トラウマを乗り越えて絶望の時代を生き抜け。

1/20(水)、今日も古町の喫茶店に作業をしに行ったのですが、またしてもNEXT21の展望台に行ってきました。
冬の新潟でこれは「晴れ」です。







何かが降臨しそうな夕焼けも撮れました。
（展望台のある階のイベントの準備中のレストランに誰もいないところを見計らって勝手に侵入してこの写真を撮ったことは、内緒にしておいてください）





ところで、古町の喫茶店に行くついでに、ソープ街の昭和新道を散歩してみたところ、今まで「バニーコレクション」という名前だったソープが…





なんと、「全力！乙女坂46」という時代に便乗した名前に変わっていたではないか！
風俗には完全に無縁の人生だけど、ちず屋やギャラリー蔵で「ちひろdeアート」を開催したり、他にも好きな喫茶店がある関係で古町5番町にはよく行くので、昭和新道のソープの名前や変遷に詳しくなりがちなんですよね…





ところでこの日、「月刊おはなし図鑑」の相方のよしこと話したのですが、よしこの知り合いで顕正会に入信していたことがある人をトークイベントに呼ぼうとしたら「炎上するから」という理由で断られました。
そりゃそうだ！呼ぼうと思っていた俺がどうかしていた！

一昔前のサブカルの悪ノリというか、面白がってはいけないものもこの世にはあるということは、うっかりしていると時々忘れてしまったりするので、気を付けたいと思いますね。
でも、面白がるんじゃなくて、ああいう宗教とかビジネスの勧誘はヤバいという話は真面目にどこかでしたいという気持ちはあるんですが…どうなんでしょうかね！



10年前、震災の直後、松本で高校の先輩に再会し、お茶に誘われたら知らない男性がいて、その人からヤバいビジネスの勧誘を受けた、ということがあったんです。
その人は、「震災で自分の身は自分で守る必要があると分かったと思います。どんな仕事も当てにならない。これからは自分で自分の仕事を作り出す時代。だからこそ…」みたいなもっともらしい理由で悪徳ビジネスの勧誘を受けて、わりと本気で騙されそうになったんですよ。

僕、それまで絶対に自分は騙されないと思ってたんだけど、それはあくまで頭でそう思っていただけで、普通に先輩に会うだけだと思っていた、まったく心の準備をしていない時に、いきなり勧誘をされると、なんていうか頭の対応が追い付かなかったんですよね。
しかも、彼らはやっぱり手口が巧妙だから、本当に信じそうな自分がいて、思い出す度に怖くなるし軽くトラウマです。

一緒に行った先輩は「頭に革命が起きた」と言ってビジネスに加わったそうで、あれ以来会っていないんだけど、多分洗脳されたんだと思います。
これから先、コロナ禍という時代の混乱に乗じてこういう奴らが現れないことを願います。

でも、Twitterだけ見ても、フェイクやらヘイトスピーチやらがたくさん出回っているところを見ると、やっぱりこういう時代には悪い奴らが湧くんでしょうね。
個人的に、例えば堀江貴文がNHKから国民を守る党と組んだりしているのを見ていると、こういう奴らには騙されてはいけないと思うし、政治家でも実業家でもインフルエンサーでも、う上から目線で人を支配しようとする人達に対する拒否反応がとにかくすごいです。

これもきっと10年前にヤバいビジネスの勧誘を受けたことが今でもトラウマだし、それをその場で断れなかった自分に対して「自分は騙されやすい」という自覚が今でもあって、だから自分を騙そうとしてきそうな人間に対する恐怖とか警戒心とかが人より強いんでしょうね…
そう考えると、ああいう体験をしておけて良かったのかも知れません…というか、あの時騙されてなくて本当に良かった！