2/19(火)、『アクアマン』を観て来ました。
予告編はこんな感じです。
アクアマンは、DCコミックスのヒーローで、2017~2018年にかけて公開された『ジャスティス・リーグ』にも登場していて、今回はそのスピンオフ的な位置づけといった感じです。
アメコミ映画は、マーベル・コミックス、特に『アベンジャーズ』などのMCUのシリーズが世界的に大ヒットしているけど、対するDCコミックも「ジャスティス・リーグ」によってかなり成長したと思っていて、そこに来ての『アクアマン』がまたしても大ヒットというわけで、アメコミヒーロー映画というジャンル全体が活気づいているんだなあと実感しますね。
さて、この『アクアマン』、どんな話かと言うと、伝説の大陸アトランティスの女王と人間の男性との間に生まれた主人公が、海のヒーロー、アクアマンとなり、アトランティスの戦争を止めるために活躍するという物語です。
英雄誕生譚であり、ファンタジーであり、冒険活劇であり、アクションであり、政治劇でもあり、さらには怪獣(海獣?)まで登場してくれるという、もう本当に色んな面白さが詰め込まれた最高の映画でした。2時間以上と長めだけど飽きずに最後まで楽しむことが出来ましたね。
印象的だったのが、単に勧善懲悪的な敵を倒すためではなく、争いを止めるため、民を守るために戦える者こそが真の王になれる、という物語になっていたことで、これは王道の英雄誕生譚でありながらも現代的なヒーロー像でもあったと思いました。
ストレートにカッコ良かったです。カッコいいんだけどチャーミングさもあるヒーロー像になっていて、このあたり、「ソー」とか「バーフバリ」にも通じる、最新テクノロジーで生まれた現代の伝説、神話みたいな映画だなあと思いました。
素晴らしかったのが海底の世界の描写で、巨大なタツノオトシゴみたいな海の馬みたいな生物に乗った兵隊とか、半魚人とか、とにかくデザインの一つ一つが本当に美しくて素晴らしかったです。
宇宙人のデザインだとやっぱり「スター・ウォーズ」が最強だと僕は思っているのですが、それに匹敵するくらいのものを今度は海底で表現したんだなという、海底ファンタジー描写が最高でした。
ところで、ジェームズ・ワン監督って『ソウ』『死霊館』などホラー映画をずっと撮ってきた監督なんですよね。
ホラー映画って世間からちょっと下に見られてる部分もあるのかなあとも思うんですが、ホラーこそ実力ある監督じゃないと撮れないと僕は思っていて、そんな監督が世界的に大ヒットしているアメコミ映画に起用されるなんて夢のある話だなあと思いました。