狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『山猫の夏』/船戸与一

2011年04月05日 20時43分06秒 | 小説・本に関する日記







 昨日の夜は船戸与一の小説『山猫の夏』を読み返しておりました。
 先日本屋さんで買った本達は今は本棚の中で熟成中。でも早く読まなきゃ。腐っちゃうかも。

 『山猫の夏』は「ロミオとジュリエット」に圧倒的な存在感を持つ悪漢を放り込んだお話、と思わせておいて黒澤明監督の「用心棒」でありました。

 舞台はブラジルの東北部の町エルクウ。法律よりも町の暗黙の了解が優先される町。
 町の二つの有力者の家は長年に渡って対立していて殺し合いが絶えない。
 町は二つの家のどちらに付くかで真っ二つに分かれている。危うい均衡状態。
 そんな町の二つの有力者の家の一人息子と長女が駆け落ちをする。
 そこへ『山猫(オセロット)』と名乗る男が町に現れた。
 辛うじて保たれていた均衡が『山猫』によって崩れていく……。


 冒険活劇です。
 登場人物は男も女もずるくて汚くて醜くて残酷でどうしようもない連中ばかり。
 殺人が日常的に行われている町で住民は感覚が狂ってる。
 蒸せ返る汗と血の匂いが漂うピカレスクロマン。 
 でも読後感は爽やかなのです。


 面白いですよ。
 傑作です。

 
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外に出して写真を撮ってみた。

2011年04月05日 19時43分07秒 | その他の日記










 本日の倉敷は晴れていました。快晴でありました。
 最高気温は十七度。最低気温は一度でありました。
 明日も倉敷は予報では晴れとなっておりますよ。



 私は、当ブログを『(勤め先の)店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ』と銘打っているのですが、お花のアップの写真は掲載しているものの生け花全体の写真を掲載していなくて、「看板倒れだなぁ。申し訳無いなぁ」と常々思っていたりするのです。

 生け花全体を写真に写そうとするのは私の写真の腕では難しくて、上手く撮・れ・な・い~。
 室内で写真を撮ろうとしていたのが間違いの元だったのかも? と思って外に出して写真を撮ってみた。

 う~む。
 天気の良い日に外で写真を撮るのは光量が多いので楽なんだけど、でも生け花の写真を外で撮るのは何だか……間違っているかも……??

 お店のホームページの作成は現在頓挫中なんだけど、その理由の一つに「紹介用の写真が上手く撮れない」というのがあって(他にも理由はある)、器とか生け花とかを上手く写真に撮れるようになりたいんだけど……。
 難しいっす。


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