いくつかあると思いますが、私の実践的な心得は二つです。
ひとつ目は
『心を折らない事』
悔しい時、手に持った鉛筆を折る演出を、映画などでよく見ますが、あのシーン、自ら折っていますよね。
同様に、経営者が心折れる時、それは自らが鉛筆を折る様に、自ら心を折っている事がほとんどです。
心を折る前にやる事があるのに、
『心が折れた』と言ってフリーズしてしまうのは、大将が銃弾飛び交う最前線で丸腰状態で突っ立っている事と同じです。
『背水の陣』をしくどころか、降伏すらできずに全員討ち死には目に見えています。
では『心が折れる前にやる事』ってなんでしょう。
それは助けを求める事です。
やるだけの事全てやってもダメそうなら、『help!』と叫びましょう。
戦いながら援軍を依頼しましょう。
援軍が来なければ、部分的に撤退すれば良いだけです。
心を折ってフリーズしたら、撤退すらできませんからね。
撤退戦も生き残るための積極的な作戦です。
それを邪魔するのは、ちっぽけなプライドです。
それを捨てれば、自らが心折る前に『help!』と叫ぶ事ができるはずです。
それでもダメだったら?
戦死するんけじゃないんだから、また立ち上がるチャンスを時間かけてでも狙えば良いでしょう。
開き直れば、霧で見えなかった道も見えてくるってもんです。
そう、二つ目は
『開き直る事』です。
心を折らずにいた結果開き直るのか、
開き直る事で心を折らないのかは、
経験値の差かもしれませんね。
1985年に起業してから、色々な事が起こりました。
バブルとその崩壊、
阪神淡路大震災、
9.11、
リーマンショック、
東日本大震災、
そして新型コロナによる世界的パンデミック
戦争が無かっただけありがたいですが、いい加減、経験値積み重なってますよね(笑)
と言うわけで、私の場合は
『開き直る事で心を折らない』パターンです。
いつでも躊躇せず助けを求める事ができるのです。
五万回死んでも心は折らないので、五万一回目も立ち上がって『help!』って叫びますよ( ̄▽ ̄)
心折れそうな経営者諸君!
自ら心を折らず、公的な経営相談の窓口に行って、思っている事や感じている事をぶちまけてください。
そうすれば、必ず道はひらけます。