nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

ノールフィヨルド、ガイランゲルフィヨルド

2012-08-09 00:00:00 | 旅行記
Img_0576 重苦しい雲に覆われているフィヨルドは寒々しい。
 早朝からフェリーが動いている。
 今日も出発時間が早いので、荷物を降ろしてレストランへ。
 珍しく(?)ウェイターがコーヒーを入れてくれるメニューは豊富で申し分なし。
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ノールフィヨルド Nordfjord
 氷河観光とアクティビティが盛んなフィヨルド。
 ノールフィヨルドはガイランゲルフィヨルドとソグネフィヨルドの間にあり、ヨーロッパ最大の
 氷河、ヨステダール氷河やその支流のブリクスダール氷河、ヨーロッパ最深(深さ514m)のホ
 ーニンダルスヴァトネ湖を擁するフィヨルドです。
 ハイキング及び氷河ウォーキング、ロッククライミング、サマースキー、フィヨルドホースの乗
 馬、ゴルフ、サイクリング、フィッシング、アウトドアアクティビティが充実しており、多彩なメニューが揃いるという。

Img_0577Img_0579Img_0581 出発前、玄関の先にある草花に気が付き、何枚か
 カメラに収める。
 今日はバスで出発、座席は後部。
 ノールフィヨルド沿いの道を進む。フィヨルド
 沿いの平坦地には長閑な農村風景が続く。


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 フィヨルド沿いの道から峠へかかるジグザグの道に入った頃からガスが濃くなり、次第に雨が降り出す
 周囲の景色も薄い幕に覆われ出し、視界が悪くなる。
 つづれ折りの道を登り詰めたところに展望台があり、カメラストッブとなる。
 ガスが濃いのと、気温も低いのでとても長い時間はいられない。
 暗い気分でいると、峠を下るにしたがって雨は止み、時折日差しも出て、長閑な風景に降り注ぐ。
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Img_0585Img_0584 バスの長い旅が続いて、些か眠気を催した頃、ト
 イレ休憩を兼ねて土産物店でストップ。
 ここでも例のトロル人形が目立つ。
 また、ノルデック・セーターはノルウェー・セー
 ターとも呼ばれ、天然の羊毛を編んだざっくりし
 たニットも目立つ、ここならではのお土産品だ。
 



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Img_0590Img_0591  昼過ぎようやくプリクスダール氷河 Briksdalsbreen の入口、ブリクスダーレンに到
 着。
 ここのレストランで昼食。鮭のムニエルとケーキという少しばかり寂しい内容。
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Img_0588Img_0589 そのレストランの置物に剥製のライチョウとフクロウが目に付き、カメラに収め
 る。                                                                          


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 午後からは今日のハイライトの1つ、氷河見学。
 ブリクスダーレンから氷河までは片道約45分のハイキングになるが、我々はトロルカーと呼ばれるオープンカーを利用する。一台に6人づつ乗っ
 て次々に出発する。
 ここを訪ねる大半の方は歩いているが、歩くことにまだ自信が持てない小生にとっては有難いことだ。
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Img_0595Img_0596 10分ほどでトロルカーの終点、そこから山道を歩
 くこと10分ほどで氷河湖に到着。
 肝心の氷河は谷間の上部に見える。その近くまで
 は時間がかかるので行くことはできない。
 ヨーロッパ最大級のヨステダール氷河が枝分かれ
 した一つとのことだったが、ここから見る範囲で
 は実感が湧かない。ここも地球温暖化のために氷
 河が大分後退しているようだ。


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Img_0599Img_0600Img_0601  トロールカーの乗車地点まで戻る途中、道端の目
 に付いた高山植物をカメラに収める。
 




