写真=修学旅行生に労働相談の現状を説明するスタッフら
労働相談センターを訪問した中学生から「お礼状」が届きました
私たちNPO法人労働相談センターの事務所(東京・葛飾)に先月24日に修学旅行中の社会見学(研究活動)のために訪れた中学生からこのほど手紙が届きました。
来所したのは、愛知県豊田市朝日ヶ丘中学校3年生の男子生徒4人。応対した私たちスタッフに「最近はどういう労働相談が多いですか」「相談を受けていて嬉しかったこと、辛かったことは何ですか」と矢継ぎ早に質問が出ました。
スタッフは短い時間でしたが、クビ切りや過労死など働く人を取り巻く環境の厳しさを説明しました。社会人になったときに役立つためにと、1人ひとりに労働法令集を「おみやげ」に渡しました。
センターに届いた手紙は、そのときのお礼状として4人から送られてきたものです。主な内容は以下のとおり(原文のママ)です。
Aくん
自分は悩みの持っている人の相談がこんなに深刻とは思いませんでした。最近では不況により失業やリストラなどが中心の相談が多いと聞きました。相談の内容をきくと自分は心を痛めてしまいそうです。なぜ働いたのに解雇にしてしまうのかわからないです。解雇のとりけしの手助け・アドバイスしてくれたことに相談してきた人は感謝していると思います。
Bくん
労働相談センターの皆様にお会いして、二つ学んだことがあります。一つ目は、自分ゆう先ではなくまず相手から先にやるということを学びました。二つ目は、誰か困っている人がいたら遠慮なく手を差しのべるということも学びました。
Cくん
労働相談センター様にお会いして私達は「社会の厳しさ」のことを学ばせてもらいました。社会は、結果や自分の仕事をやりきればそれで十分。でもそれで他人からのいやがらせなどを受けてしまう。だからこそ、この「労働相談センター」があると学びました。
Dくん
今回、この学習を通して、仕事の大切さ・働くことの意味を深く理解することが出来ました。これからの自分達の将来でも仕事についた時、これらの事は大切になってくると思います。ですから今回のNGO・NPOの学習は、忘れることの出来ない学習になりました。