引越騒ぎと時差ポケの一夜が明け、何とも不快な目覚めとなる。
部屋の窓からは、ホテルの低層階の屋根が見えるだけ。
朝食は3階のレストラン。広い部屋に多くの種類が用意されている。
名物の鰊の酢漬けは、まったりとした味で初めてのもの。ハム,ソーセージなど肉類が中心だったが,生野菜もありミニトマトが美味しい。
果物は青いリンゴとオレンジ。
*


今日の出発はゆっくりなので,ホテルの付近を散
歩する。
冷たく澄んだ空気が心地よい。近くのビルの前の
芝生にクロウタドリの♀や、クビワツグミ(?)、
ハクセキレイなどが見られる。上空にはカモメ類
が飛翔しているが、幼鳥が多く種類の判定はでき
す。
*
ヘルシンキとはこれでお別れ、バスで空港へ向かう。
ホテルを出発する際,上空にヨーロパアマツバメが数羽、飛び交っている。また海沿いの芝生にはカナダガンの群れが見られた。
*
30分ほどで空港到着。搭乗手続き,荷物検査もスムースに通過する。
ユーロ加盟国の入出国は、チェックなしなのが有難い。ただ問題は、通貨がフィンランドのユーロ
を除いて3国とも異なるのが煩わしい。
フライトの時間まで,免税店などでウインド・ショッピング。
フィンランドならではの『ムーミン専門店』や『クリスマス用品店』などがあり、時間つぶしには
もってこいの場所だった。
また、昼食は各自用意するとのことで、サンドイッチ等を購入して機内へ。
*
座席は左右2列の最後尾の1つ前。
ヘルシンキは今日も快晴。眼下の森と湖の風景を楽しみながら、飲み物サービスで昼食。
*
バレンツ海へ差し掛かる頃から濃いモヤが出て視界が悪くなり、機体が揺れる。
そのモヤもストックホルムに着陸する頃には消えて、アーランダ国際空港に抜群のランディング。
ところが、この空港も荷物受取り場所まで延々と歩かされるのには参った。
そのうえ我がグループの2人のバッゲージが行方不明となり,長い時間待たされたが,結局TDが残り,現地ガイドの岡本氏が添乗してバスは市
内観光に出発する。
*
1時間ほどして荷物が発見され,TDはそのまま今日のホテルへ行くとの連絡があり,車内は拍手…。
チェック・インの際,荷物の行先に間違いが多いとの説明があったが、それが現実となり担当者の仕事ぶりがしばし話題となる。
*
ハプニングが収まり,ガイドによりスウェーデンの概要や、今日の観光ルートの説明がある。
*
スウェーデン
正式国名 スウェーデン王国 Konungariket Sverige(英語名Kingdom of Sweden)
国 旗 青地に黄十字
国 歌 「古き自由な北の国(Dut Gamla,dut Fria)」
面 積 45万?
人 口 約942万人(2011年2月時点)
首 都 ストックホルム Stockholm 人 口 86万3千人
元 首 カール16世グスタフ国王 Carl XVI Gustav(1973年9月即位)
政 体 立憲君主国
民族構成 スウェーデン人、ほかにサーメ人やフィンランド人など
宗 教 プロテスタント(福音ルーテル派)
*
ストックホルム( Stockholm(ヘルプ / リンク) [st?k??lm])
スウェーデンの首都で、スウェーデン最大の都市である。
北欧を代表する世界都市であり、2012年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市
ランキングにおいて、世界第27位の都市と評価された。
「水の都」、「北欧のヴェネツィア」ともいわれ、水の上に浮いているような都市。北欧で最大の人口を誇り、バルト海沿岸では、サンクトペテ
ルブルクに次いで第2位。
1912年に第5回夏季オリンピックが開催された。
*

カクネス塔 Kakn�stornet
空港から1時間ほどで、ストックホルム市内の展
望所であるテレビ塔【カクネス塔】に到着。
1967年に建造さけたスカンジナビア半島で最も高
い、高さ155mのテレビ塔。
エレベーターで30階まで上がり,もう一階階段を
上がると展望台へ出る。
*

森と湖と海とストックホルムの市街の景観は素晴
らしい。夏の日差しを浴びながらも、涼しい風に
吹かれながら展望台を一周、カメラにその景色を
収める。
*
市庁舎 Stadshuset
次いでストックホルム中央駅の西側にある市庁舎へ向かう。
水の都ストックホルムにふさわしい優雅で厳粛な気品を漂わせて、メーラレン湖にその姿を映し
ている。
スウェーデン人建築家ラグナル・オストベリRagnar �stbergの設計で、1911~23年にかけて建てら
れた。
ナショナルロマン様式、北欧中世風のデザインで宮殿を思わせるたたずまいだ。
106mの塔、赤レンガの質感、ゴシック風の窓、ビザンチンスタイルの輝かしい金色の飾り、さま
ざまな様式を取り入れながら、見事に調和がとれている。
*

