nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

瀬戸内紀行 2の2

2019-04-14 21:21:07 | 旅行記

 入江を抜けると、相変わらずの強風に波頭が立ち、左手の高根島を過ぎて大三島の『盛港』に着きました。

大三島 面積 : 64.54㎢、海岸線長 : 88.8km、最高標高 : 437m

 大三島は、愛媛県今治市に属する芸予諸島の中の一つの有人島。愛媛県の最北に位置し、同県に属する島の中では最大である。

 大山祇神社がある「神の島」として知られている。 

 大三島は島とついているが、地理上の島に由来するわけではなく、各地にある「三島」と由来を同じくする。

 かつて、三島神社の総本社である大山祇神社のことを「大三島」と呼んでおり、後にそれが島全体を指す様になった。【Wikipedia】

     *

 港の駐車場に来ていた、千光寺公園からしまなみ海道を利用して迂回したバスに乗り込み、昼食場所の料理旅館の『茶梅』へ。

 昼食は和食膳で、ここでも鯛の刺身と御飯が出ました。料理に鯛は欠かせない一品のようです。

   

料理旅館 茶梅(昼食)

 天然もの当日仕入れの魚介類を大将自ら選び抜いて料理するこだわり!瀬戸内海の三大潮流「来島海峡」、最も恵まれた魚介類の宝庫は

 料理人にとって理想の地、島の味を五代に亙って守り続けてきたという当主の言葉がある。

     *

  昼食後、歩いて大山祇神社へ向かいました。

大山祇神社(おおやまづみじんじゃ) 

 愛媛県今治市大三島町宮浦にある神社、式内社(名神大社)、伊予国一宮。旧社格は国幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。

 全国にある山祇神社(大山祇神社)の総本社である。また、主祭神の大山祇神は「三島大明神」とも称され、当社から勧請したとする

 三島神社は四国を中心に新潟県や北海道まで分布する。                      【Wikipedia】

  

 『鳥居』をくぐり、参道を進みます。瀬戸内海に面して建てられ、『日本総鎮守 大山積大明神』の額がありました。

  

 前方に『総門』が見えてきました。元亨2年(1322)に消失してから688年ぶりに2010年造営した。

  

 総門をくぐり、先に進みますと天然記念物の乎知の命 御手植の楠』を見ることができました。

 樹齢 2600年、幹周11.1m、根周り20m、樹高約15.6m。 

  

 左手には桜があり、階段を上ると『神門』があります。

 寛文元年(1661)松山藩主松平定長からの寄進。素木造で屋根は切妻造檜皮葺。老朽化のため2016年12月に建て替えた。

  

 神門をくぐると『拝殿』があり、ここで拝礼。室町時代の応永34年(1427)の再建。慶長7年(1602)に大修理が実施されており、素木

 造で屋根は切妻造檜皮葺。正面中央に一間の向拝を設ける。国の重要文化財に指定されている。

 境内には楠の巨木が38本あり『大山祇神社の楠木群』の名称で国の天然記念物に指定され、境内から離れた場所にある1本が愛媛県指定

 天然記念物になっている。                                      【Wikipedia】

  

 これで大山祇神社の拝礼を済まし、駐車場へ戻り、次の宿泊地である『道後温泉』へと向かいました。

 バスは『しまなみ海道』に入り、大三島橋で伯方島へ、伯方・大島大橋大島へ、そして来島海峡大橋で来島海峡を渡り、『来島海峡

 SA』でトイレ休憩となりました。

   

 S Aの2階展望室からは日本遺産「村上海賊」村上氏の内の来島村上氏が支配した来島海峡と、世界一の三連つり橋「来島海峡大橋」の

 展望を楽しむことができました。

  

 次いで『今治小松自動車道』から『松山自動道』に入り、松山 I Cで降りて 今日の目的地、松山のホテル『別邸 朧月夜』に到着しました。

 ホテルに着くと、ロビーでウエルカムドリンクを頂きながら、ホテル内の案内を伺いました。

  

