書道のお稽古には、研ぎ澄まされた集中力が要求されます。
集中力が高まると、雑音はなくなり暑さ寒さもも忘れてしまいます。
視界の他は、指先と耳に微かに感じる筆先の摩擦だけになります。
集中力は墨をする行為の段階から育てていくのが良いでしょう。
そのために墨の中には微かな香料が入っている物もあります。
心落ち着かせながら、目の前に出した小さな紙に、無限大の宇宙を創造してみてはいかがでしょうか。
何を書きたいか、
何を書かせてくれるのか、
書く目的はなくても良いのです。
その場にならないと分からない事もありますし、行き当たりばったりでも良いのです。
書道の楽しさは、大人の場合集中しないと感じません。
子供と違って、大人になるとソッコー夢中になる事ってそうは無いですから。
書道の良さは、ソッコーで集中出来ること。
とてもインスタントでコンビニエンスですよね(⌒▽⌒)
背筋を伸ばした姿勢。
墨の香り。
お手本の書体やその意味からインスパイアされる創造力。
そして真っ白い紙に真っ黒な墨で、自分だけの宇宙を作る第一起筆の緊張感に勝つ自己との戦い。
形式と手順の流れに乗るだけで、自動的に集中力が増し増し!( ̄∇ ̄)
長引くコロナ禍はまだまだ先が見えませんし、簡単にコロナ前に戻るとも思えません。
それでも私たちは今と未来に生きていくのです。
不要な心配事は書道でバッサリ切り捨てて、今と未来を楽しもうじゃありませんか。
書道で集中力を養い、それを日常で生かしましょう。
それが書道を生活に生かすという事です。
お教場の熱気が上がることは、その分塾生それぞれの間違いのない生活や人生も増えているという事です。
嬉しく頼もしく思います。
それこそ私の幸せ。
これがいいのだ。
そして、これでいいのだ。
さあ、今週も書道で培った集中力で、張り切っていきましょう!