさん…………
………
………
(長すぎるので中略)
…………
…………
…………
GAメンバーXさん
『いやー、ホントに素晴らしい。
また次回も………………』
ギャマノンZさん
『うんたらかんたら………
……………うんたら………………』
……………
……………
……………
順番にメンバーの話を聞いておりました。
周りを見渡すと、居眠りしている人💤……
疲れきって下を向いている人………
様々でした。
そして、約1時間半後…………
隣にいた母はあまりのこの時間の長さに、さすがにシビれを切らして苦笑いしておりました。
私もぶっちゃけ言えば、あまりにも優等生的な挨拶の人が多く、
『アナタ方、ホントにそう思っているんですか?自分に不正直になってはいませんか?』
…………と、聞きたくなるような方も中にはいらっしゃいました。
そして、ようやく私の番にマイクが回ってきたので手短に挨拶することに
『GA○○グループのちぃ~暴です。 みなさん今日は遠い所からお越しの方々もいらっしゃるようですが、お疲れさまです。 えーと………さすがにこれだけの長時間でシビれを切らしております母のためにも、私の挨拶はこのぐらいにさせていただきたいと思います。
今日はありがとうございました。』
…………と、手短に挨拶をし、隣にいた母にマイクを渡しました。
すると母は
『こんにちは。
私は初めてこういう会には参加させていただきました○○と申します。』
………とギャマノンメンバーではない母は本名を名乗ったあと、なにを言うのかと思っていると、
『正直に言いますが、こういう会は私はもーたくさんです!疲れました(>_<)』
ここで会場全体がざわつく。
『ざわ、ざわ。。。ざわざわ。』
そのざわつきにも動じず母は話を続けました。
『まぁ、私もアルコール依存症、そしてギャンブル依存症の息子を二人も見てきておりまして、みなさんのお話に共感する部分もあります。
ですが、これからは私は私の人生を一生懸命生きるだけ………
と決めてからは肩の荷が降りたように楽になりました。
(中略)
あとは、息子たちには息子たちの自分自身の人生をしっかりと歩んでもらうだけです。
私の人生ではなく、息子たち自身の人生ですから。自分の人生には、自分たちで責任をとっていってほしいものですね。
もう今日はクタクタなので、早くウチに帰りたいです。』
…………と母は挨拶をしていました。
すると会場からは『ワァ👏👏👏』と笑い声と共に拍手が起こっていました。
この様子を見ながら
『なーんだ、みんなオフクロの感想に賛同してんじゃん。
みんなさぁ……
ここは周りの人達への配慮も大事かもしれないけれど、それ以上に
「自分自身に対して正直に話す場所」
であると思いますがね。』
…………今回のようなミーティングを開き、仲間意識を高めていくフェローシップも大事だとは思うけれど、ギャマノンでもない母のこの言葉は12ステップの本質をついているのでは?……と感じました。
その後、速やかに閉会を迎えました。
時刻を見ると
17時前。
予定終了時刻を約1時間以上も延長。そりゃ疲れますがな。
まぁ、ホテルも予約し、片道5時間近くかけて遠路遥々来ていた方々もいらっしゃいましたが、そういう方々は半分旅行も兼ねて来ていた人達がほとんどでしょう。
そういった人達は、もしかしたら夜通しミーティングをしていたいのかもしれない。
けれど、私にとってはハッキリ言って苦痛にも思えた2時間だった。
閉会。
解散。
その後…………
母と弟と帰り際にファミレスで食事をとりました。
(アボカドサラダ ハンバーグ)
食事をとりながら3人で本日の感想を話し合いましたが、
今回の合同OSMは先程話した自己紹介以外にも、「本来のOSMの主旨を脱線しすぎているのでは?」
ミーティングの本来の姿は「分かち合い」であると私は考えておりますが、「チョットこれは違うんじゃない?」
…………と思う部分が多々あった。
今回のOSM開催に携わった弟、他のGA、ギャマノンのメンバーには敬意をはらいますが、本来の主旨からズレていた部分では私的には残念なOSMになったように感じた。
しかし、母と弟と私……めったに顔を合わせることのない3人が揃い、有意義な時間を過ごせたことには感謝する一日でした。
※これはあくまでも私の主観であり、GA、及びギャマノンを代表するような意見ではありません。
今日はGA&ギャマノン合同ミーティングの行われる日。
先日の記事で少しご紹介しましたが、ギャンブル依存症者自助グループであるGA。
そして、ギャンブル依存症者の被害者的存在である家族。その家族の会であるギャマノン。
今回はそのGAメンバーとギャマノンの合同ミーティング。
私の暮らしている地域では約1年に1度この合同ミーティングが行われている。
詳しい場所や個人がミーティングで話した内容などの掲載は差し控えさせていただきますが、私の感じた本日のOSM(オープン・スピーカーズ・ミーティング)の感想を今日は書き残しておこうと思います。
会場へは受付開始の約1時間前に到着。
会場の音響、モニターなどのセッティングを任されていた弟は機材のチェックなどをしていた。
なので私は今までこんなミーティングなどには出席したことなどない母(あたりまえだけど)と二人で会場の周りを散歩。
今日はとてもいい天気でした☀
本日のOSMスケジュール表はこんな感じでした
1・ はじめに 10:00~
2・ 仲間の話 (8名) 10:10~
3・ グループ紹介 12:20~
4・ ゲストスピーカーのお話
(一般社団法人中間施設○○○代表○○さん ) 13:30〜
5・ 分かち合い(参加者全員) 14:45~
6・ 終わりに ~閉会 15:45
私はGAでのOSM参加は今回で2回目なので、まだよくわかってはいませんが、毎年参加している人の話では、今回は今までで一番参加者が多いのでは……などと話していた。
会場には約100名~120名ほど集まっていた。
おそらくGAメンバー50名、ギャマノン60名~70名ぐらいのように見えた。昨年もそうだったけれど、GAメンバーよりもギャマノンの人達のパワーをものすごく感じる。中高年のおばはんばっかし。
ある意味宗教チック……というか、猛烈に濃い婦人会みたいな感じだった💧
…………
…………
…………
ミーティングは予定通りに淡々と進行して行きました。
…………
…………
しかし、いかんせん昼食の休憩以外に一息入れるような小休憩はなく、午後の分かち合い(全員参加)では約120名が一人約1分~2分程度の挨拶をするのですがこれが
長い長い(-_-)ハァ
単純計算でも120名×1分=120分
約2時間ですよ!
