羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

〇〇妻 完

2015-03-19 20:33:46 | 日記
過労から回復し、晴れて籍を入れ、亡くなった夫との不和を気に病んでいた正純の母とも和解し、結婚式を挙げることになったひかりは正純とウェディングドレスを選びに行った。ひかりのドレス姿に感動した正純は初めてみた本当の笑顔のひかりの写真を一枚撮った。「6年間一緒に居てもできなかったことをたくさんやろう」正純はひかりに語った。
しかし、ごく普通の街中に突然不良達が現れ注意した正純がボコボコにされてしまった! ひかりは不良の武器を奪い「あたしは本当に人を殺したことあるから!」と大暴れして不良を追い払った! だが、不良の一人が去り際に「死ね!」と飛び蹴りを喰らわしてきた! 階段を転げ落ちる正純とひかり。ひかりは正純を庇いながら落ち、頭部を強打して流血した!!
ひかりの意識は戻らない。正純の姉も泣き、もう一人の姉実結も書いているひかり達をモチーフにした小説は「ハッピーエンドに決まってるんだから」と泣いた。
板垣の男気? でゲストとしてもう一度番組に出ることになった正純。病院のベッドのひかりに母千春が寄り添う中、番組は始まり、ひかりは意識を取り戻した! 「ずっと見てますから」電話でひかりはそう伝えた。
番組で事件の概要を堅く述べた正純に、ふいに風谷がひかりのことを含めさらに突っ込んだ質問をしてきた。察した正純は妻への思いを述べ、社会の不幸を「想像力が無い」と断じ、人を愛し続けることを説いた。
『スーツは、あたしが選んであげないとダメね。』放送後亡くなったひかりが遺したメモは以前のような鋭い批評や助言ではなく、妻としての平易な言葉だった。
・・・題材的に現実の事件の影響が強く、それが登場人物を上回ってしまったのかもね。

寄生獣~セイの格率~ 1

2015-03-19 20:33:36 | 日記
そろそろ死ぬのは自分の番じゃないか? とまで思った新一は変に気楽な気持ちで夜の山中を歩いていたが、後藤を見付けてしまった! 後藤は眠っている! 人の姿はしていない。新一は後藤の中でミギーが生きているのかも知れないと一瞬期待したが、直ぐに打ち消し、背後から近づいたが後藤の一部に気付かれた! 鉈で一撃入れるが「クソ、ダメかッ!」新一は鉈も失い、一旦逃げ出した!
ミギーがいない為、逆に探知できない後藤の首筋に新一は樹上から木の槍を打ち込もうとした! だがさっきの鉈が邪魔で狙いがズレた!! その場から弾かれる新一。
「小僧、この前は尻尾を切った蜥蜴のように無様に逃げたはずだが?」「人間の姿でいるよりその方がよっぽど似合ってる!」「ここでは人間の形をしている必要は無い。空気もいいし、気分もいいからしばらく過ごしてみたが、少々退屈していたところだ」「おい、ミギー! いないのか!!」訴える新一。「生憎だが、ここには俺『一人』だ」「よくもミギーを!!」ミギーは殺された思った新一は『素手』で後藤に殴り掛かった!
当然まるで効かない。「お前の『戦い』は何だかさっぱりわからん。人間同士の殴り合いというのを見たことはあるが、あんなモノは」後藤は触手を拳の形に変え新一を殴り飛ばした!! 木々の枝を突き破り凄まじい勢いで吹っ飛ばされる新一。
件の産廃投棄現場まで飛ばされ吐血した! (こんな所で死ぬのかよ)後藤は眼前に迫った。「つまらんな、まるで『戦い』にならん。田村玲子となら面白い『戦い』ができたかもしれんが」後藤の言葉に「彼は『か弱い』仲間の一人」と田村が言っていたことを新一は思い出していた。
     2に続く

寄生獣~セイの格率~ 2

2015-03-19 20:33:24 | 日記
(『か弱い?』 どこが『か弱い?』)新一は必死で考えた。美津代「多くのことを考えて」という言葉。「負けっこない」という村野の言葉。市庁舎戦で一度見た、後藤の体の『傷』! (あの血は、何だ? ひょっとして、アレが鎧の隙間?)
ふと見ると手元に錆びた金棒があった。(こんな棒なんかで、そもそも後藤のスピードに敵うのか?)後藤は近付いていた。(ほとんど可能性0じゃないか。でもやらなけりゃ、確実な0だ!)新一は金棒を後藤の脇腹に突き刺した! (入った?)さらに蹴りで棒を深く突き刺し、「やったぁ!」新一は林に逃げた!!
しかし過労とダメージで新一の足は止まった。(限界だ。でも上出来だよ)それでも新一が満足していると、後藤が近くに突っ込んできた! 「ヴァアアッ!!」唸る後藤。新一を殺しに掛かるが突然後藤の体が震え出した! 「誰だ? 三木か? 後にしろ!」後藤は触手を伸ばし新一の『右側』から斬り掛かった!! その時!
失った新一の右腕の先の部分に残ったミギーの一部が触手を受け、触手越しに肉塊を後藤から引き剥がし新一の右手と一体化した! 「や。」肉塊は挨拶してきた! ミギーだッ!!! 「馬鹿な、なぜ逆らう?」苦しむ後藤。「ミギー」感動する新一を尻目にミギーは冷静だった。「凄い綱引きだな」後藤を観察する。
「倒す、お前を今すぐ!」「無駄だ」後藤の攻撃を軽く防ぐミギー。「『移動』する際、重要器官を幾つか引きちぎった」体が異様に脈打ち絶叫する後藤! 「何が起こっているんだ?」ついていけない新一。「統率者以外の寄生細胞達が本能的に逃げたがっている」「何でいきなり?」「ん? 君だろ? ヤツに毒物をネジ込んだの?」
     3に続く
     

寄生獣~セイの格率~ 3

2015-03-19 20:33:15 | 日記
「キサマごときに! 許さんぞ!!」暴れる寄生細胞達を力付くで押さえ付ける後藤! 「凄まじい怒りだ。ヤツの怒りの正体。それは脳を奪わなかった私には存在しない感情。『この種を喰い殺せ』その感情が寄り集まり増幅し、戦いを求め続ける戦闘マシーンが完成した。しかし、それももはや」ミギーは狙い済まし、突進してきた後藤の体を切り裂いた! 即座に後藤の体は破裂した!!
新一達は『鉈』を拾いに行った。「綱引きの綱に切れ込みを入れるだけで、全身が弾けた。体内に毒物が埋め込まれるまで完全な一匹の生命体だった」「お前もアイツの奴隷だったのか?」「実はそれはとても心地かったんだよ」意外な感想を述べるミギー。「俺は、お前が死んだと思ってどれだけ悲しい思いをしたか」「あ、そう」『鉈』は回収した。
後藤に刺した金棒には産廃の毒が付着していたのだった。「ようするに人間様には敵わんってことさ」ミギーはあっさりしたものだった。
それでも後藤は生きていた。再生しようとしている! ミギーの見立てでは復活の可能性は『五分五分』。ミギーは止めを新一に任せた。「あまり苛めるな」田村の言葉が過り、(誰が決める? 命の目方を誰が決めてくれる?)新一は「天に任せる」と後藤を見逃すことにして去ろうとした。
そんな新一にミギーは「地球は泣きも笑いもしない。地球の最初の生命体は煮えた硫化水素の中で生まれたそうだ」と言った。
「俺は、ちっぽけな一匹の人間だ」引き返した新一は『鉈』で後藤に止めを刺した。早朝、『鉈』を美津代の家の外に置いて返した新一は、街へと帰って行った。
・・・ハンター×ハンターはこれに違う解答を試みたワケだ。