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全国一般東京東部労働組合の記録

東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二職員支部ストライキ決行!

2019年04月28日 18時52分06秒 | 労働組合

写真=シュプレヒコールをあげる組合員と支援者

4.28 東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二職員支部ストライキ決行!
労働条件の不利益変更の白紙撤回勝ち取る!不当な懲戒処分も撤回しろ!

個人タクシー乗務員で構成する「東京都個人タクシー協同組合葛飾第二支部」(支部員約300人)で雇用されている事務職員3人による労働組合「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二職員支部」が4月28日、使用者による不当処分、労働条件の不利益変更、不当労働行為に抗議するストライキを決行しました。

組合員3人がストライキに至ったのは、使用者側が職員の配置転換などに関する労働条件を不利益に変更しようとしたことに端を発します。それに異議を唱える書面を3人が職場で支部員に手渡したことで使用者側は懲戒処分を下しました。これらに抗議するために3人は初めてのストライキを決意しました。

協同組合の総会が開かれるテクノプラザかつしか前に同支部組合員3人と支援者約70人が結集しました。「ストライキ決行中」の横断幕を持った組合員3人はマイクを握り、「突然の処分で私たちは傷ついた。池上支部長と佐野副支部長は職員の声に耳を傾けてほしい」などと訴えました。

参加者全員で「支部長は職員の声を聞け!」「使用者は法律を守れ!」などのシュプレヒコールをあげました。

このストライキ行動に対し、前もって池上支部長らは「総会を混乱におとしめようとする暴挙」「労働組合は自分たちの利益のことしか考えていない。そんな労働組合に譲歩しない」「支部員は慌てず騒がず無視してください」などという文書を支部員に郵送しました。これらの内容が労働組合法に定められた不当労働行為であることはだれの目にも明らかです。

総会が始まる前に組合員3人は会場に入り、待機していた池上支部長に対し、①職員の労働条件の一方的な不利益変更を撤回すること、②当労組の組合員3人に対する不当な懲戒処分を撤回すること、③不当労働行為をただちに中止し謝罪することーーを求める要求書を手渡しました。

その後、総会に出席するため続々と集まるタクシー運転手の支部員さんたちに組合員3人は協力を求める署名を集めました。多くの支部員さんたちが署名に応じ、「がんばって」「応援するよ」と声をかけてくれました。

支援の仲間も日差しが照り付ける中、組合員3人の手書きのプラカードを掲げました。葛飾地区労働組合協議会(葛飾区労協)、葛飾区議のみずま雪絵さん、全労ユナイテッド闘争団、総合サポートユニオン(自販機業界ユニオン)、京成労組の民主主義を守る会、東京清掃労組葛飾支部、葛飾地域で市民運動に取り組む尾澤邦子さんがそれぞれ連帯の発言をしてくれました。

最後に組合員3人は「ストライキをやるまではすごく不安だったが、みんなに力をもらった。支部員の多くの方々も応援してくれた。ストライキをやって良かった」などと話し、団結ガンバローで締めくくりました。

その後、協同組合の総会で、職員が訴えていた労働条件の不利益変更に関する支部規約が圧倒的多数の支部員の反対で否決されたとのことです。労働条件の不利益変更が白紙撤回されたことを意味します。まさに職員3人が勇気をふりしぼってストライキに立ち上がり、その真剣な思いを多くの支部員が応えた結果です。

ご支援いただいた友好労組・個人のみなさん、ご協力いただいた支部員のみなさん、本当にありがとうございました!まだ不当な懲戒処分の撤回など課題は残っていますが、今後ともご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!

 

動画・ストライキに立ち上がった3人の女性と駆け付けた仲間たち―4.28東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二支部ストライキ決行!

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