【ライブ】韓国・尹大統領の身柄を拘束 内乱首謀容疑 現職大統領で初（日テレNEWS LIVE）
高位公職者犯罪捜査処（公捜処）と警察で構成された共助捜査本部が15日、内乱首謀の容疑で尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領に対する逮捕状を執行した。共助本が尹大統領に対する逮捕状の執行を試みてから5時間30分。現職の大統領が捜査機関に逮捕されたのは憲政史上初めて。
尹大統領の乗った車は官邸の外に出て、午前10時53分、京畿道果川（クァチョン）の公捜処庁舎に到着。これに先立ち、公捜処は8日に裁判所から尹大統領に対する2度目の逮捕状の発付を受けていた。
共助本部はこの日、「15日午前10時33分、尹錫悦大統領に対する逮捕状を執行した」と発表。共助本部は同日午前8時頃官邸内に入ったが、尹大統領の弁護団と逮捕状の執行方式をめぐり「合意点」を探るのに長い時間を要した。公捜処は裁判所が発付した逮捕状執行に則った逮捕という立場を明確にしたが、尹大統領側は自主的に出頭という形を取るという意思を固守した。
共助本部はこの日午前5時頃、逮捕状執行のためにソウル龍山区漢南洞（ヨンサング・ハンナムドン）の大統領官邸前に到着した。5時10分頃、逮捕状を提示したが官邸入口に設置されたバリケードは開かず、共助本部と警護処側は2時間以上対峙した。公捜処と警察が逮捕状を提示すると、尹大統領側の弁護団は「不法な令状執行」だと対抗した。
12・3非常戒厳令を宣布した尹大統領は、軍と警察を動員して国会と中央選挙管理委員会の権能を停止させ、国憲紊乱（びんらん）を目的に暴動を起こした内乱首謀者および職権乱用権利行使妨害の容疑を受けている。検察と警察、公捜処がそれぞれ捜査に着手した後、尹大統領の指示で内乱に加担したキム・ヨンヒョン前国防部長官、ヨ・インヒョン国軍防諜司令官、イ・ジヌ首都防衛司令官は、内乱の重要任務従事の疑いなどですでに拘束され、裁判にかけられた状態だ。
ペ・ジヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
逮捕状再執行 尹大統領の弁護団「高位公職者犯罪捜査処が官邸の出入許可公文を偽造」
朝鮮日報 1/15
尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の法律代理人団は15日、「高位公職者犯罪捜査処（公捜処）と警察が官邸出入許可の公文を偽造した」と主張した。
この日、代理人団は記者団に送った声明で「公捜処と警察が大統領官邸出入承認の根拠として提示した首都防衛司令部55警備団部隊長の出入承認公文は、部隊長に圧力をかけて官印を奪取して作った『セルフ承認公文』であることが発覚した」と明かした。
55警備団は、大統領官邸の外郭警備について責任を有する部隊だ。大統領警護処に属し、警護処の指揮に従う。
公捜処は前日、メディア向けの告知で「55警備団から大統領官邸出入許可を受けた」と発表していた。その上で、55警備団長の官印が押された公文を提示した。しかしその後、国防部（省に相当）がこの事実を否定した。国防部は「公捜処に『大統領警護処の出入承認担当部署に追加の出入承認が必要であることをご案内する』という公文を追加で送った」と明かした。
この日、尹大統領の代理人団は「国家捜査本部（国捜本）が55部隊長に『追加で調べることがあるから出頭せよ』と要求し、これを受けて55部隊長は1月14日午後、国捜本に出頭した。しかし、実際に55部隊長に要求したのは追加調査ではなく、官邸出入承認だった」と説明した。
代理人団は「55部隊長が『自分には出入承認の権限がない』と何度も拒否したにもかかわらず、国捜本の捜査官は『官印を持ってこい』と強要し、官印が届くと捜査官は公文を紙に出力してきて自ら官印を押した」「55部隊長は実際の公文の内容が何なのかすら確認できなかった。公捜処が発表した『公文発送後に返信』という主張すら事実ではなかったということ」と暴露した。
イ・ヒョンスン記者