見学は、まずブルーホールの大広間に案内される。
中世イタリアの広場を思わせるデザインで、高窓
からの採光が効果を見せ、赤レンガの壁面は小さ
な「敲仕上げ」(石の面を突いて細かい痕を残す
こと。柔らかい音響効果をもつ)。
コンサートに式典にと種々の目的で使われるが、
最も有名なのは、毎年12月10日に開かれるノーベ
ル賞授賞祝賀晩餐会とのことだ。
2階はヴァイキングルネッサンス様式で構成された
天井をもつ市議会の議場。
200年前のゴブラン織タペストリーに囲まれた円型
の小部屋は、毎週土曜の14:00~16:00間、市民の結婚式場としても使われているという。
見学のハイライトは黄金の間で、1900万枚の金箔モザイクで飾られた壁面は豪華絢爛。
ここは、ノーベル賞授賞パーティーの舞踏会広間として使われるとのこと。はたして日本の受賞者の方々はここで踊られたのだろうか ?*
*
塔には上らなかったが,塔からのパノラマはメーラレン湖を眼下にし、市内、旧市街の屋根のシルエッ
トが映えて素晴らしいとのことだ。
*

中庭からの建物と,メーラレン湖越しのガムラ・
スタンとリッダーホルム教会の眺望も魅力的だっ
た。
*
次はストックホルム観光のハイライトといわれるガムラ・スタンへ。
ガムラ・スタン Gamla Stan
旧市街,大広場を中心に王宮やストックホルム大聖堂などの歴史的な建物が並ぶ。
細い通りの両側に小さいお店が何軒も軒を連ねるヴェステルロングガータン通りなどがある。
*
バスを降りて最初に向かったのは王宮。スウェーデン王室の公式行事に使われるイタリア・バロック様式の宮殿。
その中庭でガイド岡本氏の説明を聞く。
王宮 Kungliga Slottet
ガムラ・スタンの北に建つ3階建ての堂々たる建物13世紀中頃に建立されたが、1697年の火災に
よりほぼ全焼。その後57年かけて再建され、1754年に完成した。
イタリア・バロック、フランス・ロココ様式の建築で、代々王室の居城として使われてきた。
現王室は、子供たちにふさわしい環境へと、1981年に郊外のドロットニングホルム宮殿に移られ
た。
■王族の居室
王族の居室は、全部で約600室あり、一部一般公開されている。
見学できるのは、王宮内の2階と3階にかけてで、ベルナドッテの間、晩餐会の広間、迎賓の間な
ど。
ロココ様式のインテリア、450kgのクリスタルガラスのシャンデリア、銀器、ガラスの収集品、ペ
ルシャ絨毯など 豪華なコレクションを見ることができる。
■宝物の間と国家の間
王宮東側の入口から入ると、宝物の間があり、12人の歴代国王や女王の王冠、剣、宝物類が展示されている。
700のダイヤモンドと真珠、ルビー、エメラルドで飾られた王冠は、1561年エリック14世戴冠式の時のもの。
なおこの一角にある国家の間は、長い間、国王臨席のもとに伝統的な国会開会式が行われたホール。
■王室に付属する博物館など
王宮礼拝堂は典型的なフランス・ロココ様式、王家武儀博物館には、17世紀の王グスタフ2世がLuzenで戦死したとき乗っていた軍馬のはく製や、
18世紀末にオペラ座の仮装舞踏会で暗殺されたグスタフ3世の血のついた服、その暗殺者の貴族が使用したピストル、仮装マスクなどが展示され
ている。
王宮博物館は西側の入口または王族の居室脇の入口から入る。
ここには17世紀末焼失した旧王宮の品々を展示。グスタフ3世のアンティーク博物館には王の収集品が納められており、王宮の北側に入口がある。
*
大聖堂 Storkyrkan
王宮のすぐ南にあるストックホルム最古の由緒ある教会。
13世紀後半に建てられ、何度も改築、増築され、現在の大きさになったのは1480年代のこと。
ゴシック様式から、王宮の建築様式に合わせてイタリア・バロック様式に改築された。
長い間国王、女王の戴冠式、結婚式などの儀式が行われた場所でもある。
最近では、1976年に現国王カール16世グスタフ王とシルビア王妃との結婚式が行われ、2010年6月
にはヴィクトリア王女の結婚式も行われた。
*

