川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

会話における2者

2024年11月01日 | リーダーシップ・コミュニケーション
会話において、特にビジネス会話においては、以下の2者がいる:

1 自分の価値(バリュー)を上げようとする人
2 相手にとって価値(バリュー)があることを言う人

もちろん、後者の2が望ましいのだが、案外、多くないように思われる。

むしろ多くの方が、1(自分の価値を上げよう)ではないだろうか。

  • 「あ、それ私も知っています」(知識の披露)
  • 「それについては私は別のこんなことも知っています」(同上)
  • 「私もそんな経験をしたことがあります」(経験値の披露)

こんな感じの会話。

ビジネスでは全く意味はない。

ビジネスでは、相手の求めることを言わないと。

私は、特にビジネスでは、頭の良さとは「相手の求めることを過不足なく伝える」能力だと思っている。「過不足なく」には、当然、礼節をわきまえていることも含まれる。

上記の意味で、ほんとうに頭のいい人は案外少ない。私の体感的にも、100人に1人かそれ以下のように思われる。

自戒を込めて。

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