過労死遺族のたたかいをみんなで支えよう!
ファミリーレストラン大手「すかいらーく」の契約店長だった前沢隆之さん(享年32)が2007年10月に過労死した問題について、本日(4月23日)の『東京新聞』朝刊が取り上げています。
隆之さんは91年、高校2年のときに自宅近くのすかいらーくでアルバイトを始め、卒業後も働き続けました。06年3月に1年更新の契約社員になり、栗橋店(埼玉県栗橋町)の店長を任されてから過重労働が始まりました。遺族によると、毎朝7時から深夜2時まで働き、残業時間は月200時間を超えていたといいます。
隆之さんの死後、母親の笑美子さんと妹の美保さんが私たち全国一般東京東部労組の支援を受けながら、労災申請し昨年6月に過労死認定を勝ちとりました。現在は会社側と団体交渉で謝罪や再発防止、損害賠償などを求めています。
遺族は悲しみを乗り越えて、企業の責任を追及し、社会から過労死を撲滅するためにたたかいに立ち上がっています。前沢さん一家に声援をよろしくお願いします。
サービス業なのに、従業員を大切にしないのは恥ずべき行為。
生産接客性を追ってばかりだと、また犠牲者が出てしまう。
こんなんでいいの?
司会の国谷キャスターが紹介していたが、外食サービス業の店長は「自主性」「問題解決力」を重視すると紹介があった。会社が新入社員に期待をする反面、社員を使い捨てにするという側面がある。ただですら慢性的な人員不足で社員の疲弊が激しい職業柄で、また過労死や残業代未払いが再発する危険性は高いのは懸念される。
現在は即戦力を欲しいと思われるが、それでは社員が背信行為をしてもおかしくない土壌を自ら発生していることを企業は自覚していない。