舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

【チヒロブルースがBLUESを宣伝!】 BLUES Vol.04 『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』 (9/5~6)

2015-09-06 16:00:00 | ちひろのお知らせ
松本のダンシエンゲキ集団『BLUES』の最新作が、いよいよ9月5日、6日の土日に迫って来ました!
ので、そう言えばちゃんとこのブログで宣伝していなかったことを直前に思い出しまして、ブログにて宣伝させていただきます!



えっと、「そもそもBLUESって何?」という状態でこのブログを開いてしまった方のために一応解説しておきますと、BLUESとは2008年から松本で活動している演劇集団です。
男子だけで構成される演劇集団で、主にギャグ演劇とコントを上演しています。

詳しいことは公式サイトをご覧ください。
BLUES official site



で、僕は2009年~2011年まで松本で演劇をしていたことがあり、その時に所属して一緒に活動していましたし、今でも所属しています。
今では新潟に住んでいるので役者として出演はほぼ出来ませんが、公演のたびに松本に行って、スタッフをするという形で関わっております。

たまに、ゲスト出演させてもらうこともありますが、今回の「鉄壁の鉄壁の鉄壁の」では、完全にスタッフとしての参加となります。
そのために、公演前日の9月4日(金)の午後から公演翌日の6日(月)までを休みにして、前日の仕込みから本番のスタッフからバラシ、打ち上げまで参加できる万全の体勢で、松本に向かおうと思っております。



出演するわけではないので、今回の『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の内容に関して、僕はまったく知らされておりません。(BLUESなのに!)
その分、僕も本番が楽しみでもあるわけですが、そんな感じでまったく内容を知らない僕がせっかくブログで宣伝するわけですから、今回のBLUES『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の見どころを、内容をまったく知らない僕なりに書いてみようと思います!



…と思ったのですが、あまりに長い文章になりそうなので、ひとまずBLUES『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の公演情報をご覧ください。
(ちひろが語るBLUES『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の魅力は、ブログの後半で)



――――――――――――





BLUES Vol.05
「鉄壁の鉄壁の鉄壁の」

作 田中もと 演出 大澤健太


「出演」
おもケン、レイ、そうめい、ニコチン、コウヘイ
ゲスト 笠井智(劇団山脈)

「日時」
 2015
 9/5(土) 13:00~ 16:00~ 19:00~
 9/6(日) 13:00~ 16:00~
 (※開場は開演の30分前です)

「料金」
 一般 前売 1000円 当日 1500円
 学生 前売  500円 当日 1000円

「会場」
 松本市信濃ギャラリー(〒390-0874 長野県松本市大手4丁目7−7)



「あらすじ」

 ― 外界の大洪水よりも我が家の水漏れ 
   戦争よりも目の前の将棋盤  放射能より部屋にこもった放屁の始末 
                        食料不足より今日のおやつ - 

 シェルターのような世間と完全に隔絶された空間で生活を送る一人の〝男〟。
 建物内には〝男〟の他にも数人の人々が住んでいるようで
 〝男〟の前に現れては軽い雑談や遊びに興じている。
 だが彼らはまるで分担しているかのようにそれぞれが〝男〟に対し基本的に同じ接触しかしない。
 〝男〟はそんな生活に疑問を抱くこともなくただ連綿と過ごしていた。
 外の世界ではあちこちで大変なことが起きているらしい。
 ひょっとしたら無事なのはこの空間だけなのかもしれない。
 そうした状況に危機感を覚えることもなく、なによりこの空間以外の世界を知らない〝男〟。

そんな中、シェルター内に今まであったことのない少年が現れるようになる・・・。



「ご予約方法」

 (メール予約)
 blues_idol_info@yahoo.co.jp まで  お名前 観劇希望のステージ 人数(一般or学生)をご記入のうえ
ご連絡ください。

 (電話予約)
 090-4398-1134(制作) までお電話ください。

 (※各回25席と 少なめのお席です。お早目のご予約をお勧めさせていただいております。)



BLUES 2015年 新たな挑戦!
鬼才 田中もと BLUES加入後 第1作目。
            エンタメ不条理劇 開幕。




 

チラシの大きい画像はこちら。

公式サイト
BLUES official site



――――――――――――



以上、BLUES『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の詳細でした。
という訳で、ここからは僕なりに作品の見どころを長々と書いていこうと思います!

その前に、そもそもBLUESってやっぱりすごく面白いなーって思うので、その気持ちをまず書いてみたいと思います。
身内だから好きっていう気持ちはもちろん非常に大きいですが、それを差し引いても、やっぱりBLUESは本当に素晴らしい集団だなと、ここ何年か新潟から松本に見に行っているBLUESを見て思います。

僕が松本に住んでいた時のBLUESと比べてもすごく成長していると思います。
一言で言うと、BLUESはどんどん純粋になっている。

そもそもBLUESって別にプロの演劇集団じゃないし、特別な演劇教育を受けたメンバーがいるわけでもない、要するに、演劇が好きで集まって活動しているってだけの、ごくごく普通のアマチュアの集団です。
なので、BLUESがどうやって活動していくべきか、みたいなことは、BLUESが結成されてからの数年間、あれこれ試行錯誤しながらここまで活動してきました。

しかし、最近のBLUESを見ていると、もうあんまり悩んでいない気がするんです。
悩まないというか、余計な心配をしなくなった、やりたいこと、好きなことだけに集中して、活動しているようになってきたと。

具体的に言うと、BLUESのメンバーが面白いと思った演劇やコントなどを、ただ好きなように、自由にやるようになってきたなと。
要するにBLUESって、BLUESのメンバーがやりたいことをただやっているだけという、ただそれだけの団体で、それが今まで以上に際立ってきたなって思います。