私と母はたまたま座った席が端っこの方でしたので、挨拶のマイクが回ってきたのが最後から2番目か3番目辺りでした。
それまでの間ずっと、
ギャマノンAさん
『今日は本当にいい会でした。また是非出席したいと思います。』
GAメンバーAさん
『本当に今日は様々な分かち合いを出来て、感動してます。』
ギャマノンBさん
『これからもみなさんと共に…………』
GAメンバーBさん
『いやー、こんな素晴らしいOSMは初めてです。また必ずみなさんと共にこの会場に足を運びたいと思います。』
………Dさん、Fさん、Gさん…………
………
………
(長すぎるので中略)
…………
…………
…………
GAメンバーXさん
『いやー、ホントに素晴らしい。
また次回も………………』
ギャマノンZさん
『うんたらかんたら………
……………うんたら………………』
……………
……………
……………
順番にメンバーの話を聞いておりました。
周りを見渡すと、居眠りしている人💤……
疲れきって下を向いている人………
様々でした。
そして、約1時間半後…………
隣にいた母はあまりのこの時間の長さに、さすがにシビれを切らして苦笑いしておりました。
私もぶっちゃけ言えば、あまりにも優等生的な挨拶の人が多く、
『アナタ方、ホントにそう思っているんですか?自分に不正直になってはいませんか?』
…………と、聞きたくなるような方も中にはいらっしゃいました。
そして、ようやく私の番にマイクが回ってきたので手短に挨拶することに
『GA○○グループのちぃ~暴です。 みなさん今日は遠い所からお越しの方々もいらっしゃるようですが、お疲れさまです。 えーと………さすがにこれだけの長時間でシビれを切らしております母のためにも、私の挨拶はこのぐらいにさせていただきたいと思います。
今日はありがとうございました。』
…………と、手短に挨拶をし、隣にいた母にマイクを渡しました。
すると母は
『こんにちは。
私は初めてこういう会には参加させていただきました○○と申します。』
………とギャマノンメンバーではない母は本名を名乗ったあと、なにを言うのかと思っていると、
『正直に言いますが、こういう会は私はもーたくさんです!疲れました(>_<)』
ここで会場全体がざわつく。
『ざわ、ざわ。。。ざわざわ。』
そのざわつきにも動じず母は話を続けました。
『まぁ、私もアルコール依存症、そしてギャンブル依存症の息子を二人も見てきておりまして、みなさんのお話に共感する部分もあります。
ですが、これからは私は私の人生を一生懸命生きるだけ………
と決めてからは肩の荷が降りたように楽になりました。
(中略)
あとは、息子たちには息子たちの自分自身の人生をしっかりと歩んでもらうだけです。
私の人生ではなく、息子たち自身の人生ですから。自分の人生には、自分たちで責任をとっていってほしいものですね。
もう今日はクタクタなので、早くウチに帰りたいです。』
…………と母は挨拶をしていました。
すると会場からは『ワァ👏👏👏』と笑い声と共に拍手が起こっていました。
この様子を見ながら
『なーんだ、みんなオフクロの感想に賛同してんじゃん。
みんなさぁ……
ここは周りの人達への配慮も大事かもしれないけれど、それ以上に
「自分自身に対して正直に話す場所」
であると思いますがね。』
…………今回のようなミーティングを開き、仲間意識を高めていくフェローシップも大事だとは思うけれど、ギャマノンでもない母のこの言葉は12ステップの本質をついているのでは?……と感じました。
その後、速やかに閉会を迎えました。
時刻を見ると
17時前。
予定終了時刻を約1時間以上も延長。そりゃ疲れますがな。
まぁ、ホテルも予約し、片道5時間近くかけて遠路遥々来ていた方々もいらっしゃいましたが、そういう方々は半分旅行も兼ねて来ていた人達がほとんどでしょう。
そういった人達は、もしかしたら夜通しミーティングをしていたいのかもしれない。
けれど、私にとってはハッキリ言って苦痛にも思えた2時間だった。
閉会。
解散。
その後…………
母と弟と帰り際にファミレスで食事をとりました。
(アボカドサラダ ハンバーグ)
食事をとりながら3人で本日の感想を話し合いましたが、
今回の合同OSMは先程話した自己紹介以外にも、「本来のOSMの主旨を脱線しすぎているのでは?」
ミーティングの本来の姿は「分かち合い」であると私は考えておりますが、「チョットこれは違うんじゃない?」
…………と思う部分が多々あった。
今回のOSM開催に携わった弟、他のGA、ギャマノンのメンバーには敬意をはらいますが、本来の主旨からズレていた部分では私的には残念なOSMになったように感じた。
しかし、母と弟と私……めったに顔を合わせることのない3人が揃い、有意義な時間を過ごせたことには感謝する一日でした。
※これはあくまでも私の主観であり、GA、及びギャマノンを代表するような意見ではありません。