米西部カリフォルニア州ロサンゼルスや周辺で続く山火事は、14日で発生から1週間となった。強風と空気の乾燥による延焼はなおも広がっており、鎮火のメドは立っていない。死者は少なくとも25人に上ったほか、行方不明者の捜索が続いており、犠牲者がさらに増える可能性がある。
米メディアによると、火災は数カ所で同時多発的に発生した。14日までに計155平方キロ以上を焼き、1万2000棟以上の建物が損壊した。死者はイートン地区で17人、パシフィックパリセーズ地区で8人に上った。両地区では空き巣被害も相次いでおり、夜間外出禁止令が出されている。
画像の分析などから、イートン地区では電線の不具合が、パシフィックパリセーズ地区では昨年末に起きた別の火災が、山火事につながったとの見方が出ている。ただ、明確な原因は不明だ。
15日にかけて予想される強風で、さらに火災が拡大する恐れがある。14日朝時点でも約8万8000人に避難命令が出ており、住居を失った住民の避難生活の支援も課題になっている。火災現場だけでなく、周辺地域でも煙による健康への悪影響が懸念されている。【ワシントン秋山信一】
ロサンゼルスの火災:熱風と強風が炎を煽り続けている
ロサンゼルスは諦めていません:火曜日の夜も熱くて強い風が吹き続け、米国で2番目に大きな都市を1週間にわたって傷つけ、少なくとも25人が死亡した炎をさらに煽っています。
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米国気象局(NWS)は、水曜日の午前3時(東部標準時午前11時)から午後3時(東部標準時午後11時)の間に最大時速110kmの突風が吹くと警告しました。ロサンゼルス郡の一部と隣接するベンチュラ郡は、「特に危険な状況」に置かれています。
ロサンゼルスの火災も参照してください:「風が落ちるまで何もできません」
湿度が非常に低く、植生が非常に乾燥しているため、一部の地域では「火災の超急速な拡大」につながる可能性があると気象学者は警告しており、南カリフォルニアの大部分も警戒態勢に敷かれています。
上方修正された通行料
2つの主要な火災は、高級住宅街のパシフィックパリセーズ地区で9,700ヘクタール、ロサンゼルスのすぐ北にあるアルタデナ市で5,700ヘクタール以上を覆っています。火災の原因を特定するための調査は、時間がかかると警告した連邦当局によって火曜日に開始されました。
進行中の調査
« あなたが答えを求めていることはわかっています、(あなた)はそれに値します。ATFは、調査が完了して徹底的になれば、(答えを)出すだろう」と、爆発物と武器を担当する機関を代表するホセ・メディナは述べた。
何日もの間、犬を連れたチームが廃墟で犠牲者を探しています。月曜日には、ロサンゼルス郡保安官ロバート・ルナによると、1,800軒の家屋が検査されました。「良いニュースは、遺体が見つからなかったことです」と彼は言った。
25人が死亡し、10万人が避難を余儀なくされたカリフォルニア州の火災後の再建には、一部の試算によると500億ドル以上の費用がかかる可能性がある一方で、一部の共和党員は、政治改革に連邦政府の援助を条件付けることを検討しています。
共和党議員にとって、火災による被害は政治的なミスと結びついている。カリフォルニア州当局に責任がある「悪い行動」!共和党の照準では、民主党の州の税制政策は「失敗している」と表現され、水資源の管理と森林維持も同様である。奔放な言説は、主にカリフォルニア州知事が火災の責任があると非難する次期大統領ドナルド・トランプによる最近のコメントによって煽られました。この主張は、雨の少なさと強風が主な原因であると見ている複数の専門家によって否定されています。
ジョー・バイデン大統領はすでに180日間、連邦政府の支援を100%提供すると約束しているにもかかわらず、カリフォルニア州の復興のための援助を政治的変化に条件付けするという考えは、民主党の当局者には受け入れられていない。そのうちの一人、下院議員のルー・コレアは、彼の計算をした:カリフォルニア州は、連邦政府が見返りに受け取るよりもはるかに多くを与えている。その結果、彼は損害が修復されるまで、カリフォルニア州の財政的参加を停止することを提案しています。
Los Angeles Fire LIVE Update | Winds Play Catalyst To California Wildfire | LA Wildfire Live | N18GロサンゼルスファイヤーLIVEアップデート |風はカリフォルニアの山火事の触媒を演じる
The widespread destruction caused by the Eaton and the Palisades fires have led Cal Fire to rank them as the first and second-most destructive fires in Southern California, respectively. The Eaton Fire has taken the position of the most destructive and deadly fire in Southern California history, according to CalFire. The fire has burned over 14,000 acres and 7,000 structures, according to the agency’s count. It has killed 17 people, according to the Los Angeles County Medical Examiner’s office.
イートンとパリセーズの火災によって引き起こされた広範な破壊により、Cal Fireは、それぞれ南カリフォルニアで1番目と2番目に破壊的な火災としてランク付けしました。CalFireによると、イートン火災は南カリフォルニアの歴史の中で最も破壊的で致命的な火災の位置を占めています。同局の集計によると、この火災は14,000エーカー以上と7,000棟の建物を焼失しました。ロサンゼルス郡検死官事務所によると、17人が死亡した。
The Palisades Fire ranks as the second-most destructive fire in Southern California history, with more than 23,000 acres and 5,000 structures burned. The county medical examiner’s office has confirmed the Palisades Fire has killed at least eight people. The previous record for the most deadly and destructive fire in Southern California was the Cedar Fire in October 2003. This fire burned nearly 3,000 structures and killed 15 people in San Diego County..