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 プリクスダールから再びバスで、ノルウェーで最も美しいフィヨルドと称えられる世界遺産ガイランゲルフィヨルドの遊覧船に乗るため、ヘレシ
 ルトへ向かう。   
 日中は晴れ間も見えていたが、生憎と午後3時を過ぎる頃から雨が降り出した。
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ヘレシルト Hellesylt
 ガイランゲルとフェリーで結ばれた村。フィヨルドへ流れるヘレシルトフォッセンが名所。
 町の中心はフェリー乗場から少し離れたところにある。
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 フェリーには一番に乗船したが、雨とあっては致し方なく、船内のレストランの窓側の席に落ち着く。
 フェリーが出港する頃には座席はほぼ満席となる。このコースの人気のほどが窺われるというものだ。
 その窓からコービーを飲みながら、ガイランゲルフィヨルドの屹立する山々の景観を楽しむことにするまた夏の間はテープで日本語を含む6カ国
 語の案内が流れるのも嬉しい。
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Img_0613ガイランゲルフィヨルド Geirangerfjord
 ガイランゲルフィヨルドは、海岸から深部に向かってくねくねとカーブしながら入り込むフィヨルドの最深部に位
 置しており、周囲を切り立った標高1500mの山々に挟まれ、無数の滝が白糸のように流れ落ちる全長16kmのフィ
 ヨルドで、自然の力強さを感じさせる絶景の観光スポットとして人気があるという。
 細く複雑に入り組んだ入江や、5月末から9月末のみ通行可能な、世界屈指の素晴らしい景観のゴールデン・ルート
 中でも急勾配でヘアピンカーブが続くトロルスティーゲン(「妖精トロールのはしご」の意)や標高 1,500mのと
 ころにあるダールスニッバ展望台、年間を通じ観光客で賑わうガイランゲル、船から望める雄大な滝などが見所と
 のことだ。
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 船内では切り立った山々がよく見えないので、デッキへ出てみると、レインウエアを着た大勢の方々が冷たい風に
 曝されながらカメラを構えている。
 小生も少々そこへ出てみたが、向かい風と気温が低くとても長くはいられない。船室との境のドア付近でしばし景
 観を眺めている。折角の絶景のフィヨルドが悪天候になったのは残念だ。
 1時間ほどのクルーズで、目的地のガイランゲルに到着する。
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Img_0614Img_0616 ガイランゲル Geiranger
 ノルウェーで最も人気のあるフィヨルドの一つ、
 ガイランゲルフィヨルド観光の拠点となる小さな
 村。
 夏はハイキング客で賑わうという。





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 フェリーを下船し、待ち構えたバスでガイランゲルの村から急坂を一気に上ったところにある、フリーダルスユーベ展望台へ向かう。細かい雨が
 降り続いており、視界は余り良くない。
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フリーダールスユーエ展望台Flydalsjuvet
 壮大な眺めを楽しめるフリーダールスユーエ展望台は、ガイランゲル村やクルーズ船が行き交うガイランゲルフィヨルドを俯瞰できるので、写真
 撮影に絶好のスポット。
 ノルウェーで最も有名な広告写真のひとつもこの場所から撮影されたという。
 ガイランゲル村中心部からおよそ4kmで、展望台は2つの高台から成り、大小2つの高台は歩道で結ばれています。
 展望台周辺は、「ナショナルツーリスト・ロード」Nasjonale turstveierプロジェクトにより近代化され、新展望台は2006年6月21日に公式オー
 プンしたという。
 「フィヨルドシート」Fjordsetetは、フィヨルドノルウェー観光協会Fjord Norge ASの10周年を記念して、2003年9月にソニアSonja王妃から贈
 られたものとのことです。
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 暗くなるのが遅いとはいえ、雨雲が垂れ込めているガイランゲルフィヨルドは、鉛色の景観になっており重苦しい感じになっているのは残念でし
 た。
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Img_0622Img_0623Img_0624  再びガイランゲルへ戻り、今日のホテル、ユニオ
 ンに到着。
 フィヨルド側の部屋に落ち着く暇もなく、レスト
 ランでの夕食となる。
 バイキング・スタイルの夕食は、ここでも勿論魚
 料理が中心で充分に堪能する。

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ユニオン ホテル 
 ガイランゲルの港から坂道を上った高台に位置しており、静かな環境のなかリラックスした滞在ができる。森に囲まれたプールやガーデンなど、
 充実した設備を誇るリゾートホテルだ。
 ディナーは、ガイラゲンフィヨルドを見下ろすビュッフェレストランで。
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 夕食が終わったのは9時に近く、一休みして汗を流してベットに入ったのは、12時近くになっていた。
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 7.45. バレストランド(バス)→ 8.35. 峠展望台 8.45. → 10.30. 土産物店 10.45. → 12.15.プリクスダーレン(昼食) … 13.15. プリクス
 ダール氷河見学(トロールカー)15.00.(バス)→ 17.00.ヘレシルト(フェリー)→ 18.05. ゲイランゲル(バス)→ 18.20.フリーダルス
 ユーベ展望台 18.35. → 18.45. ホテル・ユニオン(355号室)


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