闘うメーデーを貫徹しよう!-主役はわたしたちだ!
1886年5月1日、アメリカ合衆国はシカゴの地において、「8時間労働制」を旗印に掲げ、統一ストライキで敢然と闘いに立ち上がった労働者たち-。国家・資本家から抑圧、虐げられ続けてきた当時の私たちの仲間は、この日の「メーデー」を契機に、虐殺や逮捕にも一切ひるむことなく、各国で連帯を呼びかけ、国際的団結という大きなうねりを巻き起こす。そして、全国で団結した労働者たちは、悲願であった8時間労働制を見事勝ち取ってゆくのだ。メーデーは、万国の労働者が共に集い、闘う意志をあらためて確認し誓い合う、まさにわたしたちが主役の一大記念日だ。
この神聖なる労働者団結の日に、あろうことか安倍政権は、天皇の代替わりを民衆に祝わせ、その権威を広く知らしめる式典を強行してきた。労働者階級にとって、これほどの屈辱はあろうか。祝賀を強要し、これに抗する民衆を白眼視することで、その分断を図り労働者団結の気勢をそぎ、攻勢の矛先をかわそうという、権力による策動に対し、わたしたちはカラダを張って抗議の声を挙げ続けていかなければならない。
わたしたちは、わたしたちの団結にくさびを打ち込み、労働者の力を弱めようと目論む、権力・資本によるさまざまな妨害工作に屈することは絶対にない。わたしたちは、この邪悪な諸々の行為に敢然と立ち向かい、粉砕してゆくことで、団結の力をますます強大なものにしてゆかなければならない。
この決意は、東部労組メトロコマース支部にかけられた「非正規差別」に対する闘いにおいて一層揺るぎなきものになる。裁判所による一連の不当判決を跳ね返す意気込みも新たに、支部組合員たちは闘いのステージを最高裁判所へと移し、大衆行動にもますます磨きをかける。全国の非正規労働者の団結を視野に、差別攻勢に総反撃を加えるべく日夜奮闘している。
大久保製壜支部の仲間は過酷な作業現場での12時間シフト労働の撤廃を掲げ、タケエイ支部では賃金差別や春闘を当該支部組合員一丸となって闘い抜く。集団授業の「51歳定年制」を撤廃させた市進支部、時給制導入による不利益変更を上告審の場で徹底して弾劾・追及するHTS支部など、敢然と闘い敢然と勝利を目指す東部労組の作風を連綿と受け継いでいる仲間たちの志気は高い。
東部労組に集うすべての働く仲間は、メーデーにこぞって結集し、争議を闘う支部とともに隊列を組もう!
日本全国の、全世界の労働者と連帯し団結を確認し合おう!
元号と天皇代替わりの祝意押しつけを跳ね返そう!
全日建関西生コン支部にかけられた不当な弾圧を断固糾弾しよう!
憲法9条改悪に反対しよう!
この日の主役は、まぎれもなくわたしたち労働者だ!