別邸 朧月夜

 3000年もの古えの頃より旅人の心身を癒し続けてきた 日本の名湯・道後温泉。数々の旅館・ホテルが立ち並ぶ賑わいの中に ひっそりと

 佇む隠れ宿、それが別邸 朧月夜です。

 純和風旅館の優雅さと近代建築の快適性を融合させ 意匠にもこだわった館内施設、全室露天風呂付で各々趣向を凝らした客室や 愛媛県

 の山海の美味が競う月替わりのご夕食、名湯を満喫出来る温泉棟・御茶屋や月の睡など リラクゼーションのための設備の数々・・。

 別邸朧月夜で、本来の自分を取り戻す時間を どうぞごゆるりとお過ごしくださいませ。      【別邸 朧月夜 HP】

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 3階の部屋で小休止の後、早速『道後温泉』の見物に出かけることにしました。    

道後温泉 

 四国・愛媛県松山市(旧伊予国)に湧出する温泉である。日本三古湯の一といわれる。

 その存在は古代から知られ、万葉集巻一にも見える。なおかつてはこの周辺が温泉郡(湯郡)と呼ばれていたが、これはこの温泉にちな

 む地名である。 夏目漱石の小説『坊ちゃん』(1905年)にも描かれ、愛媛県の代表的な観光地となっている。

 泉質単純温泉。源泉温度 42 - 51度(これらを混合して46度で供給している)。地熱由来の非火山型の温泉である。

 効能は、神経痛、リューマチ・胃腸病・皮膚病・痛風・貧血。           【Wikipedia】

     *

 残念ながら『道後温泉本館』は一部工事中のため、全館の利用はできませんが、大浴槽は入湯(無料)できますので、入り口には長い行

 列ができていました。

  

  

  

 我々は建物の周囲を見物の後『ハイカラ通り』(道後商店街)でウインドショッピングなどをしてホテルへ戻りました。

     *

 部屋の半露天風呂で汗を流し、ビールを飲みながら、T Vで新元号が『令和』になったことを知りました。

 夕食は1 階の食事処『二十三夜』で懐石料理を戴きました。

 『食前酒』はにごり酒、『前八寸』は盛合せで、『小 鉢』は菜の花小柱雪崩削り蒲鉾。

  

 『椀』は割り友地仕立で蛤真丈新筍新若布木の芽、『お造り鯛重作り車海老、鰆焼霜、水松貝、蝶々胡瓜、菜の花、山葵。

  

 『焚合せ』は、真子含め煮、新筍、新蕗、早蕨、木の芽、『温 物』は伊予牛しゃぶしゃぶ、野菜一式。

  

 『焼 物』は、甘鯛桃山焼、名残金柑、花びら茗荷、『酢の物』は、姫貝、新若布、分葱、より独活、胡瓜、占地茸、レモン

  

 『御 飯』は、久万高原産こしひかり、『香の物』は盛り合わせ、『止 椀』は、松山味噌仕立、寒蜆、湯葉、粉山椒。

 『果 物』は、苺ババロア、せとか、メロン、アイス大福。と何れも美味しく戴きました。

  

 最後の御飯は全部食べられず、残してしまいました。

 かくして2日目は大満足のうちに終わりました。

     *

 8.40.鞆の浦温泉発 → 9.20.尾道・千光寺公園 … 10.30.千光寺山ロープウエイ → 10.40.山麓駅 … 10.50.尾道桟橋(瀬戸内多島美チャー

 タークルーズ>-- 11.15.佐木島(塔の峰の千本桜観賞)12.15.--12.30.大三島(料理旅館 茶梅にて昼食)…13.20.大山祗神社参拝

 14.20.--14.55.来島海峡SA 15.15.-- 道後温泉(別邸 朧月夜)着 … 16.30.道後温泉散歩17.10. …18.30.夕食(二十三夜)20.10.


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