昨日の夜は、映画『善き人』のDVDを観ていました。
1930年代。ナチスが政権を取ったドイツ。
主人公のジョン・ハルダーはベルリンの大学で講師をしている家族思いの平凡な男。
彼は焚書を行うナチスを否定的に思っていた。
しかし、彼が過去に書いた小説をヒトラーが気に入ったことからナチスに入党しなくてはならなくなってしまう。
それは親友のユダヤ人精神科医・モーリスを裏切る行為だった……。
監督は、ヴィセンテ・アモリン。
原作は、C・P・テイラー。
出演者は、ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザックス、ジョディ・ウィッテカー、スティーヴン・マッキントッシュ、マーク・ストロング、ジェマ・ジョーンズなど。
多分、このようなことはあの時代にどこの国にもあったんだろうなぁ。
そして敗者となった国の者は事情など考慮されずに裁かれていったのだろうなぁ。
しかし利用されたとか知らなかったは通用しない。
ラストシーンで主人公は自分が何をしたのか現実を突き付けられて終わる。
現代でも似たような事柄はたくさんあります。
私ならどうしただろう? と考え込まされるお話でありました。