狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

啓翁桜(ケイオウサクラ)その4。

2015年03月05日 17時42分27秒 | お花に関する日記




 本日3月5日は、聖武天皇が国分寺・国分尼寺建立の詔を出した日で、空海が嵯峨天皇から東寺を下賜された日で、ボストン虐殺事件が起こった日で、徳川慶喜が江戸城無血開城に伴い江戸城を出て上野寛永寺に移った日で、ハワイ国王カラカウアが来日した日で、治安維持法に反対していた山本宣治・元衆議院議員が右翼団体・七生義団の黒田保久二により刺殺された日で、團琢磨が日本橋の三井本館前で血盟団員により射殺された日で、国家社会主義ドイツ労働者党・ナチスと国家人民党の与党が国会議員の過半数を獲得した日で、ソ連の最高指導者ヨシフ・スターリンの重体(実際は同日死亡)の報道により軍需株を中心に世界中の株式市場が暴落した日で、日本赤十字社、日中友好協会、日本平和連絡会と中国紅十字会が北京で日本人居留民帰国問題に関する共同コミュニケ・北京協定を発表して中国大陸からの引揚げが再開された日で、日本SF作家クラブが発足した日で、巫女の日で、珊瑚の日です。

 本日の倉敷は曇りでありました。
 最高気温は九度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 上の写真に写っているお花は、「啓翁桜(ケイオウサクラ)」です。
 啓翁桜のお花に関しては、2014年3月16日の記事2013年3月14日の記事2010年2月22日の記事2009年3月9日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2014年と2013年と2010年と2009年の啓翁桜のお花の記事です。



 啓翁桜のお花の花言葉は、「純潔」あるいは「淡泊」あるいは「精神の美」です。


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『電脳コイル』DVD第9巻

2015年03月05日 11時22分32秒 | 映画・ドラマに関する日記






天沢勇子の言葉によると、人と人をつなぐ道は、細く途切れ易いそうです。










 昨日の夜は、アニメーション『電脳コイル』のDVD第9巻を観ていました。

 電脳と呼ばれる技術が一般に普及している近未来。
 電脳メガネと呼ばれるメガネ型のパーソナルコンピューターが世界に普及していて電脳世界を現実世界に重ねて表示して操作できるようになっている。

 小学6年生の小此木優子(ヤサコ)は、金沢市から大黒市に引っ越してきた。
 大黒市は、古い神社がたくさんある古都であると同時に最新の電脳設備を備える特別行政区。
 市内には古い電脳空間がたくさん残っていて電脳に関する奇妙な事件が多発していてメタバグと呼ばれる役に立つ電脳物質が取れる。
 電脳絡みのオカルトじみた様々な都市伝説が流行している……。

 ヤサコは幼い頃の奇妙な記憶を持っている。
 「4423」と名乗る不思議な男の子と神社のような所で出会って……。


 第24話「メガネを捨てる子供たち」、第25話「金沢市はざま交差点」、そして最終話の第26話「ヤサコとイサコ」が収められていて、この第9巻が最終巻となります。


 最新技術に対する大人達の(正論ではあるけど)過剰な反応のお話と「現実とは何か?」や「手に触れることが出来るモノだけが現実か?」と言うお話を挟んで、生身と電脳体が分離して「あっちの世界」に行ってしまったイサコをこちらに連れ戻すお話。

 怒涛のラスト3話です。
 第8巻でシリアスモード全開となりましたが第8巻で出てきた「4423」の正体をさらに第9巻でひっくり返す。
 う~む。すごいすごい。

 このお話は、物語の最初から「大事なことなのだけれども思い出せない記憶」というものがたくさん出てきます。
 自分の都合の良いことは覚えているけど都合の悪いことは忘れている。人とはそうしたものだということを描いているのかな? と思っていたけど、成程、この記憶についての描写はラスト3話に繋がっていたのですね。

 イサコを救い出すことで自分も救われるヤサコ。


 素晴らしい作品でありました。
 面白かったですよ。
 お勧めです。

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