秋篠宮さまの発言は「私たちへの発言と思っていない」と額賀福志郎衆院議長 皇族数確保に関する与野党協議
東京新聞 2025/1/31
衆参両院は皇族数確保に関する与野党協議を再開し、衆院選後初の全体会議を31日、衆院議長公邸で開いた。額賀福志郎衆院議長は会議後の記者会見で、今国会中に一定の結論を目指す考えを明らかにした。
◆「議論の方向性が間違わないようにする」
衆参両院は2024年9月、結婚後の女性皇族の皇族身分保持を認める方向で「おおむね共通認識が得られた」とする中間報告をまとめた。その配偶者や子の身分、皇統に属する男系男子を養子に迎えることを論点として、2、3月に複数回議論する方針も示した。
秋篠宮さまが2024年11月、「皇族は生身の人間」とした上で「宮内庁のしかるべき人たちは、該当する皇族がどういう考えを持っているか理解し、知っておく必要がある」などと発言されたことについて、額賀氏は「私たちに向けた発言とは思っていないが、どんな意味なのか、事実関係を知り、今後の議論の方向性が間違わないようにすることが大切」と述べた。(山口登史)