菫（スミレ）その７。

　本日３月１７日は、ムンダの戦いでユリウス・カエサルが元老院派の軍を破った日で、クライシュ族率いるメッカとムハンマドを受け入れたメディナがバドルで激突したバドルの戦いがあった日で、イングランド王エドワード３世が長男エドワード黒太子のためにコーンウォール公を創設した日で、フランスの帝政移行でイタリア共和国で大統領ナポレオン・ボナパルトがイタリア王として即位してイタリア王国に移行した日で、サルデーニャ王ヴィットーリオ・エマヌエーレ２世がイタリア王国の成立を宣言した日で、愛国社第四大会で愛国社を改称して国会期成同盟が成立した日で、ベネルクス３国とイギリス・フランスの間でＮＡＴＯの前身となるブリュッセル条約が調印された日で、インドのジャワハルラール・ネルー首相が米ソどちらの陣営に属さない非同盟外交の声明を発した日で、カリフォルニア大学バークレー校のグレン・シーボーグらが９８番元素の合成に成功したと発表した日で、「『ポタラ宮やダライ・ラマ１４世を爆撃する』と脅した中国共産党人民解放軍がダライ・ラマ１４世を誘拐する」という噂が広がって人々が宮殿を取り囲んだチベット蜂起でダライラマ1４世テンジン・ギャツォがチベットからインドへ逃れた日（この出来事で約８６０００人のチベット人が中国人民軍に殺されたとされている）で、ブエノスアイレスのイスラエル大使館で自爆テロ（２９人死亡）があった日で、アメリカ大統領ジョージ・Ｗ・ブッシュによるイラク大統領サッダーム・フセインへの最後通牒演説が行われた日です。

　本日も倉敷は晴れていましたよ。
　最高気温は十八度。最低気温は六度でありました。
　明日は予報では倉敷は曇りのち雨となっております。


　上の写真に写っているお花は、菫（スミレ）です。

　菫のお花に関しては、２０１４年３月２７日の記事や２０１３年４月１０日の記事や２０１２年４月２２日の記事や２０１１年４月２８日の記事や２０１０年４月１２日の記事や２００９年４月１０日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
　２０１４年と２０１３年と２０１２年と２０１１年と２０１０年と２００９年の菫のお花の記事です。


　菫のお花の花言葉は、「誠実」ですよ。

『フォート・サガン ―サハラ、そして愛―』

　昨日の夜は、映画『フォート・サガン ―サハラ、そして愛―』のＤＶＤを観ていました。

　１９１１年。
　フランス第三共和国時代のフランス領アルジェリアの首都アルジェが舞台。
　陸軍中尉シャルル・サガンは遊牧民の部隊を率いて戦闘訓練に励む毎日を送っていた。
　名門サンティレット家の令嬢マドレーヌから秋波を送られていたが、身分違いで彼女の想いに応えることができない。
　ある日、サガンにサハラ砂漠への出動命令が下る。
　上司であるドブルイユ大佐と共に辺境の地タマンラセトに赴いて、離脱した現地の有力な族長達を再びフランス側に引き戻すのが任務となる。
　やっとのことでワティーニの砦に辿りつくが、大佐はサガンに休むひまも与えずメカラ探索のため新しいラクダの準備を命じる……。

　監督は、アラン・コルノー。
　出演者は、ジェラール・ドパルデュー、ソフィー・マルソー、カトリーヌ・ドヌーブ、フィリップ・ノワレ、ミシェル・デュショーソワ、など。

　３時間の大作で、豪華出演陣のスペクタクルロマン。
　なのだけれども……。


　登場人物達をどう描きたいのか？ この点が理解できなくて私には焦点が合いませんでした。
　例えば、二人の女の間で揺れ動く男のお話であったり捨て駒にされた男のお話であったり英雄に仕立て上げられた男の悲哀を描いたお話であったり窮地で立派な行動をした男のお話であったりするなら焦点が合いやすいのですが、何処にも焦点があっていないようで戸惑いましたよ。
　勿論、人間とは様々な面を有しているというのは分かるのですが、この映画の登場人物達は理解しづらいなぁ。上手く描けていないだけなのではないかと思ってしまいます。全部ごっちゃ混ぜにして散漫になってしまい登場人物達に感情移入しにくくなっている、ような気がします。
　ラスト前の場面で主人公が以前に付き合っていた女性と再会するシーンは、観ていて反発する人は多いのではないかなぁ？ この映画を観ている人があの場面の主人公のセリフに同意できるような描写があるならＯＫなのですが、そんな描写はないし。う～む。


　サハラ砂漠を映した画は素晴らしかったです。
　でもなぁ。お話が……。orz。
　分かりにくいお話ではないのですが、理解しづらい。う～む？
　昨夜は、首を捻って唸っておりました。
　う～む？