参院選挙が終わった。東京の空は曇りだ。日本人の心のような天気だ。国政選挙というより日本村の選挙だ。まったく盛り上がらない選挙だ。結果は自民党の勝利だ。野党が弱すぎる。維新が10議席も得るとは、日本の右傾化は進んでる証拠だ。東京と神奈川で議席を得た。年金問題は影響を与えなかった。社会全体が政治に関心を示さない傾向は続く。日本人は、選挙よりお笑い芸人の不祥事のほうに興味があるのだ。この結果を得て、安部は憲法改悪に進むだろう。年内に衆議院解散総選挙もあるかもしれない。今のままなら野党は総選挙でも勝てないであろう。今の日本では、安部の価値観、考え方に共鳴する人間が多いのだ。若者の半数が安部を支持している。世界では若者は権力、権威、体制に逆らうのが普通だ。日本の政治情勢は異常だ。腐った時間が過ぎてゆく。長く続く平和は日本人を去勢化させてしまった。日本を変えさせるのは、日本人ではなく戦争や自然災害の大破壊だ。がれきの中で餓えて初めて日本人は目覚める。すべては虚構だったのだと、わかるだろう。大地震が近づいてる。永遠にあくびが出るような平和は続かない。