
ホテルの前の公園に大きな池があり、その周囲は林となっており、その林の向うから日が昇る。
今日も天気が良い。
バスタブのお湯は相変わらず冷たく、北欧での汗を流すことは出来なかった。
都市ホテルでもこんなことがあるのだろうか ?
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ホテル・レストランでの朝食は、それなりのメニュー。利用者の多少により料理をコントロールし
ているようだ。
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歩がてら出掛ける。風が冷たく寒いくらいだ。
池の周囲はジョギングをする人が多い。
池にはカモメやカモ類が多く見られる。ここのカ
モは一年中見られるようだ。
マガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハ
ジロの他、カワアイサが飛び去り、カンムリカイ
ツブリや子連れのオオバン、アオサギなど。
上空にはチョウゲンボウ、それにヨーロッパアマツバメが飛ぶ地上のゴミを漁っているカササギはあまり人を気にしていないようだ。
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ホテルからのバスは、コペンハーゲン・カストロップ国際空港まで30分ほどで到着。
フィンランド航空のチェックイン・カウンターは出発2時間前から受付とのことで、しばし待たされる。
チェック・インの後、荷物検査があって出発時間まで自由行動となる。
免税店などでウィンド・ショッピングなどして時間を潰す。
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ヘルシンキまで1時間半ほどのフライトは、目的地近くになって雲が多くなり機体が揺れる。
ここでは1時間の時差があり、時計を進める。
成田行のフライトまで1時間ほどなので、ここでは慌ただしく乗り継ぐことになる。
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機内に落ち着くと、先ず飲み物サービスがある。
今回のツアーも無事に終わったのを祝して、シャンパンで乾杯 !
そして、ディナーにはなんと『ザリガニ』も用意されている。これは文句無く選ぶことになる。
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機内のザリガニパーティーに関する説明書には、次のように書かれている。
スウェーデンではザリガニは16世紀から食されてきました。
長い間、この珍味は上流階級の人々だけが知るものでした。
20世紀に入るとザリガニは誰もが知る食材となり、今日ではゆでたザリガニを食べて夏の終りを祝うパーティーが北欧諸国で人気の伝統行事に
なっています。
ザリガニパーティーに集まった人々は香草のディルでマリネしたザリガニを大いに食べ、シュナップス(蒸留酒)を飲み、乾杯の歌を歌いなが
ら真夜中過ぎまで祝い続けます。
ザリガニは良く冷やし、手づかみで食べます。食べる際には音を立てるのが定番です。これは殻をむく前に、殻やハサミの中の汁をすすること
が作法とされているためです。
ザリガニパーティーは何時間も続くことが普通で、昼間から夜明けまで祝い続けることも珍しくありません。うちとけて心からくつろいだ雰囲
気の中、パーティーが終わる頃には服を脱いで近くの湖で泳いでしまう人もいます。
フィンランド航空では、このザリガニのスペシャルメニューをご用意いたしました。
伝統的なスウェーデンの作法にのっとって、この豊かな味わいとともに皆様に「Helan gar」ーーお酒を飲み干していただけますように。
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そしてザリガニが描かれたランチョンマットとエプロン、それに食べ方の説明書とザリガニ専用ピック『クレイニードル』が配られる。
フィヨルドのホテルなどで出されたザリガニは、どうにか食べることができたが、このような器具まであるとは知らなかった。
早速、エプロンを掛け、ランチョンマットを敷いて、クレイニードルを使用してザリガニを食べる。
機内は何となくザリガニパーティーをしているような雰囲気になる。
クレイニードルを使用すると、数匹のザリガニがあっという間に食べられる。もう少し食べたかったが……。
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・フレッシュサラダ
・サケの刺身・キュウリ・ショウガ
・フィンランドザリガニ
・サツマイモのポタージュスープ
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シチュー添え
・チーズ ブラックゴーダ、ブリー
・新鮮なフルーツ
・コーヒー
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時間をかけてたっぷりと食事を楽しんだ後は、旅の疲れもあってただ寝るだけ……。
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10.15. コペンハーゲン(バス)→ 10.45. カストロップ国際空港 13.25.(AY 0666便)→ 16.00. ヘルシンキ 17.15.(AY 0073便)→