(上の写真=今年の受賞者に選ばれた寺西笑子さん)
過労死を出した企業名を公表させよう!
~国を相手に裁判を起こした過労自殺遺族の寺西さんを表彰します~
8月1日は「過労死をなくそう!龍基金」中島賞授賞式へ
私たち「過労死をなくそう!龍基金」は、8月1日に開催する第4回中島富雄賞授賞式で、過労死を出した企業名の公表を求めて国を相手取って裁判をたたかっている寺西笑子さん(京都市在住)を今年の中島賞受賞者として表彰します。授賞式への多くの皆さんの参加をお待ちしています。
受賞者の寺西さんは1996年に飲食店「そば処鷹匠」の店長だった夫(49歳)を過労自殺で亡くしました。労災認定闘争に5年かかり、続いて会社相手の民事訴訟に5年半、解決するのに10年半たたかいました。並行して1998年から京都と大阪の「過労死を考える家族の会」で活動し、2008年11月から「全国過労死を考える家族の会」の代表を担っています。
2009年3月、大阪労働局に「過労死を出した企業名の公表」を求める行政文書開示請求を出しましたが、労働局から出された文書は個人情報などを理由に企業名が黒塗りされていました。そこで同年11月に国を相手取って不開示決定取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こしました。
寺西さんは「過労死を出した企業名公表裁判を勝利させることで、国は労働者に軸足を置いた労働行政の転換をはかり、企業は『悪質会社』と公表されることで、企業イメージを取り戻すために本気で過労死防止対策に取り組む体制をつくると考えています」と話しています。
こうした寺西さんの活動が過労死をなくすために貢献したと、龍基金の選考委員会(13人)が評価し、今年の受賞者に選出されました。授賞式では寺西さんに表彰するほか、日本弁護士連合会(日弁連)会長の宇都宮健児弁護士の記念講演もあります。立食形式の懇親会(無料でどなたでもご参加できます)もあります。
授賞式の要項は以下のとおりです。
みなさん、ふるってご参加ください。
-過労死をなくそう!龍基金-
第4回中島富雄賞授賞式
宇都宮健児さん記念講演
「誰も死ななくてもいい社会へ」
日時:8月1日(日)午後2時(開場1時半)~午後5時
場所:かつしかシンフォニーヒルズ別館5階「レインボー」
(京成「青砥」駅から徒歩5分・地図)
参加費:無料
申し込み・問い合わせ:NPO法人労働相談センター内「過労死をなくそう!龍基金」事務局の須田、菅野(電話03-3604-1294、ファックス03-3690-1154、メールinfo@toburoso.org)まで。
タレント議員より・・・こんな人が国会へ
と思います。