大広場 Stortorget
王宮から大広場へ出る。
今は平和なこの広場で、1520年歴史に残る[スト
ックホルム血浴]が起こった。
デンマークのクリスチャン2世の侵攻に抵抗した、
後のヴァーサ王の父を含む90人余りの貴族,高官
が断頭刑に処され、広場が血で染まったといわれ
る。
この広場に面し、1776年建造の証券取引所の最上
階には、グスタフ3世が創設したスウェーデン・
アカデミーがあり、毎年ノーベル文学賞の選考が
行われるという。
またここは、ノーベル賞100周年を記念して2001年にオープンしたノーベル博物館となっており、ノーベル賞の歴史や歴代受賞者に関してビデ
オや写真などを使って年代毎に詳しく紹介しているという。
ここのミュージアム・ショップでは、ノーベル賞授賞式の晩餐会で食後のコーヒーに添えられるアルフレッド・ノーベルの肖像入りのチョコレ
ートを販売しているとのことだつたが,夏のことでもあり、日本へ持ち帰るまでに溶けるおそれがあるとのことで、購入を断念する。
*

ここで30分ほどの散策タイムとなり、ヴェステル
ロングガータン通りを歩くことにする。
*
これで今日の観光を終え,『クラリオン・ストックホルム』ホテルへ。
*

汗を流してからの夕食は,ホテルのレストランで
バイキングスタイル。
ところが期待に反してというか、あまりのお粗末
な内容に呆れるやら、がっかりするやらでショッ
クを受ける。
スープ,ご飯,ハンバーグ,鮭のグリル,じゃが
芋の5種類。広いレストランに我々グループのみ
というのもその理由がありそうだ。
ツアー2日目のこととて、この先が思いやられる
というものだ。
*
食後は9時過ぎまで明るいので,街へ散歩でもと思って、外へ出ると何と雨が降っている。それも雨足が強いので断念。憂鬱な気分でベットへ。 *
9.00.ホテル発(バス)→ 9.30.ヘルシンキ空港 11.40.(AY633便)→ 11.30.(時差-1時間)ストックホルム空 港 12.30.(バス)→ 13.30.
カクネス塔 14.00. → 14.15. 市庁舎 15.10. → 15.20. 王宮 15.30. … ガムラ・スタン 16.00. → 16.20. ホテル(クラリオン・ストックホルム)
部屋の窓からは、ホテルの低層階の屋根が見えるだけ。
朝食は3階のレストラン。広い部屋に多くの種類が用意されている。
名物の鰊の酢漬けは、まったりとした味で初めてのもの。ハム,ソーセージなど肉類が中心だったが,生野菜もありミニトマトが美味しい。
果物は青いリンゴとオレンジ。
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歩する。
冷たく澄んだ空気が心地よい。近くのビルの前の
芝生にクロウタドリの♀や、クビワツグミ(?)、
ハクセキレイなどが見られる。上空にはカモメ類
が飛翔しているが、幼鳥が多く種類の判定はでき
す。
*
ヘルシンキとはこれでお別れ、バスで空港へ向かう。
ホテルを出発する際,上空にヨーロパアマツバメが数羽、飛び交っている。また海沿いの芝生にはカナダガンの群れが見られた。
*

