選挙の効果

総選挙の意味

ガラパゴス バリケイト伊東

2019-07-06 07:47:56 | 政治
  最近の日本はガラパゴス的独特の進化をし始めてる。太平洋の孤島にあるガラパゴスでは生物は独特の進化をする。日本は地理的にも島国だ。陸の国境はない。海が国境なのだ。EUみたいに外国ナンバーの車が日本国内を走ってる事はないし、国境を越えて外国からの列車が日本国内を走行する事もない。インターネットで世界とつながってると、いいながら日本は孤立している。日本定住の外国人は全人口の1.8%ぐらいだ。先進国で最低水準だ。日本は観光客を年間、4000万人の外国人を受け入れると言って、外国人には寛大な国に見えるが、定住はさせない。難民申請しても、年間10人ぐらいしか認められない国なのだ。EUやオーストラリア、カナダが受け入れてる外国人に比べれば微々たるものだ。技能実習生を奴隷のように扱ってる。日本人だけで凝り固まった国では、いい意味では独特の文化を熟成させるが、悪い意味では、狭量な独断主義になりやすい。最近、日本はIWCを脱退して、国際世論の大反対の中、商業捕鯨を再開し始めた。韓国に対しても、半導体製造に必要な化学製品を輸出禁止にした。韓国国内での反日運動に対しての対抗措置だ。やたらと日本いい国、すごい国とナショナリズムをあおってるが、外国の骨太のナショナリズムに比べれば、薄くてぺらぺらだ。未だ、鎖国の国なのか。外国人は日本に来て最初に覚える言葉は外人だ。その外人のニューアンスも欧米人とアジア人では少し違う。本来、外人、内人みたいな表現は閉鎖的な日本人の心情を物語ってる。本来、国名を言うべきなのだ。アメリカ人、中国人、フランス人、イギリス人、ロシア人とかだ。外国人をひと固まりで扱うのは、乱暴すぎる。日本は先進国といいながら、その先進性は陰りを見せてる。GDPが世界第3位でも、国民の豊かな実感は乏しい。70%の国民が生活に苦しいのだ。多くの国民が不安におびえてる。幸福度も世界58位では、幸福とは言えないであろう。安部政権になってから、さらにゆがんだナショナリズムが勢いを増してる。在日コーリアンに対してのヘイトスピーチは全然、勢いを失ってない。同調する日本人が多いのだ。他のアジア人に対しても、ヘイトスピーチが広がりそうだ。今のところ、欧米人にはヘイトを向けてない。アメリカ人を追い出せなんていうヘイトは、今の日本では起きてない。欧米人にはコンプレックス、アジア人、アフリカ人には高飛車な態度だ。断っておくが、すべての日本人が、人種、民族差別主義者ではない。今日もガラパゴス化した日本では、独特の価値観、感性、文化が進化してゆく。進化の末に何があるのか。20年後、30年後にわかるだろう。