川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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どんな人間も配偶者の影響を受ける

2024年08月03日 | 男と女
どんな人間も配偶者の影響を受ける。

例えば、弁護士として相続相談を受けたりすると、相続問題のほとんどは、法定相続人(血の繋がった兄弟姉妹)が問題ではなく、その配偶者(血が繋がっていない人)が原因だと分かる。

家庭連合に対して嘘をついているとして強く非難されている小川さゆりや鈴木みらいも、配偶者の影響を受けている。

立派な人間でも、配偶者の誤った考えに、同情的・同調的になっちゃって、考えが歪むことがある。

そんな例はいくつもある。

配偶者との関係が悪いと、家庭の外の仕事のパフォーマンスに影響するから、「配偶者心理に同調する」のは、ある意味、適切な生存戦略。

私だって、家庭では常に妻に平身低頭していますが、これも、妻のご機嫌をとって、私の仕事のパフォーマンスを落とさないため。クライアント様のため。

これって要するに、プチ同調圧力。配偶者からの「自分の意見に同調せよ」との圧力に屈しているということ。配偶者の「心理的影響下」にあるということ。

家庭連合信者の書いた念書について、公序良俗違反から無効と最高裁判所が判断した。

その理由で「念書作成した老婦人は長年家庭連合の心理的影響下にあったから、利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難だった」と判示された。

いやいや。

なにかの「心理的影響下」にある人は、とても多い。どんな人間も配偶者の「心理的影響下」だ。

じゃあそういう既婚者がみな「利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難」なわけではあるまい。

もちろん、既婚者が作成した念書がみな公序良俗違反に反して無効になるわけはない。

今回のこの老婦人念書事件の、「心理的影響下にあると利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難」(だから作成した文書は公序良俗に反して無効)って考えが、広く(宗教界以外にも)広がらないことを願う。



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