パリセーズ火災は、南カリフォルニアの歴史の中で2番目に破壊的な火災としてランク付けされており、23,000エーカー以上と5,000の建物が焼失しました。郡の検死官事務所は、パリセーズ火災で少なくとも8人が死亡したことを確認しました。南カリフォルニアで最も致命的で破壊的な火災の以前の記録は、2003年10月のシーダー火災でした。この火災により、サンディエゴ郡で約3,000の建物が焼失し、15人が死亡しました。
「消えたはずの火種が1週間後に…」LA山火事の原因に新説、大晦日の花火から再燃の可能性
港南タイムズ
12日（現地時間）、ワシントン・ポスト（WP）が映像と衛星写真を総合的に分析した結果、今回の山火事の発生地点と元日に消防当局が出動して消火活動を行った地点がほぼ一致していることが判明した。
当局の見解では、今回の山火事は7日午前にパリセイズ地域のサンタモニカ山脈の山腹で最初に煙が確認されたとされているが、6日前の元日にも同様の地域で火災が発生し、消防当局がヘリコプターまで動員して消火活動を行った事例があるという。
衛星写真を見ても、今回の山火事発生から20分後に煙が上がった地点と、1日の火災で焼け跡が残った地点がかなり重なっていることが確認できる。元日の火災は、大晦日から行われていた新年の花火によって引き起こされたと住民らは証言している。当時、火災は消火されたものの、くすぶっていた火種が再燃し、強風に煽られて過去最悪の山火事に発展した可能性を示唆している。
マイケル・ゴルナー米カリフォルニア大学バークレー校（UCバークレー）教授はWPに対し、「火は再燃すると、徐々に燃え広がった後で、急激に燃え上がる。以前の火災の残り火が1週間以内に再燃した可能性は十分にある」と述べた。今回の山火事で被害を受けた住民の一人は、「調査官が来て、大晦日の愚かな人達のせいでこの事態が起きたと話していた」とし、「（新年の）花火を放つ音が聞こえ、元日の午前0時20分ごろに火事が始まった」と語った。
米ロサンゼルスの山火事、政府が3億円の支援を決定
ソニー、山火事支援で500万ドル寄付「ロスはホームグラウンド」 日本政府支援額上回る
産経新聞
ソニーグループは14日、米カリフォルニア州ロサンゼルスや周辺で続く山火事の被災地に500万ドル（約7億8700万円）を寄付すると発表した。日本政府が15日に発表した支援額200万ドル（約3億1500万円）を上回っている。
ソニーグループは映画事業のソニー・ピクチャーズエンタテインメントなどがカリフォルニア州カルバーシティに本社を置いている。寄付は、消防・医療など最前線での緊急対応者や、被災地域での救援活動を支援する団体、従業員支援プログラムに振り分けられるという。
吉田憲一郎会長と十時裕樹社長は連名で「ロサンゼルスは35年以上にわたり、ソニーのエンタテインメント事業にとってのホームグラウンドであり続けてきた。米国各社の責任者と議論の上、ソニーグループとして被災地の復興に向けた支援の在り方を速やかに検討し、実行する」とのコメントを発表した。
ドジャース、レイカーズらロサンゼルスのチームが山火事からの復興支援へ「LA Strong」コレクションを発売
石山修二 Shuji Ishiyama
ロサンゼルスを襲った山火事に対して、スポーツ界は様々な形で支援の手を差し伸べている。
今回、ロサンゼルスに本拠地を置く各チームとFanatics社は、山火事からの救済・復興支援の輪を広げるために、「LA Strong」シャツとフーディーのコラボレーション・ラインを発売した。
今回の取り組みは、LAを象徴するスポーツチームが街の再建を支援するという使命のもとに団結したもので、LAのスポーツチームや大会のロゴをモチーフにしたTシャツとフーディが取り揃えられている。
今回のコレクションの参加チーム、大会は以下の通りとなっている。
- NBA: レイカーズ、クリッパーズ
- MLB: ドジャース、エンゼルス
- NFL: ラムズ、チャージャーズ
- NHL: キングス、ダックス
- MLS: ギャラクシー、ロサンゼルスFC
- WNBA: スパークス
- カレッジ: UCLA、南カリフォルニア大
- オリンピック: 2028年LA大会
- ゴルフ: ロサンゼルス・ゴルフ・クラブ（TGL）、ジェネシス・インビテーショナル（PGA）
- ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ: エンジェルシティFC
「L.A. Strong」コレクションの収益は100%、アメリカ赤十字社とロサンゼルス消防局財団に直接寄付される。これらの組織は、山火事の被災者への救援活動や、地域社会を守るために昼夜を問わず勇敢に活動する消防士を支援する最前線に立っている。
なお送料はかかるが、日本からのオーダーも可能となっている。
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原文：Los Angeles 'LA Strong' gear, where to buy and support wildfire recovery
翻訳・編集：石山修二（スポーティングニュース日本版編集部）
