トランプ氏が出廷、無罪を主張
【4月5日 AFP】ドナルド・トランプ（Donald Trump）前米大統領（76）は4日、ニューヨークの裁判所で罪状認否に臨み、全面的に無罪を主張した。トランプ氏は2016年の大統領選前に不倫相手のポルノ俳優に口止め料を支払い、もみ消しを図った疑惑などに絡む34の罪状で起訴されている。
大統領経験者の起訴は米国史上初めて。裁判所には厳重な警備態勢が敷かれ、周辺には多数の報道陣が詰め掛けた。
車で到着したトランプ氏はまず、マンハッタン（Manhattan）地区検察の事務所に出頭し、指紋を採取されたもよう。写真撮影も行われた可能性がある。
トランプ氏はその後、険しい表情で罪状認否のため裁判所へと移動。手錠はかけられていなかった。(c)AFP
3つの事件を隠蔽するための支払いで起訴され、ドナルド・トランプは無罪を主張します
元米国大統領は火曜日にニューヨークの刑事裁判所に出廷した。マンハッタンの検察官によると、彼は2016年の大統領選挙の前に3つの恥ずかしい事件を隠蔽するために一連の支払いを「調整」したとしてニューヨークの裁判所に起訴された。
« 法律は誰にとっても同じです」とアルビン・ブラッグは公聴会後に記者団に語った。「あなたが誰であれ」、「私たちは正常化することはできず、重大な犯罪行為を矮小化しません」と彼は付け加えました。
私たちは、深刻な犯罪行為を矮小化することはできませんし、今後も矮小化しません。
アルビン・ブラッグ、検察官
隠された子供についての情報を持っていると主張したトランプタワーのドアマンは、沈黙を保つために30,000ドルを与えられたと伝えられています。元愛人として自分自身を提示した女性は、慎重にするために150 000 ドルを受け取ったでしょう。最後に、ポルノ女優は、婚外関係の疑いを沈黙させるために 130 000ドルを受け取っただろう、と検察官は声明で詳述した。
これらの告発に直面して、ドナルド・トランプは彼に対する34の告発に対して無罪を主張しました。したがって、彼は1月に始まる可能性のある裁判で裁判にかけられるべきであり、それは間違いなく2024年11月の大統領選挙に重くのしかかるでしょう。
元国家元首の弁護士は、2024年春に裁判を行うことを望んでいます。ドナルド・トランプの弁護士は火曜日、元米国大統領の起訴と戦うことを約束した。「起訴状自体は標準的なテキストです...本当に残念だ」とトッド・ブランシュは記者団に語った。彼によると、ドナルド・トランプは「欲求不満」、「動揺」しているが「決心している」。
「とてもシュールに思える」
この歴史的な日は、前大統領が起訴されたのは初めてであるため、トランプ氏は45分早く到着した。その後、予定時刻、現地時間の午後2時15分に、ジャーナリストが配置されている廊下を渡った後、彼は法廷に入った。
彼はマスコミに話さなかった。前大統領は顔を閉じていて、一言も言わずに入ったと、米国の特派員、ギヨーム・ノーダンは報告しています。
トランプ氏は彼のソーシャルネットワークで事前に話していた。「それはとてもシュールに聞こえます、すごい、彼らは私を止めるつもりです。それがアメリカで起こっているなんて信じられない」と彼は自分のプラットフォームTruth Socialに書いた。
Donald J. Trump@realDonaldTrump
彼の弁護団は当初から、起訴を回避するためにあらゆる法的可能性を模索していると述べてきた。それまで、彼らのクライアントは彼の指紋を採取していましたが、彼は正面と横顔を撮影されていませんでした。
ホワイトハウスの元テナントは、その場で2時間、カメラの前で、司法の支配なしに、ついに法廷を自由に去りました。彼は火曜日遅く、フロリダに戻ったときに話す予定でした。
彼は二度防がれました、そして今彼は犯罪行為で起訴されていますか?それは歴史的です、私はそれが大好きです!
ルポルタージュ:法廷で対面、反トランプと親トランプ
トランプ氏、裁判所で「罪状」に耳傾け 「すごく非現実的な感じ」投稿も
配信
【ニューヨーク＝平田雄介】「すごく非現実的な感じだ」。米国の大統領経験者として初めて起訴されたトランプ前大統領は４日、検察に向かう車中で、こう交流サイトに投稿した。
裁判所では罪状の読み上げに耳を傾け、自らメモを取る場面もあったという。
トランプ氏は４日午後１時１０分ごろ（日本時間５日午前２時１０分ごろ）、ニューヨーク市内の宿泊先から姿を見せた。定番の紺のスーツに赤いネクタイ。厳しい顔つきで、集まった人に無言で拳を突き上げ、黒塗りの車に乗り込んだ。警察のパトカーに先導されて市内の検察施設へ向かった。 トランプ氏は車内から交流サイトに「すごく非現実的な感じだ。米国を再び偉大に」と書き込んだ。
トランプ氏は検察の前で車を降り、集まった人に手を振って建物の中へ入った。
ＡＰ通信によると、検察は通常、犯罪容疑者の情報システムに被告の氏名、年齢、生年月日、身長、体重などを登録し、未解決の余罪がないかを確認する。指紋採取や顔写真の撮影も行う。トランプ氏についても概ね同じ手続きがとられたとみられる。
手続きを終えたトランプ氏は、検察と同じ建物に入る裁判所へ移動した。途中の通路で待ち受けた報道陣の呼びかけには答えず、憮然とした表情で裁判所へ入った。地元紙記者は「かつてなく怒っているように見えた」と伝えた。
裁判所では罪状認否が行われた。トランプ氏の弁護士は報道陣の法廷取材に反対し、裁判所の判断で一部取材が認められた。地元紙によると、トランプ氏は両手を前に組んで座り、テーブルに肘をついて、注意深く、検察官の話を聞き、上着のポケットからペンを取り出して、短く書類に書き留める場面もあった。
３４の重罪に問われたトランプ氏の罪状認否は通常より長い時間がかかったという。トランプ氏は全ての罪状を否認した後、弁護士に促されて座った。
無実を主張したとき以外、ほとんど話さなかったという。 罪状認否を終えたトランプ氏は裁判所を出て、南部フロリダ州の私邸へ戻るため、車で空港に向かった。
検察と裁判所の向かいにある公園では、トランプ氏の支持派と反対派が警察が設置したバリケードを挟んで対立した。トランプ氏の支持派と反対派の怒号が飛び交った。警官は「皆さん、礼儀正しくしましょう」と呼びかけた。
