「過労死をなくそう!龍基金」の中島代表を産経新聞が紹介
すかいらーくグループのファミリーレストラン店長だった夫を約4年前に過労死で亡くした中島晴香さんのたたかいについて、4月4日付けの産経新聞がカラー写真付きで大きく取り上げました。
見出しは「夫を過労死で亡くした中島晴香さん(52) 労災認定で基金設立 『名ばかり管理職』解決を」です。以下、記事の前文を抜粋します。
横浜市の薬剤師、中島晴香さん(52)は約4年前、外食大手「すかいらーく」グループの店長だった夫、富雄さん(享年48)を過労で亡くしました。富雄さんは月に180時間もの残業を強いられ、心身ともに疲れ果てていました。しかし、管理職だったことから、残業代は一切、支払われませんでした。晴香さんは、勤務実態が記された富雄さんのメモを片手に奔走し、過労死の認定を受け、未払いだった残業代も受け取ることができました。しかし、その後も"名ばかり管理職"の訴訟はなくなりません。
**********************************
記事にある中島さんの略歴には、中島さんが代表として、私たちNPO法人労働相談センターや全国一般東京東部労組が協力して運営している「過労死をなくそう!龍基金」についても触れています。以下、抜粋します。
なかしま・はるか 昭和31年、静岡県生まれ。富雄さんの死に直面し、平成18年12月、超然とした「龍」を理想とした夫の遺志をくみ、「過労死をなくそう!龍基金」を設立。19年8月には、過労死撲滅に貢献した人や団体を表彰する「中島富雄賞」を作り、過労死110番全国ネットワークを表彰した。富雄さんとの間に娘と息子がいる。
**********************************
「龍基金」では現在、過労死の遺族や過労労災の被害者の支援を行っています。今年も8月に都内で「中島富雄賞」授賞式を開催します。相談や問い合わせなどは、NPO法人労働相談センター内の「龍基金」事務局(電話03-3604-1294、メールtoburoso@ka2.so-net.ne.jp)までお願いします。
家族の為、会社の為に働いた心優しい人の命が過労で奪われるなんて、あってはいけないことです。それなのに!会社の対応の酷さには憤りを感じました。
対価が得られなくても、体が不調でも働くのが当然という日本の風潮が労働者を苦しめ、使用者に良いものにしてしまっています。
もし、自分の大事な人が過労で亡くなったら。。死んだら会えるし、楽になる。誰もがそう思うと思います。もうこれ以上、犠牲者が出ないように。このような苦しみがこれ以上繰り返されませんように。
当時の地区長の扱いはどうなったんだろう、
こんな会社に僕も14年もいました、
できることがあれば、いってください。
まじめに働く社員を救いたい。