今ツアーのハイライトの一つ、ローレンシャン高原の紅葉見物の日だ。
起床後、カーテンを開けて見る空は、雲に覆われている。
*
朝食はホテルの下にあるレストランへ行くことになる。
この付近の景色は昨日バスの車中からだけだったので、改めて見直すと紅葉がそれなりの雰囲気を見せている。
*

レストランへ入って驚いたのは、日本人観光客の
団体で大混雑。
コンドミニアムに泊まっている方々なのだ。
それにしてもこれほど多くの日本人がここへ集中
しているとは……。
ここの宿泊施設の在り方が問題のようだ。
ふと戦時中の日本人収容所を思わせる風景と感じ
たのは、年齢のせいか ?
食事が終わって外へ出ると、青空が見えている。
これからの観光に希望が持てるようだ。
*

早めに予定のサン・ベナール広場のゴンドラ乗場
に行ってみると、既に10人ほどの行列ができて
いる。
所々に青空が覗き、スキーゲレンデの両側に広が
る紅葉が柔らかいて日差しを浴びて美しい。
日本のツアーの一行が、ゴンドラの運転前にゲレ
ンデ脇の路を登り出している。
かっての小生ならば、この方法を選んだのだが、
と内心口惜しい気持でそれを眺めていた。
*

9時半のゴンドラ運転開始時には、長い待ち行列
となった。
我々は2台目のゴンドラ。同乗の方々は栃木県大
田原からのツアーに参加されているとのこと。
懐かしい栃木弁がゴンドラ内に響く。
それはともかく、ゴンドラの車窓からの赤、橙、
黄色の紅葉の眺めは、まさに今や真っ盛り。息を
呑む美しさだ。
*

鮮烈な紅赤色の紅葉がようやく数多く見ることが
できた。
その中に針葉樹林の緑が混じる色彩豊かな展望をビ
デオに収めていたが、ゴンドラが頂上手前にあるピ
ークを過ぎると、突然ガスが濃くなり、白濁の世界
へ入ってしまう。これにはびっくり。
これでは頂上からの展望は期待できなくなってしま
った。
*
濃いガスの中の頂上駅を降り、念のため360°の展望台へ行ってみるが、当然のことと何も見えな
い。
頂上駅付近の小さな売店の前にある、感謝祭のカボチャの人形が笑っているようで、何とも皮肉
だった。
しばし頂上のあちこちを歩いていたが、一向にガスが切れそうもないので、下りのゴンドラへ。
下りのゴンドラの半ば過ぎからの紅葉を再び楽しみながらサン・ベルナール広場へ戻る。
折角最も楽しみにしていた場所だったのに、中途半端な紅葉見物になってしまった。
*

この後の観光予定まで時間があるので、サン・ベ
ルナール広場と村の地上駅までの無料のリフトを
往復する。
*

この村の近代的な建物の数々が周囲の紅葉に溶け
込んで、それなりの景観を見せてくれる。
*
今日の昼食は、ホテルから30分ほどの所のサン・フォスタン・ラツク・カレ : St-Faustin -Lac-Carreにあるカバナ・シュクル・ミエット : La Cabane
a Sucre Milletteでメープル・シロップを使った郷土料理を食べることになる。
*

食事の前にメープル・シロツプの作り方を別棟の
小屋で説明される。
カルシウムなどミネラル豊富なメープル・シロッ
プは、2月下旬から雪山の森の中で集められる。
1本の樹からは7?の樹液が採れ、何時間も煮詰
めてその3%がシロップになるという。
樹液は樹齢20~40年の樹からしか採れない大切
なものとのこと。
現在では樹に取り付けたパイプから採取するとい
う機械化された所が一般的だが、同時に観光客向
けに伝統的な手法で作業をしている作業場シュガ
ーシャック : Sugar Shackも多いとのことだ。
*