30分ほどで空港到着。搭乗手続き,荷物検査もスムースに通過する。
ユーロ加盟国の入出国は、チェックなしなのが有難い。ただ問題は、通貨がフィンランドのユーロ
を除いて3国とも異なるのが煩わしい。
フライトの時間まで,免税店などでウインド・ショッピング。
フィンランドならではの『ムーミン専門店』や『クリスマス用品店』などがあり、時間つぶしには
もってこいの場所だった。
また、昼食は各自用意するとのことで、サンドイッチ等を購入して機内へ。
*
座席は左右2列の最後尾の1つ前。
ヘルシンキは今日も快晴。眼下の森と湖の風景を楽しみながら、飲み物サービスで昼食。
*
バレンツ海へ差し掛かる頃から濃いモヤが出て視界が悪くなり、機体が揺れる。
そのモヤもストックホルムに着陸する頃には消えて、アーランダ国際空港に抜群のランディング。
ところが、この空港も荷物受取り場所まで延々と歩かされるのには参った。
そのうえ我がグループの2人のバッゲージが行方不明となり,長い時間待たされたが,結局TDが残り,現地ガイドの岡本氏が添乗してバスは市
内観光に出発する。
*
1時間ほどして荷物が発見され,TDはそのまま今日のホテルへ行くとの連絡があり,車内は拍手…。
チェック・インの際,荷物の行先に間違いが多いとの説明があったが、それが現実となり担当者の仕事ぶりがしばし話題となる。
*
ハプニングが収まり,ガイドによりスウェーデンの概要や、今日の観光ルートの説明がある。
*
スウェーデン
正式国名 スウェーデン王国 Konungariket Sverige(英語名Kingdom of Sweden)
国 旗 青地に黄十字
国 歌 「古き自由な北の国(Dut Gamla,dut Fria)」
面 積 45万?
人 口 約942万人(2011年2月時点)
首 都 ストックホルム Stockholm 人 口 86万3千人
元 首 カール16世グスタフ国王 Carl XVI Gustav(1973年9月即位)
政 体 立憲君主国
民族構成 スウェーデン人、ほかにサーメ人やフィンランド人など
宗 教 プロテスタント(福音ルーテル派)
*
ストックホルム( Stockholm(ヘルプ / リンク) [st?k??lm])
スウェーデンの首都で、スウェーデン最大の都市である。
北欧を代表する世界都市であり、2012年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市
ランキングにおいて、世界第27位の都市と評価された。
「水の都」、「北欧のヴェネツィア」ともいわれ、水の上に浮いているような都市。北欧で最大の人口を誇り、バルト海沿岸では、サンクトペテ
ルブルクに次いで第2位。
1912年に第5回夏季オリンピックが開催された。
*


空港から1時間ほどで、ストックホルム市内の展
望所であるテレビ塔【カクネス塔】に到着。
1967年に建造さけたスカンジナビア半島で最も高
い、高さ155mのテレビ塔。
エレベーターで30階まで上がり,もう一階階段を
上がると展望台へ出る。
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らしい。夏の日差しを浴びながらも、涼しい風に
吹かれながら展望台を一周、カメラにその景色を
収める。
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次いでストックホルム中央駅の西側にある市庁舎へ向かう。
水の都ストックホルムにふさわしい優雅で厳粛な気品を漂わせて、メーラレン湖にその姿を映し
ている。
スウェーデン人建築家ラグナル・オストベリRagnar �stbergの設計で、1911~23年にかけて建てら
れた。
ナショナルロマン様式、北欧中世風のデザインで宮殿を思わせるたたずまいだ。
106mの塔、赤レンガの質感、ゴシック風の窓、ビザンチンスタイルの輝かしい金色の飾り、さま
ざまな様式を取り入れながら、見事に調和がとれている。
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中世イタリアの広場を思わせるデザインで、高窓
からの採光が効果を見せ、赤レンガの壁面は小さ
な「敲仕上げ」(石の面を突いて細かい痕を残す
こと。柔らかい音響効果をもつ)。
コンサートに式典にと種々の目的で使われるが、
最も有名なのは、毎年12月10日に開かれるノーベ
ル賞授賞祝賀晩餐会とのことだ。
2階はヴァイキングルネッサンス様式で構成された
天井をもつ市議会の議場。
200年前のゴブラン織タペストリーに囲まれた円型
の小部屋は、毎週土曜の14:00~16:00間、市民の結婚式場としても使われているという。
見学のハイライトは黄金の間で、1900万枚の金箔モザイクで飾られた壁面は豪華絢爛。
ここは、ノーベル賞授賞パーティーの舞踏会広間として使われるとのこと。はたして日本の受賞者の方々はここで踊られたのだろうか ?*
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塔には上らなかったが,塔からのパノラマはメーラレン湖を眼下にし、市内、旧市街の屋根のシルエッ
トが映えて素晴らしいとのことだ。
*


スタンとリッダーホルム教会の眺望も魅力的だっ
た。
*
次はストックホルム観光のハイライトといわれるガムラ・スタンへ。
ガムラ・スタン Gamla Stan
旧市街,大広場を中心に王宮やストックホルム大聖堂などの歴史的な建物が並ぶ。
細い通りの両側に小さいお店が何軒も軒を連ねるヴェステルロングガータン通りなどがある。
*
バスを降りて最初に向かったのは王宮。スウェーデン王室の公式行事に使われるイタリア・バロック様式の宮殿。
その中庭でガイド岡本氏の説明を聞く。
王宮 Kungliga Slottet

