7月30日(火)、31日(水)の二日間にかけて、チェルフィッチュ「女優の魂」という演劇をりゅーとぴあで行っています。
チェルフィッチュとは、岡田利規さんという方が主催されている演劇ユニットで、新潟で公演をするのは初めてだそうです。
僕は数日前にチケットを予約したところ、30日の回は満席ということで、31日のチケットを予約しました。
ですが、りゅーとぴあの方から、31日のチケットを提示すれば30日のアフタートークだけなら見に行ってもいいという情報を聞き、7月30日にりゅーとぴあに行って来ました。
公演は19時30分からで、上演時間は40分間。
20時10分に終演し、アフタートークは20時20分からとのことでした。
会場は懐かしのりゅーとぴあスタジオB。
(3月に「お勝手の姫」で出演させていただいた会場です)
会場に到着すると、そこには会場の外で待機する、りゅーとぴあ職員ヤス・オカダの姿が!
ヤス・オカダ「同じTシャツじゃん!」
そう、この日は昨年の、第二回新潟演劇祭のTシャツを着て行った俺であったが、偶然にもヤス・オカダとペアルックに!
周りのりゅーとぴあ職員の皆様からも、まさかの爆笑が!
しばらく待つと、「女優の魂」は終わったらしく、会場からお客さんたちが出て来ました。
するとその中に、こわれ者の祭典代表の月乃光司さんの姿が!
俺「月乃さん、どうもお久し振りです。この前は劇見に来ていただいてありがとうございました」
月乃さん「いえいえ、面白かったです」
俺「ありがとうざいます」
月乃さん「今日見に来てたんですね」
俺「いや、僕は明日見るんですけど、今日はアフタートークだけ見られるってので見に来たんです」
月乃さん「そうだったんですか…
…じゃあ今から劇の内容、全部話しましょうか」
月乃さん、突然ネタバレをを!?
月乃さんのネタバレ攻撃を華麗にかわし、会場へ入る俺。(はい、ここからようやく本題です)
アフタートークは、りゅーとぴあの今尾さんの司会のもと、チェルフィッチュの岡田利規さんと、Noism芸術監督・金森穣さんのトークが行われました。
金森さんは、この日の公演をまさに見ていたとのことです。
もちろん会場は許可のない撮影禁止だったので、この写真はFacebookのチェルフィッチュ公式ページから無断で転載しました。
怒られたらどうしよう!
ええ、今日の公演を見る方もいると思う(というか俺がそう)ので、ネタバレしない程度にトークの内容を書いて行きます。
(というか、俺は公演は見ていないのでネタバレしようにも出来ない)
今尾さん「金森さん、この『女優の魂』という公演をご覧になってどうでしたか?」
金森さん「(なんか内容に触れてるっぽいかったので省略)…とても面白かったです」
岡田さん「安心しました!いきなりつまらないって言われたらどうしようかと…」
岡田さん、突然の自虐発言だ!
そして会場にまさかの笑いが…!
その後も、お二人のトークは続く。
本編は見ていないので何とも言えませんが、印象的だったのはこんな内容でした(うろ覚えなので、間違ってたらゴメンなさい)
金森さん「こうやって普通にただ舞台の上でバミリも普通に見えてる状態を、そのまま見せてるのにちゃんと作品として成立させてしまえるのはすごいですよね。セットは後ろの壁くらいで、壁にも普通にシミとかがあったりしますけど…」
岡田さん「いや、それはシミがあったからセットに使ってみたんですけどね…」
ここで再び笑いが!
岡田さん、面白い方だ…
岡田さん「ただ、舞台を作るとなると、必ず会場によって何らかの制限があるんですけど、それは季語みたいなものだと思うんですよ。俳句は季語という制限があることで、表現が自由になる気がするんです。それと同じように、舞台も制限がある中で創っていくことで、すごく自由になれると思うんですよね」
という、岡田さんの言葉が、この日のトークでも一番印象に残りました。
新潟で初公演だという、チェルフィッチュ主催の岡田利規さんと、りゅーとぴあのカンパニーNoism芸術監督・金森穣さんというお二人の貴重なトークを聞くことが出来て本当に良かったなあと思います。
最後に、今尾さんから「こういうりゅーとぴあの活動は、皆様のご協力によって支えられています」とご挨拶されていました。
本当に、新潟に県外で活躍されている方々の舞台をこうして見られるのは本当にありがたいことだと思うし、こういう活動を少しでも多くの人に知ってもらいたいと思う、チヒロ27の夏でした。
そんな訳で、本日7月31日の19時30分からの、チェルフィッチュ「女優の魂」が楽しみです。
これを書き終わってしばらくしたら出発します。