死んだりしたワケでもなく、思ったよりすんなり体を明け渡した葛城。合理的といえば合理的だし、多少の犠牲はやむを得ないと考えるタイプだから自分自身も『多少の犠牲』と切れたんだろうな。戦兎と違い身に覚えのない責任ではなく人格消えてる間の事とはいえ、自分の判断の罪と考えているようでもある。ライダー適性以外は開発力も判断力も戦兎より上のようだから、事態が深刻化して相当適性がないと使えないシステムを使うしかない状況に今はなっているが元の人格ならここまで悪化する前にズンドコ解決できていたろうな。代わりに『多少の犠牲』ジャッジでレギュラーメンの大半が葛城に始末されちゃってたろうけど。メタ的には最初から葛城だった方が犠牲ははるかに少なかったはずだが、葛城のままだと最強フォームにたどりつけないから劇場版の状況に対応できない、ということにもなる。まぁ葛城の場合自分で勝てなきゃ異世界から別の勝てるライダー連れてくる、くらいのことしそうでもあるけど。主人公として自分で勝つ、となるとそうもいかん。ライダー稼業は大概ブラックな職場環境だから、必要なら自分の人格諦めるくらいは大したことない。人間辞める人も多いし、基本、ブラックな職場ですぜ。ともかく戻ってきた戦兎。葛城がこうなりたかった自分としての自分で、ややフワフワしたところはあるが、優れたライダー適性もう一頑張りしてくれるんだろう。