画数が少ない文字は、その存在感を出さねば、画数の多い文字に負けてしまいます。
負けるとどうなるかと言うと、その文字ばかり目立ってしまう事になります。
ではどうすれば、各数の少ない文字の存在感を出せるのでしょうか。
『少し派手にする』
一画目は側筆を使った横画です。
そしてそのトメはかなり派手。
重りのようなトメですね。
しかも二画目は一画目の真ん中より少し左側にずらしたところから、中鋒で縦画を引いています。
側筆と中鋒の線質の違いを対比させていますが、それ以上に目に飛び込んでくるのは
このアンバランスさ、、、、
しかも三画目の点は、さらに重い。
ね、派手でしょ?(⌒▽⌒)
『少し』どころか、かなり『派手』です。
さて、ここからは上級者向けの解説です。
初心者は読まないでください。
上級者でも迷宮に入ってしまう可能性があるお話しですから。
良く見ると、この縦画、曲がっていますよね。
右にほんの少し倒れている、、、。
一画目のトメと、三画目の重りで、傾いているかのようです、、、、。
まだ競書が始まったばかりなので、教室では全員に曲げないで書くようお話ししていますが、もしこれが意図的であったとしたら、、、、
迷宮に入り込んでしまいます(−_−;)
『ここに一つの奥義あり』
かもしれませんね。
恐ろしや〰
次回は漢字課題私的考察最終回です!
お楽しみに〰