狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

錦秋のみぎり。

2010年10月19日 22時11分28秒 | 季節の御挨拶





 本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
 最高気温は、二十四度。
 最低気温は、十五度でありました。
 小春日和の麗らかな季節。
 秋色いよいよ濃くなりますこの頃。
 皆様ご清祥のこととお喜び申し上げます。
 秋の実の色づく頃となりました。
 お元気でいらっしゃいますか?
 収穫の秋を迎えて美味しいものをついつい食べ過ぎてませんか?
 行楽に、読書に、スポーツに、すばらしい季節でございます。
 どうか皆様、実り多い秋を過ごされますよう御祈り申し上げます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『白檀の刑』/莫言

2010年10月19日 21時31分41秒 | 小説・本に関する日記







 昨日の夜は、莫言の小説『白檀の刑』を読んでおりました。
 現代中国の小説家の小説は、私、お初でありますよ。

 物語は、清朝末期の山東省高密県が舞台。
 主要人物は五人。
 ドイツ人の鉄道敷設現場を襲撃し、捕らえられた男。
 その男を捕らえた役人。
 捕らえられた男の娘で尚且つ男を捕らえた役人の愛人。
 男の娘の夫。
 娘の夫の父親で清朝の元主席処刑人。

 捕らえられた男は見せしめのために、未曾有の極刑である「白檀の刑」で処刑されることになる。


 一人称で主要人物の五人の心情が語られた後、三人称で物語が進む。
 物語は、時系列順ではなく過去に遡ったりまた戻ってきたり、視点もくるくる変わって状況が混乱している様を描き出す。
 どうしようもない悲劇で中国の歴史的事実をもふまえた芝居仕立ての物語。
 お、面白い……。

 今迄、現代中国の作家の作品は、ノーマークでありましたよ。
 こんなに面白い作品を書く作家がいるとは思ってもいませんでした。

 莫言の他の作品も読んでみることにします。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする