羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ユリ熊嵐 完

2015-03-31 20:27:22 | 日記
全話通して途中までは大混乱だったが、最後は綺麗に纏められた、シャバダバドゥッ☆
死者は死者のまま、罪は罪のまま、狂ったディストピアの住人達は狂ったままだが、そこから全てを振り切って『脱出』することで救済されていく姿は潔く、美しいと言ってもいいんじゃないの? 復活すべくして復活したクマリアが純花の姿をとって『承認』するのもビューティーだった。またあのような世界に1度クマリアが砕け散って変革を促したのだとしたら合点がいく。
最初からもう少し整理された状態で話が進んでいればもっと違った反響だったのかもしれない。純花降臨、熊化した紅羽と銀子が処刑前にデフォルメ姿で並んで笑ってる図、棄てられたゲスゲスを見付けるモブお下げ、どれも美しかった。みんな代償を払った結果ね。

純潔のマリア 完

2015-03-31 20:27:13 | 日記
マリアに助太刀に来るビブ、エドウィナ、魔女組合のメンバー達。マリアは戦うつもりは無かったが他の魔女達はミカエルと激しく交戦した! 無残に敗れる魔女達。しかしエゼキエルまでマリアを庇い、天の福音が鳴ると、ミカエルはマリアに関わる者達の前に姿を現し、マリアについて問うた。好悪、正否、様々な意見を言う人々、その中でベルナールは到達した信仰と人による人のみの世界の理論が崩壊すると、ミカエルに掴み掛かり塩の柱に変えられ死んだ。
総じて『マリアは理の一部となった』とかなり好意的に裁定するミカエル、俯瞰は止したらしい。さらにマリアが「主に伝えて、許してあげるって」と言い放つとミカエルは「小気味良い娘だ」と笑った。反逆したエゼキエルは姿を失い、マリアの魔力と引き換えにその娘として転生することを運命づけられた。
騒動後、貴族を辞めたジョセフと村娘の姿で魔女の森を出るマリアはケルヌンノスに別れを告げ、アン達の村へと下って行った。
・・・改編の結果、ミカエルが大幅に軟化。ジョセフも中性的応援団モブと化し、ジョセフによる理を超える愛の奇跡展開は発生せず、転生エゼキエル懐妊も保留状態。去勢だ。
途中までいい感じだったオリキャラの処理も結局最後は荒かった。設定の解説にハマり過ぎて本編からハミ出したまま話が終わってしまった。これなら領主と婆ちゃんとジルベールとケムケムまでで十分だよ。
原作の話が少な過ぎるとはいえ、あんまり上手い付け足し方ではなかったように思う。