舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

津川・麒麟山に登って、また一つ大人の階段を登ったぜ…

2024-11-16 21:17:39 | Weblog


11/16(土)、磐越西線で津川駅まで行き、狐の嫁入りで有名な津川の麒麟山に行ってきました。
麒麟山には去年、子供の時以来30年以上ぶりに行ってみたのですが、30分くらいで気軽に登れて楽しかったので、今年も是非来たいと思いました。

しかも今年は紅葉の季節に来られたし、この日は天気も良くて絶好の行楽日和。
津川駅までの車窓から、どんどん山が深まるにつれて、やっぱり新潟市の町中の公園よりも山の方がきれいに紅葉するなあと思いました。





津川駅を出て麒麟橋を渡りながら、右を見ると津川漕艇所が見える。
僕は高校時代にはボート部だったので、津川には試合でよく来ていました。

とはいえ、ボート部時代はまったく結果を出せずに失敗、挫折ばかりだったので、決して自分にとって美しい思い出ではありませんでした。
しかし最近、ちょうど「がんばっていきまっしょい」のアニメ映画を観て、せっかくなので原作小説も買って、津川までの電車の中で読んでいたのです。

不器用でもボートに打ち込む主人公を見ていたらかつての自分を思い出して、もしかしたらカッコ悪い過去もそんなに悪い思い出でもないのかもしれないな…などと高校を卒業して20年経って、やっと当時の思い出を受け止められるようになったのです。
そのタイミングで、そんな思い出の津川に来られて、本当に感慨深かったです。





と、そんなボート部時代の思い出と向き合いつつ、左側を見るとこれから登る麒麟山が見える。
津川駅から麒麟山まで歩くと、津川は豊かな自然と歴史を大切にしているすごくいい町だなあと思います。

よく見ると古い町並みを残したまま、狐をはじめとする動物たちの像が町の至るところにあるのも好きなところです。
せっかくなので、僕が発見した動物の像を紹介していきます。









津川駅のホームにオコジョ、改札の前にキツネ、そして駅の前には狐の嫁入り。







商店街の狐の嫁入り屋敷の入り口には、狐の嫁入りと麒麟山の石像。







そして狐の嫁入り屋敷の前の広場には、狐の嫁入り行列の石像と、「きつねの嫁入り」という歌詞の石碑。
















さらに、津川の商店街を抜けてから、麒麟山に向かう「狐の嫁入りロード」にも、たくさんの石像が。





阿賀野川の支流、常浪川にかかる城山橋を渡ると、いよいよ麒麟山が目の前に。





登り口から見上げてみると、かなり紅葉がきれいに色付いていました。





「金上稲荷神社」の鳥居をくぐって、いざ麒麟山へ。





途中、展望台の近くには麒麟山城址碑があり、実は歴史のある山でもあります。





その少し先は鳥居と金上稲荷神社があるという、神聖な山でもあります。





その先は木々が深まった山道、そして途中から険しい岩の急斜面になっていくのですが、尾根に出ると一気に景色が開けます。
今まで通って来た、阿賀野川と麒麟橋、津川の町が一望できるばかりか、磐越西線まで見える…と思ったら、SLばんえつ物語が汽笛を鳴らして煙を吐き出して走ってきました。



こうして無事に山頂に到着。





山頂から景色を眺めると、阿賀野川の上流の方に向かって、SLばんえつ物語が煙を吐きながら走って行くのが見えました。





麒麟山の向こう側の城山までは、かつては縦走できたのが、今では危険だからと禁止されているという。





そして、先程通って来た、阿賀野川の支流の常浪川と城山橋、麒麟山の登り口の駐車場、川原で遊ぶ子供の声がここまで聞こえた。



山頂でお弁当のおにぎりを食べて、のんびり景色を眺めて下山してきました。
ちょうど紅葉の季節に、しかも天気のいい日に行けたので、景色も楽しめて本当に気持ち良かったです。





そして麒麟山からの帰り道、今回の旅のもう一つの目的である、津川の古い商店街にある「奥阿賀コンビリー」というパン屋さんへ。
というのも、僕が通っている地域活動支援センターではくるみの実を殻から取り出す作業をしているのですが、そのくるみの実を使っているのがこのお店なのです。





店員さんに話すと、なんとくるみパンは人気らしく、最後の一個を購入。
嗚呼、これが俺が作業したくるみ…実際に食べてみると、よくある菓子パンの甘さとは違って、くるみや小麦といった素材の優しい味がしました。

そしてコーヒーも、コーヒー豆の苦みが深いコクとなり、本当に美味しかった。
古い民家を改装したようなわりと新しいお店だったのですが、かなり人気のお店みたいでしたね(あと店先で野菜も売っていた)。





そのあと、帰りの電車まで1時間以上あったので、少し歩いて清川高原保養センターで津川温泉に入ってきました。
ここも高校時代にボートの試合前によく泊まりに来た場所だな…もしかしたら津川に来たのは、自分の後悔している黒歴史をいい思い出で更新する作業がしたかったのかもしれません。





温泉は気持ち良かったのですが、一番びっくりしたのはそこまでの道路で野生のサルの群れと遭遇したこと。
山は一味違うぜ…ワイルドだろう?



というわけで色んな意味で思い出満載だった津川日帰り旅行でした。
楽しかった!また来ます!
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