会話において、特にビジネス会話においては、以下の2者がいる:
1 自分の価値(バリュー)を上げようとする人2 相手にとって価値(バリュー)があることを言う人
もちろん、後者の2が望ましいのだが、案外、多くないように思われる。
むしろ多くの方が、1(自分の価値を上げよう)ではないだろうか。
- 「あ、それ私も知っています」(知識の披露)
- 「それについては私は別のこんなことも知っています」(同上)
- 「私もそんな経験をしたことがあります」(経験値の披露)
こんな感じの会話。
ビジネスでは全く意味はない。
ビジネスでは、相手の求めることを言わないと。
私は、特にビジネスでは、頭の良さとは「相手の求めることを過不足なく伝える」能力だと思っている。「過不足なく」には、当然、礼節をわきまえていることも含まれる。
上記の意味で、ほんとうに頭のいい人は案外少ない。私の体感的にも、100人に1人かそれ以下のように思われる。
自戒を込めて。