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東陽ガス支部都労委闘争 審問(証人尋問)に支援の傍聴を!

2014年09月08日 10時42分18秒 | 労働組合

(ニチガス本社前でのアピール行動)

会社ごと組合をつぶす不当労働行為と闘う東陽ガス支部の都労委審問(証人尋問)が9月9日(火)午後2時より行われます。みなさんの支援傍聴をお願いします。

東陽ガス支部は、プロパンガス販売大手で東証一部上場の「日本瓦斯」(ニチガス)のプロパンガスボンベ配送を請け負う「東陽ガス」の配送員で2010年11月に結成した労働組合です。

組合は、東陽ガスにおける前時代的な「借金漬け労働」をなくすため労働組合を結成しました。東陽ガスにおいては、「雇用契約」と「業務委託契約」という「二本立て」の契約のもと、配送員が非常に劣悪な待遇の労働を強いられてきました。会社の指揮命令のもと業務に従事しているにもかかわらず、配送にかかる経費を収入から差し引かれ、また、通常であれば企業の経費として計上されるべき車輌のリース代やガソリン代、はては車輌に搭載するカーナビ代まで労働者負担とされました。そして、その毎月の経費負担が配送の歩合収入を上回った場合、それが会社へのいわば「借金」となってしまいます。組合はこのような前時代的な「借金漬け労働」の撤廃を求めて闘ってきました。この「借金漬け労働」については昨年10月に東京地裁、今年6月には東京高裁がこのような働かせ方を全面的に否定する判決をくだしました。

■参考
「東陽ガス支部「借金漬け労働」撤廃を求める裁判 勝利判決!」
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/0a17174eee65b7a20941055b706d2f76

「東陽ガス支部「借金漬け労働」撤廃を求める裁判 高裁でも組合勝利!」
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/14d5ce0042e47f9835bc01c887e260bb


昨年7月、東陽ガスは露骨な組合つぶしの不当労働行為を仕掛けてきました。
東陽ガスは配送員に対し、「2013年7月末日をもって配送業務を終了・廃止する」旨を一方的に通知してきました。さらに同年7月29日、東陽ガスは組合員に対し、「全ての契約を2013年8月31日をもって解除する」との通知を組合員に送ってきました。事実上の解雇通知です。加えて同8月21日、東陽ガ
スは一方的に「会社を解散した」旨を通知してきました。労働者の雇用を奪い、そして戻るべき職場もなくしてしまう、職場ごと組合をつぶすという露骨な不当労働行為です。労働者の生活、生存権を脅かす行為と言わざるを得ません。
 
組合はただちに不当労働行為救済申し立てを東京都労働委員会(都労委)に行いました。都労委において、会社は「解散の自由が会社にはある」などと主張し、全面的に争う構えを崩していません。
 
今回、都労委闘争は山場となる審問(証人尋問)を迎えることとなりました。組合からは東陽ガス支部井上委員長、会社側は解散時の社長であった谷崎氏が証言を行います。都労委の審問は公開の場で行われ、どなたでも傍聴できます。つきましては、以下のの日程で行われる都労委の審問(証人尋問)にみなさんの支援傍聴をぜひお願いいたします。

【東陽ガス支部都労委 審問(証人尋問)】
■日時:2014年9月9日(火)午後2時

■場所:東京都労働委員会審問室
<東京都庁第一本庁舎南棟34階(都営大江戸線「都庁前」駅直結、JR「新宿」駅徒歩10分)>

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