食事場所は広い作業小屋のような建物で、既に何
組もの観光客が食事中だ。
その入口付近のステージでは、民族音楽などをラ
イブで演奏中で、そのボリュームの大きいことに
驚かされる。
食事の内容は、スープ、玉子と肉、それにクレー
プにたっぷりのメープル・シロップをかけたデザ
ートに紅茶。
*

我々の食事が始まると、なんと♪上を向いて歩こ
う♪を歌いながら演奏するというサービスぶり。
その食事場所の一部に売店があり、メープル・シ
ロップ関係の商品が飛ぶように売れていた。
*

午後はサンタガットゥ・デ・モン : Ste-Agathe-der-
Montsという町にあるサーブル湖 : Le Lac des
Sablesでボートクルーズを楽しむ。
*

周囲42kmの湖の周りには大金持ちの別荘が並び、
小さな島や湾などがあリ、複雑な地形をした美し
い湖で、紅葉も見頃で1時間余りのクルーズを楽
しんだ。
*

途中、ハシグロアビが2羽見られたが、潜水を繰
り返すのでカメラに収めることはできなかったの
が惜しまれる。
*
これで今日の予定は終わり、15時過ぎにモン・トランブラン村に戻り、フリータイムとなる。
*

今朝の朝食の大混雑に懲りたので、明日は部屋食
にするための買い出しに無料のリフトで下へ降り
る。
この頃から青空が広がり出し、周囲の紅葉が一段
と鮮やかに見えるようになる。
そのリフト乗場の近くにあるメープル製品専門店 :
Cabane a Sucre de la Montagneで、メープル・シロ
ップを使ったソフトクリームを食べる。美味。
また氷の上でシロップを固まらせる、メープル・
タフィの実演販売も見物だった。
*

ホテルへ戻るため、リフトでサン・ベルナール広
場へ行くと、雲がすっかり無くなり、済んだ青空
の下モン・トランブランの山頂までが、折りから
の夕日を浴びて赤く染まっていた。
*

夕食は、昨日のLe Shack から少し下にあるAux
Truffesで。
メニュー : サラダ、ポークフィレ、りんごのデザ
ート、紅茶。
*
皮肉なことに、最高のハイライトの地を去ることになって、ようやく天候が回復してきた。
*
9時00分 ホテル発 … 9時10分 サン・ベルナール広場 9時30分(ゴンドラ)→ 9時45分 山頂駅 … 10時10分(ゴンドラ) → 10時25分 サン・
ベルナール広場 … ホテル 11時00分 (バス)→ 11時30分 Millette(昼食)13時00分 → 13時20分 サーブル湖(ボートクルーズ)14時30分 →
15時10分 ホテル着
起床後、カーテンを開けて見る空は、雲に覆われている。
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朝食はホテルの下にあるレストランへ行くことになる。
この付近の景色は昨日バスの車中からだけだったので、改めて見直すと紅葉がそれなりの雰囲気を見せている。
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団体で大混雑。
コンドミニアムに泊まっている方々なのだ。
それにしてもこれほど多くの日本人がここへ集中
しているとは……。
ここの宿泊施設の在り方が問題のようだ。
ふと戦時中の日本人収容所を思わせる風景と感じ
たのは、年齢のせいか ?
食事が終わって外へ出ると、青空が見えている。
これからの観光に希望が持てるようだ。
*


に行ってみると、既に10人ほどの行列ができて
いる。
所々に青空が覗き、スキーゲレンデの両側に広が
る紅葉が柔らかいて日差しを浴びて美しい。
日本のツアーの一行が、ゴンドラの運転前にゲレ
ンデ脇の路を登り出している。
かっての小生ならば、この方法を選んだのだが、
と内心口惜しい気持でそれを眺めていた。
*


となった。
我々は2台目のゴンドラ。同乗の方々は栃木県大
田原からのツアーに参加されているとのこと。
懐かしい栃木弁がゴンドラ内に響く。
それはともかく、ゴンドラの車窓からの赤、橙、
黄色の紅葉の眺めは、まさに今や真っ盛り。息を
呑む美しさだ。
*


