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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

「こわれ者の祭典」依存症を考えよう、無事に終了!

2023-12-24 23:42:20 | Weblog




12/24(土)、新潟市総合福祉会館で「こわれ者の祭典」が開催され、スタッフとして参加してきました。
まさかの朝9時集合で、起きられるか心配だったのですが、なんとか間に合ったので、僕の中ではその時点で成功みたいなものです。

「こわれ者の代表」の月乃光司さん、Kaccoさん、木林おずさん、昨年から「こわれ者の祭典」を主催するようになったColorful mapの中村優美さん、そしてスタッフの皆さんと一緒に、会場に土足で上がれるようにシートを敷き、椅子を並べ、ステージを出し、照明や音響のセッティングをして、受付を作る。
いつも時間がギリギリになる「こわれ者の祭典」とは思えないくらい、無事にリハーサルも終了し、予定通り開場。





しかし、唯一の心配は、開場時間になっても司会の江口歩さんが来ないではないか!
と思ったら、開演15分前に登場して、リハーサルもなしに司会の松井弘恵さんと二人で前説を始める江口さん…この人は本当に凄いのか何なのか…





ちなみに開演前に、昨年に続きスタッフとして特に音響周りをかなり支えてくれたGUNさんによる歌も披露。
ちなみにGUNさん、「いや俺、本当はアーティストだから」とのこと。





開演すると「こわれ者の祭典」恒例の、月乃光司さん、Kaccoさん、木林おずさんが、紙袋を被って登場。
さらに主催者であるColorful mapの中村優美さんと、今回のゲストである上越市のさいがた医療センターの佐久間寛之さんも登場。





今回は「依存症を考えよう」というテーマだったので、前半のトークでは、それぞれが依存症の体験談、そこから回復したきっかけ、そして会場の皆さんへのメッセージを語る、という内容。
依存症の患者をたくさん診ていて詳しい佐久間さんが、それぞれの依存症について解説していくという、ナイスゲストでした。

月乃光司さんは若い頃はアルコール依存症でしたが、自助グループで仲間ができたことで回復したとのこと。
そして今は悪い依存じゃなくていい依存をしようということで、プロレスラーの安納サオリさんを推しているそうです。

Kaccoさんは若い頃は過食症でしたが、絵を描くなどの創作をしていたら、そこで出会った人から個性の大切さを知ったとのこと。
大事なことは好きなことを見つけて続けることと語りました。

木林おずさんは、結婚して奥さんと子供ができた時は家族のために頑張っていたが、離婚したら本当にノイローゼになってしまったそうで、家族に依存していた自分に気付いたとのこと。
しかし、色々なものに依存するのではなく、好きなものをたくさん持つことが大事で、今では漫画や音楽などの創作に打ち込んでいるそうです。

そして中村優美さんは、若い頃は拒食症になって体重が減ったり、さらにアルコール依存にもなっていたが、自助グループの集団療法で仲間と出会えたとのこと。
依存症の時は自分を否定していたが、自分を認められるようになったことで、希望を持つことができたと語っていました。

佐久間先生は、「天才バカボン」のように「これでいいのだ」という気持ちが大事、依存症も自分に必要なことだったと認めるのが大切だと語りました。
そこに月乃さんが「傷を舐め合うということですね」と言うと、江口さんに「そんな言い方するなよ」と突っ込まれつつも、佐久間先生は「そうですよ、傷を舐め合っても生きて行くのが大事です」とのことでした。





後半はライブコーナーで、まずは木林おずさん、「アイドル」の替え歌やクリスマスのこわれ者を歌った自作曲を弾き語りしていました。





Kaccoさんは自作の悩める人の物語を朗読していました。





月乃光司さんは自身の体験談を朗読して、アルコール依存症だった時の酒瓶を振って拍手を煽り、さらに取材に入っていたNHKのカメラにも絶叫していました。





最後は中村優美さんが木林おずさんのギターに合わせて自作の曲を歌うという、本当にいいライブでした!





最後は、月乃光司さんが中村優美さんにこわれ者メンバーになってくださいと頼むのですが、ここは台本でもどうなるか分からないと書いてあって、完全にアドリブ。





すると中村さん、なんとステージ上でこわれ者に加入が決定!





というわけで新たな仲間も増えた「こわれ者の祭典」、今年も無事に終了!





最後は、新メンバーの中村優美さんが中心となって、病気だよ全員集合!





皆さんお疲れ様でした!





ちなみに、僕は今年もステージの転換、マイクスタンドや譜面台を出し入れするスタッフをしていたのですが、今回スタッフで入ってくれたGUNさんとマジシャンショータさんは主に音響周りを支えてくれて本当に助かりました。
帰り際にGUNさんが「俺も停戦を願ってるよ!」と言ってくれたのも嬉しかったです。



それから、終了後にはお客さんを交えた交流会もあったのですが、そこで月乃さんの提案で人前で何か出し物をしたい人は自由にやっていいことになって、歌ったり一発ギャグをやっている方がいて、こういう誰も否定せずに笑える空間っていいなあと思いました。
そして僕は、持ち曲である「女郎蜘蛛」を初めてこんなに大勢の前で歌ったのであった…楽しかった!皆さんありがとうございました!






そんな感じで、朝から晩まで「こわれ者の祭典」のスタッフを頑張ったので、終わったら新潟市総合福祉会館の目の前の朝日湯へ行って疲れを癒してきました。
熱いお湯も、ラジウム鉱石を使ったラジウム(ラドン)温泉もめちゃくちゃ気持ち良くて疲れが取れました!

多分これが今年最後の銭湯。
来年もいいお湯を!





GUNさんから別れ際に「俺も停戦を願ってるよ!」と言われて、毎日の地道は発信はちゃんと意味があるんだなと思ったんですよね。
というわけで、「こわれ者の祭典」の帰りに、クリスマスイブの新潟駅で少しだけスタンディングをしてきました。

クリスマス帰りや朱鷺メッセのRAMPAGEのライブ帰りみたいな人がたくさんいました。
思春期くらいの少年達がナイス!と声をかけてくれて、悪ノリかもしれないけど見てもらえて嬉しかったよ。





この日は日曜日でしたが、クリスマスイブなのでいつものカレーではなく、シチューを食べました。





そして、母がケーキも買って来てくれていました。



そんな感じでとても幸せな充実した一日でした。
来年こそは世界が平和になりますようにと願います。
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