選挙の効果

総選挙の意味

総理は忠犬ハチ公 バリケイト伊東

2023-01-16 10:57:12 | 政治

 岸田総理がアメリカを訪問した。最近のバイデン大統領は、いつも気難しい顔をしているが、一緒に並んだ写真のバイデン大統領は満面の笑みだ。日本政府は、5年間で総額43兆円の防衛費の増額を決めた。岸田総理は、それを手土産に訪米した。最初からアメリカが求めていたのだ。岸田総理の忠犬ハチ公ぶりにはアメリカも大満足であろう。バイデン大統領は、思い通リになったから満面の笑みなのだ。日本では、さほど強い反対は起きなかった。防衛費の増額には、厳しい目が必要だ。野党は、もっと厳しく追及すべきなのに追及しない。国民も政治には関心がない。簡単に43兆円もの防衛費増額が決まってしまう日本の政治は異常だ。国を敵国から守らなければいけないのは当然だが、国会内でしっかり議論すべきなのだ。今の国際情勢で、日本が永遠に平和が続く保証はない。日本に対して攻撃をしかけてくる国と言えば、ロシア、中国、北朝鮮だろう。肉食の権力者達に立ち向かうには、相当知恵もいるし、力もいる。増強した防衛費のほとんどがアメリカの最新兵器の購入に使われる。在日米軍の維持費も多額な費用が掛かっている。43兆円ものお金は、どこから捻出するのだ。結局、増税だ。さらに福祉予算を減らしたりしてやりくりするのだ。増税にいい顔をする国民は少ない。国を守るためという美名のために、巨額の負担を国民に強いるのは避けなければいけない。今の日本は、戦前の雰囲気に似てきている。お上の言うことには、黙って従っていればいいのだという従属意識はおかしい。反対する人間は非国民扱いか。日本は、民主主義の国のはずだ。国民が政府、権力者を監視するのが民主主義だ。今の日本では、政府、国家が国民を監視し始めている。岸田総理みたいなお坊ちゃまが総理でいられるのも、国民が政治に対して関心がないからだ。権力は暴走するのだ。国民が政治に対して強い関心を示さないと、日本は簡単に戦争に巻き込まれるぞ。国家防衛とは、軍需産業や利権団体が巨額な利益を得る道具になってしまう恐れは常にある。国を侵略から守らなければいけないのは当然の事だが、予算や戦略の立て方には、民主主義的プロセスを経なければいけない。総理の一存で国家の重要政策が決められてはいけない。岸田総理は、国民に対して忠犬ハチ公にならなければいけない。総理は最近、聞く耳を持たなくなっている。