日本での人口減少は、驚くようなスピードで進んでいる。年間、約60万人も減っているのだ。政府も岸田総理もかなりあせってるようだ。いろいろと案を出すが、人口減少の歯止めにはならない。子供手当も所得制限なしでやるのはいいが、いくら金を渡すのだ。ひとり月1万円ぐらいのお金では、人口減少に歯止めがかからない。ひとり月10万円の金を渡しても、出生数が上昇する保障はない。日本では、結婚数そのものが少なくなっている。結婚しなくても、子供は生まれるが、いずれにしても年々若者は減り、結婚適齢期の人間が少なくなっている。女性が子供を生める年齢は、16歳から45歳ぐらいまでだ。30年位しかの時間しかない。男は50歳でも十分に子供を作れる能力があるが、50歳男子と子供を生めるのに適する20、30代の女子との出会い、結婚は少ない。結局、結婚、出産の時間的範囲が極端に狭くなってしまう。加えて、人間は、家畜とは違う。男と女を一緒にすれば愛が芽生えて、結婚するほど簡単ではない。人それぞれ好みがあるだろう。年収や、職業、親族との関係など複雑な要素が結婚を難しくする。年間、50万人割れの出生数がすぐ側まで迫っている。さらに年間40万人、30万人しか子供が生まれない時代が迫ってるのだ。日本全体で人口は当分1億人を維持するだろうが、極端に若者が少ないのでは、子供の出産も少なくなる。2040年に1100万人の労働力不足になる予想は、当たっている。2040年でも1億人の人口は維持しているだろうが、60歳以上の高齢者が3分の1を占めるようになるだろう。今もそうだが、幼稚でちゃらくて保守的で政治に関心のない若者ばかりでは、国としての力は頼りない。家族の在り方が変質してゆく。従来の男と女が結婚して生涯供に生活するやり方が絶対的にいいのか。多様な結婚の形態があってもいい。LGBT問題になるが、同性婚もあるだろうし、60歳以上の老婚もあるかもしれない。結論として日本では、今後人口は増えない。増やそうとするのでなく、少なくなる人口でやりくりするしかない。どうしても増やそうとするなら、移民を大幅に入れるしかない。多くの日本人は、外国人が大量に移住する事には抵抗があるようだが、労働力不足で社会が回らなくなる現実を前にして、日本人の価値観を大幅に変えなければいけない。そうしないと日本国はほんとうに滅んでしまう。