東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

東部労組より年頭のごあいさつ

2016年01月01日 08時00分00秒 | 労働組合

2016年 年頭のごあいさつ

全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
執行委員長  菅野 存


ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」をご覧のみなさま、東部労組にご支援いただいているみなさま
旧年中のご支援、激励に改めて感謝申し上げますとともに、年頭にあたりごあいさつ申し上げます。

昨年、東部労組は各支部でストライキを闘いました。2月には市進支部、4月にはメトロコマース支部、5月には大久保製壜支部がストライキ闘争を、そして全溶支部は7月から波状的に計9波のストライキを貫徹しました。このストライキの結果、メトロコマース支部では疋田組合員をはじめとする非正規労働者の雇用確保を実現、大久保製壜支部は冬季一時金の大幅増額をかちとっています。また、ストライキを構えたマルゴー支部は不当労働行為の全面撤回、多摩ミルク支部も一時金の差別支給を撤回させ平等支給を勝ち取っています。「ストライキは労働組合の武器」であることを証明した一年でした。
 
また昨年は、「あきらめずに闘えば必ず勝利する」ことが証明された一年でもありました。
市進支部は6月、都労委、東京地裁で連続的に勝利、12月には東京高裁で勝利し、会社は上告を断念しました。争議の全面解決まであと一歩の状況です。
12月8日にはワタミ過労死裁判が和解により勝利解決しました。マスコミ・市民・労働者のみなさんのご支援のもと、遺族の粘り強い、あきらめない闘いにより会社だけではなく、渡辺美樹氏はじめ役員に法的責任を認めさせました。
また、東陽ガス支部も4年に及ぶ闘いの結果、最高裁で勝利(4月)、いなき屋支部も突然の店舗閉鎖に泣き寝入りすることなく立ち上がり、組合結成で勝利(11月)しています。
 
労働者の置かれている状況は、社会情勢から見ても予断を許しません。安倍政権は9月、大多数の労働者・市民の反対の声を無視し、集団的自衛権を現実のものとする戦争法案を強行成立させました。ひとたび戦争が起きれば、戦場に駆り出されるのは労働者です。他国の労働者との殺し、殺される関係。断固として容認できるものではありません。
また安倍政権は労働者の権利をはぎ取り、企業・資本家の利益を優先する姿勢をより鮮明にしています。派遣法の改悪強行、今年には労働時間規制の撤廃、解雇の金銭解決制度の導入を画策しています。さらに沖縄・辺野古への基地建設強行、原発の再稼働など、私たちの生活が次々と、根本的に脅かされています。
しかし、為政者がいかに独裁的に政治を進めようとしようとも、社会の主人公は労働者です。労働者が団結して闘えば、独裁を打倒することができます。私たち東部労組のストライキ闘争がそれを証明しています。労働者がいなければ、資本家は一円ももうけを得ることはできないのです。
労働組合には社会を変える力があります。安倍政権の反動に対し、私たち東部労組も先頭に立って闘う決意です。

本年も私たち東部労組に引き続きのご支援、ご声援をお願いいたします。

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