狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

紅葉の種。

2013年05月24日 23時06分33秒 | お花に関する日記



 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は十五度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。

 上の写真に写っているのは、紅葉の種だそうです。
 初めて見ました。否、本当は見ているはずなのですが気が付いていませんでした。
 紅葉の葉の先のほうが赤くなっているなぁ。変だなぁ。と思って近づいてみると竹とんぼみたいなのが付いていました。
 調べてみると紅葉の種だそうです。
 ってことは花が咲いたはずなのですがそれには気が付きませんでした。
 無念です。
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『見晴らしのいい密室』/小林泰三

2013年05月24日 18時49分07秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、小林泰三の短編小説集『見晴らしのいい密室』を読んでいました。
 「見晴らしのいい密室」・「目を擦る女」・「探偵助手」・「忘却の侵略」・「未公開実験」・「囚人の両刀論法」・「予め決定されている明日」の7つの短編が収録されています。

 「見晴らしのいい密室」は本格ミステリと見せかけて……。このオチは読む人によって怒るか喜ぶか分かれるだろうなぁ。禁断の〇〇オチである(〇〇の部分は伏字とさせていただきました)。大胆。
 「目を擦る女」はホラーテイストなんだけど考えようによっては読む人の現実感を揺さぶる怖さのホラーです。こんなお話は好きです。
 「探偵助手」は少し考え込んでしまいました。最初は「だから何?」と思っていたのです。すぐに気が付かなかった。探偵助手が〇〇とは。orz。不覚でした。気が付くと可愛らしいお話。
 「忘却の侵略」は論理詰めで考えて行動する主人公が面白い。
 「未公開実験」は下らなくて面白いSF。オチが決まってる。このお話も「では我々の世界は?」と考えたら少し怖いお話。
 「囚人の両刀論法」は「利他的か利己的か」・「協調か裏切りか」をテーマにしたスケールの大きなお話。
 「予め決定されている明日」は電子計算機が存在しない世界にいる者が電子計算機が存在する世界にコンタクトを取ろうとするお話。

 仮想か? 現実か? 
 夢か? 現か? 
 そんなお話でまとめられていた短編集でありました。
 面白かったですよ。
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