もちろん、演劇を作る上で何も悩まないということもないでしょうが、そういうものにとらわれて好きな演劇に集中できなくなったり、自分達が今何をやりたいのかが分からなくなってしまったりということは、ほとんどなくなってきたように思います。
好きなことややりたいことだけに純粋に取り組む、というのは誰も話題にすらしない当たり前すぎることという気もしますが、そういう純粋さって、表現者として一番大切なことだと、僕は思うんですよね…(ここですごいドヤ顔)

と、なんか長々と真面目なことを書いてきましたが、一番素晴らしいと思うのは、そんな純粋な気持ちで取り組んで作った演劇の内容が、本当に心底下らないギャグだったりすることです。
これだけ頑張ってこんなに下らないギャグをするのかよ!BLUESのやりたかったことって結局これなのかよ!本当にバカだ!っていう、本当に清々しいバカだなーと思います。

先程BLUESは成長しているって書きましたけど、このバカさだけは、本当に何年間も一貫しているなって思います。
だからこそ、僕は本当にBLUESが好きだし、BLUESは面白いなあと思う訳です。

(これ、BLUESの前回作「ピコピコ電脳家族」の宣伝文に僕が書いたことともちょっと一致する内容ですね。
 「【チヒロブルースがBLUESを宣伝!】 BLUES Vol.03 「ピコピコ電脳家族」 (4/25,26)」)



という訳で、僕はBLUESの公演は毎回楽しみだし、もちろん今回の『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』もとても楽しみですね!
…と、すでに相当長い文章になってしまったのですが、ここまでは前置きなので、ここからようやく『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の僕なりの見どころについて、書いていこうと思います!(内容知らないけど)

『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』の見どころを語る上で、まずこの話題を避けるわけにはいかないというのは…そう!
作 田中もと!

そもそも、田中もとくんとはどういう人物かと言うと、そもそも彼は信州大学の劇団山脈の劇団員で、役者や、作家、演出家として活動しています。
そんな田中もとくんとBLUESの最初のかかわりは、昨年、2014年の5月に、田中もとくんがBLUESに書き下ろして上演された「バキュラ未来系」です。

もともとBLUES代表のおもケンは田中もとくんの作る演劇がすごく好きで、さらに田中もとくんもBLUESが好きだったということで、意気投合して生まれた作品らしいです。
BLUESがオリジナル作品や既成作品ではなく、BLUES以外の作家からの書き下ろしというのは、これが初めてのことでした。

もちろん僕も『バキュラ未来系』観ていますけど、本当に面白かったです。
おもケンが、「こんなシュールで不条理な作品を書ける田中もとくんの才能はすごい」って言っていた通り、よくこんな話思いつくな!っていう田中もとくんの個性が全開の作品でした。

そんな「どう見ても田中もとの作品」としか言いようがない強烈な作家性が全開の演劇であると同時に、「どう見てもBLUESの作品」としか言いようがない、BLUESの魅力がぎっしり詰まった作品にもなっていました。
作家の個性と団体の個性、そのどちらもがまったく妥協することなく全開でありながら、両方が衝突したり矛盾することなく、絶妙に作用し合って面白さを生み出すという、本当に「バキュラ未来系」は素晴らしい作品だったと思います。

BLUESの魅力を的確にとらえ、それを自分なりに表現する、という田中もとくんの鋭い視点に感動するとともに、BLUESに対する強い愛を感じました。
どういう事かと言うと、「バキュラ未来系」に溢れていたBLUESの面白さって、要するに「田中もとくんが好きなBLUESの面白さ」でもあるわけです。

だから、BLUESが本来持っている面白さに加えて、その面白さを客観的な視点からとらえる田中もとフィルターを通すことで、魅力がより強調されて伝わってくるというか。
さらに、そこから田中もとくんがBLUESを好きで書いているんだという気持ちも伝わってくるという、二重、三重の構造の面白さがあり、より感動が倍増するわけです。

さらに、BLUESと田中もとくんの関わりと言うと、先日「ピカデリーショートミュージアム」に参加した「照り焼きプリン」という団体の作・演出が田中もとくんで、出演者の中にBLUESのそうめいとコウヘイがいました。
これも僕観て来たんですけど、構成とか言葉選びやギャグのセンスとか、すごく面白かったです。

そこで、田中もとくんの戯曲はすごくいいなーって思ったのが、そこに「どうです?すごいでしょう?」っていういやらしさというか、作家のドヤ顔が見えてしまう部分が全然感じられないんですよね。
だから「面白い演劇ですごいと思われたい」とかじゃなくて、「単純に面白い演劇が作りたい」だけなんだなこの人は、って思って、そこがすごく良かったです。

要するに、田中もとくんも、すごく純粋な人だと思うんですよ、純粋に面白い演劇がやりたいだけという。
だから、そういう意味で、田中もとくんとBLUESは相性がいいと思うんですよ。



…とか思っていたら、なんと、田中もとくんがこの度、BLUESのサポートメンバーとしてくわわることになったと!BLUESにようこそ田中もとくん!
そして、BLUESに田中もとくんが加わって最初の記念すべき作品が、この『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』であると!

さらに、昨年の『バキュラ未来系』の出演者は、おもケン、そうめい、ニコチン、コウヘイの4人だけだったんですが、今回はおもケン、レイ、そうめい、ニコチン、コウヘイ、さらにBLUESによくゲスト出演してくれる劇団山脈の笠井智くんも出る!
こいつは見逃せないぜ!



という訳で、めちゃくちゃ長い紹介文になってしまいましたが、BLUES『鉄壁の鉄壁の鉄壁の』、非常に楽しみです。
僕もスタッフとして、会場でお待ちしております。







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