障害者の意味。
障害者がいる意味。
障害者の方がこの世に存在する意味。
具体的には、例えばダウン症の方は、おそらく有史以来ずっと、700人に1人くらい、必ず、生まれる。
神はいるのか。
神がいるんだったら、そしてこの世を神が創り出したのなら、なぜ、「700人に1人、必ずダウン症の方を創り出した」のか。
そんな問いかけを考えたことがありませんか。
神が全知全能なら、障害の方は、決して失敗作ではない。
なんらかの、肯定的な意味があって、障害の方が生まれるようなプログラムを創った。そのはずだ。
じゃあ「障害者が生まれる意味」ってなんなのだろう。
- 「世俗的」価値からの隔離
- 「結果」ばかりを求めることへの警鐘
あたりではなかろうか。
障害者の家族は、障害者から多くを与えられている。
私にはその辺を言語化する語彙に豊富ではないが、本稿の読者諸賢なら私が語らずともご存知のはず。
障害者の家族が障害から学ぶことを、神がプログラムされたのではなかろうか。
人生の価値とは。
人間の価値とは。
そんなことを考えるときに、私の頭の隅には、常に、障害者のことがある。
障害者の存在を忘れて、人生の意味とか、人間の価値を論じるのは、片手落ち(←これは差別用語ですかね)だと思う。
それは健常者だけのマスターベーションだ。
健常者にも、障害者にもあてはまるような、真理があるはずだ。