狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『燃えよ剣』/司馬遼太郎

2011年04月03日 20時52分01秒 | 小説・本に関する日記







 昨日の夜は司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』を読み返しておりました。



 司馬遼太郎先生の小説や山岡荘八先生の小説や吉川英治先生の小説は幼い頃に読みまくって影響を受けすぎて、思考が硬直化しそうな気がして「このままではいかん!」と暫らく読まずに封印していた時期があった。
 最近、久々に司馬遼太郎先生や山岡荘八先生や吉川英治先生の物語を読んだりしている。
 ようやく司馬遼太郎先生や山岡荘八先生や吉川英治先生の物語を純粋に楽しめるようになった……のかもしんない?

 でも読む前に気合は入れた。
 そうしないと司馬遼太郎先生の世界観に飲み込まれそうで怖いからだ。



 『燃えよ剣』は、新選組副長土方歳三を主人公にした物語。
 格調高い文章。う、美しい。

 新撰組は結成当初の目的から隊の存在意義が二転三転して、でもその間、隊の存続が第一義で主導権を巡って内ゲバを繰り返すので、新撰組の物語を読むと「仲間内で殺し合いをしている場合か。こら~」って気分になる。でも『燃えよ剣』ではぐいぐいとその物語に引き込まれてしまう。す、凄いっす。

 でも私はしぶとい人間のほうが好きだな、と思ったりする。
 滅びの美学の話は物語としては面白いけど、でも私はずるくしぶとくでも人には迷惑をかけずに生き延びる人のお話のほうが好きだ。
 燃え尽きちゃったらその後は何も出来なくなるではないかと思ったりする。
 でもそれは私の趣味の問題か……。


 私のようなものが書くまでもなく、文句なく面白いです。
 お勧めでありますよ。


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錨草(イカリソウ)その3。

2011年04月03日 19時44分44秒 | お花に関する日記








 本日の倉敷は曇ったり晴れたりしていました。
 最高気温は十三度。最低気温は六度でありましたよ。
 明日の倉敷は晴れるみたいっす。でも朝は気温が下がるかも。



 上の写真に写っているお花は、「錨草(イカリソウ)」です。
 錨草のお花に関しては、2009年3月30日の記事2010年3月26日の記事も宜しかったら御覧下さいませ。
 一昨年の錨草のお花と去年の錨草のお花です。

 錨草の花言葉は、「あなたを放さない」ですよ。





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