できた。
その中に針葉樹林の緑が混じる色彩豊かな展望をビ
デオに収めていたが、ゴンドラが頂上手前にあるピ
ークを過ぎると、突然ガスが濃くなり、白濁の世界
へ入ってしまう。これにはびっくり。
これでは頂上からの展望は期待できなくなってしま
った。
*

い。
頂上駅付近の小さな売店の前にある、感謝祭のカボチャの人形が笑っているようで、何とも皮肉
だった。
しばし頂上のあちこちを歩いていたが、一向にガスが切れそうもないので、下りのゴンドラへ。
下りのゴンドラの半ば過ぎからの紅葉を再び楽しみながらサン・ベルナール広場へ戻る。
折角最も楽しみにしていた場所だったのに、中途半端な紅葉見物になってしまった。
*


ルナール広場と村の地上駅までの無料のリフトを
往復する。
*


込んで、それなりの景観を見せてくれる。
*
今日の昼食は、ホテルから30分ほどの所のサン・フォスタン・ラツク・カレ : St-Faustin -Lac-Carreにあるカバナ・シュクル・ミエット : La Cabane
a Sucre Milletteでメープル・シロップを使った郷土料理を食べることになる。
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小屋で説明される。
カルシウムなどミネラル豊富なメープル・シロッ
プは、2月下旬から雪山の森の中で集められる。
1本の樹からは7?の樹液が採れ、何時間も煮詰
めてその3%がシロップになるという。
樹液は樹齢20~40年の樹からしか採れない大切
なものとのこと。
現在では樹に取り付けたパイプから採取するとい
う機械化された所が一般的だが、同時に観光客向
けに伝統的な手法で作業をしている作業場シュガ
ーシャック : Sugar Shackも多いとのことだ。
*


組もの観光客が食事中だ。
その入口付近のステージでは、民族音楽などをラ
イブで演奏中で、そのボリュームの大きいことに
驚かされる。
食事の内容は、スープ、玉子と肉、それにクレー
プにたっぷりのメープル・シロップをかけたデザ
ートに紅茶。
*


う♪を歌いながら演奏するというサービスぶり。
その食事場所の一部に売店があり、メープル・シ
ロップ関係の商品が飛ぶように売れていた。
*


Montsという町にあるサーブル湖 : Le Lac des
Sablesでボートクルーズを楽しむ。
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小さな島や湾などがあリ、複雑な地形をした美し
い湖で、紅葉も見頃で1時間余りのクルーズを楽
しんだ。
*


り返すのでカメラに収めることはできなかったの
が惜しまれる。
*
これで今日の予定は終わり、15時過ぎにモン・トランブラン村に戻り、フリータイムとなる。
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にするための買い出しに無料のリフトで下へ降り
る。
この頃から青空が広がり出し、周囲の紅葉が一段
と鮮やかに見えるようになる。
そのリフト乗場の近くにあるメープル製品専門店 :
Cabane a Sucre de la Montagneで、メープル・シロ
ップを使ったソフトクリームを食べる。美味。
また氷の上でシロップを固まらせる、メープル・
タフィの実演販売も見物だった。
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場へ行くと、雲がすっかり無くなり、済んだ青空
の下モン・トランブランの山頂までが、折りから
の夕日を浴びて赤く染まっていた。
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Truffesで。
メニュー : サラダ、ポークフィレ、りんごのデザ
ート、紅茶。
*
皮肉なことに、最高のハイライトの地を去ることになって、ようやく天候が回復してきた。
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9時00分 ホテル発 … 9時10分 サン・ベルナール広場 9時30分(ゴンドラ)→ 9時45分 山頂駅 … 10時10分(ゴンドラ) → 10時25分 サン・
ベルナール広場 … ホテル 11時00分 (バス)→ 11時30分 Millette(昼食)13時00分 → 13時20分 サーブル湖(ボートクルーズ)14時30分 →
15時10分 ホテル着