とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

徒然草 友

2006年05月16日 07時28分19秒 | 読書感想
ネットを読んでいたら、こんな記事があった。驚くなかれ、東京医科歯科大の教
養課程の次回の講義の教授からの予告だった。
徒然草から、医学がいかに大切かに学生をひっぱっていくつもりらしい。ふふふ。
教授も、あの手この手を考えていますね。


「『徒然草』に、「友とするにわろき者、七つあり。一つには高くやんごとなき
人。二つには若き人。三つには病なく身強き人。四つには酒を好む人。五つには
たけく勇める兵(つはもの)。六つには虚言(そらごと)する人。七つには欲深
き人。
よき友、三つあり。一つには物くるる友。二つには医師(くすし)。三つには知
恵ある友。」という章段があります(第117段)。論語に基づいたと考えられ
るこの友人論は、なかなか含蓄が深く、さまざまに読み解かれるでしょう。その
わろき者の三つ目、よき友の二つ目に関わって、作者兼好は、122段でも「人
の才能」を説くに「文と武と医」が大切であると言っており、123段では「人
間の大事」として、衣食住を挙げたのち、「ただし、人皆病あり。病に犯されぬ
れば、その愁ひ忍び難し。医療を忘るべからず」として、結局必要なのは「衣・
食・住・医」の四つであると指摘しています。

既に医の道を志している皆さんにはお馴染みの章段かも知れませんが、兼好にお
ける健康の問題はかなり重要だったようです。 授業では、『徒然草』から、ま
ず医と健康に関する章段を取り上げ、それがこの作品を書くにあたって、いかな
る意味を有していたのかを検討し、その上で、さまざまな話題が展開するこの作
品を新たに読み直してみようと考えています」


★アンデルセン(2)は「「ホメロスの墓のバラ一輪」「眠りの精のオーレ・ルゲイエ」を読みました。どってことない話に思えました。
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