『経営コンサルタント』会社の倒産が相次いでいるそうです。
特に今年は過去最高ペースだそうで、10月までで116件、、、
2009年の128件を大きく上回る見込みだそうです。
『経営コンサルタント』の仕事は、不調な会社の経営を再建させる事だと思いますが、自分の会社にはなぜ応用しなかったのでしょうか。
『医者の不養生』という事なのでしょうか?
調べてみると、潰れた経営コンサルタント会社の多くは小規模だそうです。
小規模な企業だからダメというわけではないでしょうがが、そこに着目する意見が多いようです。
『小規模』だけでなく『駆け出し』が注目ポイントだと言う意見もありました。
コロナ禍で多くの事が一気に変わりました。
多くの企業がその規模や年数に関わらず、生き残りをかけて必死で戦ってきた数年間は苦しかったはずです。
それは経営コンサルタントも同様でしょう。
単に補助金探しとその手続きだけをせざるを得なかったところもありそうです。
彼らは自らの進退に対して、経営コンサルの基本に従って冷静に判断した結果倒産を選んだのかもしれません。
クライアントに対してはその企業の生き残りを必死で探すけれど、自らにに対しては『小規模』で『駆け出し』であるが故に個人の生き残りをかけて、自らは倒産を選択したのかもしれないのです。
ですから『無能な経営コンサルだから潰れたんだ』とか『経営コンサルタントなんて雇うだけ無駄』とかの意見は違うと思います。
もちろん無能な経営コンサルタントと出会った事も何度かあります。
共通項は、日経や経済誌の記事を切り抜いてその薄っぺらい説明に終始した点でしょう。
明らかに勉強不足。
契約してから調べりゃいいや程度の薄っぺらい姿勢なのでしょうね。
馬鹿にしたプレゼンです。
足で稼いだデータと経験値をプラスして自分だけのオリジナルな意見を言わんかい!
とは言いませんがね、、、、。
とにかく多くの経営コンサルタントが自らの経営を諦めるぐらいの出来事が、まだまだ続いていることは間違いないでしょう。
先日出た金融庁からのお達しが気になる中小零細企業も多いはずだ。
『中小零細企業の私的整理のガイドライン改正を全国銀行協会に求める』
『経営悪化の予兆を判断した段階で事業再生に踏み込めるようにする』
その目的は金融支援を受けた企業側に危機感が薄いから、らしい。
今はニコニコしていても、来春4月から手のひら返しがあるかもしれない、、、。
こんな時こそ生き残った経営コンサルタントの力が必要だ。
銀行の掴んだ経営悪化の予兆と現実の乖離を誰もが納得できるようにした数値化とその説明力が求められている。
来年に向けて準備していこう。
相手より先に準備しておこう。
『備えあれば憂いなし』が身に沁みたコロナ禍でありました。