舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

某は村崎十郎と申す浪人である!排卵日!

2012-10-29 20:52:45 | Weblog
村崎十郎の話。







まつもと演劇祭に参加していた、幻想劇場◎経帷子。
写真は、そこに出演していたズバットさんです。



僕はズバットさんとは三年半前に大江戸狂想曲という舞台で始めて共演しました。
その中で、ズバットさんが演じていたのが、村崎十郎というキャラクター。

その舞台は時代劇で、村崎十郎は浪人、そして僕は敵の用心棒の役で、ズバットさんと殺陣のシーンもありました。
そんなこともあって、村崎十郎は僕にとって思い出に残るキャラクターだったのですが…



あれ以来、村崎十郎は脚本家の新谷さんに異様に気に入られ、次々と使い回されることに。
新谷さんの自主制作映画『村崎十郎、走る』はシリーズ化され、もはやズバットさんと言えば村崎十郎と言っても過言ではないレベルに。



そんなズバットさんが、村崎十郎以外での活躍を見せていたのが、経帷子。
一昨年、去年の演劇祭ではかなり美味しい主役を熱演していました。

そんな訳で、今年の経帷子でズバットさんはどんな役をするのだろうか…
などと考えたりしながら、経帷子『箱庭迷宮』を観劇していました。



すると、そこに登場したのは村崎十郎役のズバットさん。
…ってオーーーーーーイ!

村崎十郎、どんだけ使い回されてんだよ!
ついに経帷子にまで…



『箱庭迷宮』は、恋人との暮らしに悩む女性の前に次々と幻覚が現われるというシュールな作品で、村崎十郎はその幻覚の一人。
しかも女性に向かって子作りについて熱く語り「排卵日!」を連発するという、完全なギャグ&下ネタ要員に!



村崎十郎よ、一体どこへ向かうのか…
因みに観劇した堀内さんからは、



堀内さん「村崎十郎、必要だったかなあ…」



と言う辛口コメント!
確かに言えてる!



しかしですね、僕が経帷子さんの舞台で好きだなあと思うことは、代表の廣田さんが心から演劇を楽しんでいるのが伝わってくること。
時に挿入される悪ふざけってくらいのギャグとか、本番と本番の合間に飲酒しちゃう廣田さんとか、そういうの全部ひっくるめて楽しんでる感じ。

廣田さん、村崎十郎が楽しくなっちゃったかな…?
とかなんか色々想像すると、村崎十郎の登場にツッコミを入れつつ、ちょっと嬉しくなる自分がいました。

なんやかんやで、村崎十郎を演じてるズバットさんはノリノリだしね。
演出家や役者が楽しんでいる舞台は、やっぱり見ていて気持ちいいと思います。



で、因みにこの写真は演劇祭二日目、27日のズバットさん。
経帷子の本番後に、なんと村崎十郎のまま違う公演を見に行っていたのでした。

目立ち過ぎだ!
と言いつつ、役者が役の格好のまま違う公演を見に行くのは、まつもと演劇祭で毎年見られる光景。

かつて白塗りのまま見に行ってた役者さんもいたしね。
色んな意味で、演劇祭ってすごいイベントです。







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