ガムラ・スタンの北に建つ3階建ての堂々たる建物13世紀中頃に建立されたが、1697年の火災に
よりほぼ全焼。その後57年かけて再建され、1754年に完成した。
イタリア・バロック、フランス・ロココ様式の建築で、代々王室の居城として使われてきた。
現王室は、子供たちにふさわしい環境へと、1981年に郊外のドロットニングホルム宮殿に移られ
た。
■王族の居室
王族の居室は、全部で約600室あり、一部一般公開されている。
見学できるのは、王宮内の2階と3階にかけてで、ベルナドッテの間、晩餐会の広間、迎賓の間な
ど。
ロココ様式のインテリア、450kgのクリスタルガラスのシャンデリア、銀器、ガラスの収集品、ペ
ルシャ絨毯など 豪華なコレクションを見ることができる。
■宝物の間と国家の間
王宮東側の入口から入ると、宝物の間があり、12人の歴代国王や女王の王冠、剣、宝物類が展示されている。
700のダイヤモンドと真珠、ルビー、エメラルドで飾られた王冠は、1561年エリック14世戴冠式の時のもの。
なおこの一角にある国家の間は、長い間、国王臨席のもとに伝統的な国会開会式が行われたホール。
■王室に付属する博物館など
王宮礼拝堂は典型的なフランス・ロココ様式、王家武儀博物館には、17世紀の王グスタフ2世がLuzenで戦死したとき乗っていた軍馬のはく製や、
18世紀末にオペラ座の仮装舞踏会で暗殺されたグスタフ3世の血のついた服、その暗殺者の貴族が使用したピストル、仮装マスクなどが展示され
ている。
王宮博物館は西側の入口または王族の居室脇の入口から入る。
ここには17世紀末焼失した旧王宮の品々を展示。グスタフ3世のアンティーク博物館には王の収集品が納められており、王宮の北側に入口がある。
*

王宮のすぐ南にあるストックホルム最古の由緒ある教会。
13世紀後半に建てられ、何度も改築、増築され、現在の大きさになったのは1480年代のこと。
ゴシック様式から、王宮の建築様式に合わせてイタリア・バロック様式に改築された。
長い間国王、女王の戴冠式、結婚式などの儀式が行われた場所でもある。
最近では、1976年に現国王カール16世グスタフ王とシルビア王妃との結婚式が行われ、2010年6月
にはヴィクトリア王女の結婚式も行われた。
*


王宮から大広場へ出る。
今は平和なこの広場で、1520年歴史に残る[スト
ックホルム血浴]が起こった。
デンマークのクリスチャン2世の侵攻に抵抗した、
後のヴァーサ王の父を含む90人余りの貴族,高官
が断頭刑に処され、広場が血で染まったといわれ
る。
この広場に面し、1776年建造の証券取引所の最上
階には、グスタフ3世が創設したスウェーデン・
アカデミーがあり、毎年ノーベル文学賞の選考が
行われるという。
またここは、ノーベル賞100周年を記念して2001年にオープンしたノーベル博物館となっており、ノーベル賞の歴史や歴代受賞者に関してビデ
オや写真などを使って年代毎に詳しく紹介しているという。
ここのミュージアム・ショップでは、ノーベル賞授賞式の晩餐会で食後のコーヒーに添えられるアルフレッド・ノーベルの肖像入りのチョコレ
ートを販売しているとのことだつたが,夏のことでもあり、日本へ持ち帰るまでに溶けるおそれがあるとのことで、購入を断念する。
*


ロングガータン通りを歩くことにする。
*
これで今日の観光を終え,『クラリオン・ストックホルム』ホテルへ。
*


バイキングスタイル。
ところが期待に反してというか、あまりのお粗末
な内容に呆れるやら、がっかりするやらでショッ
クを受ける。
スープ,ご飯,ハンバーグ,鮭のグリル,じゃが
芋の5種類。広いレストランに我々グループのみ
というのもその理由がありそうだ。
ツアー2日目のこととて、この先が思いやられる
というものだ。
*
食後は9時過ぎまで明るいので,街へ散歩でもと思って、外へ出ると何と雨が降っている。それも雨足が強いので断念。憂鬱な気分でベットへ。 *
9.00.ホテル発(バス)→ 9.30.ヘルシンキ空港 11.40.(AY633便)→ 11.30.(時差-1時間)ストックホルム空 港 12.30.(バス)→ 13.30.
カクネス塔 14.00. → 14.15. 市庁舎 15.10. → 15.20. 王宮 15.30. … ガムラ・スタン 16.00. → 16.20. ホテル(クラリオン・ストックホルム)