(写真=NHK『ニュースウォッチ9』に登場したメトロコマース支部の後呂委員長)
東京メトロとメトロコマースは非正規労働者への差別と低賃金を改善してください!
「最低でも安心して毎日暮らしていけるだけの給料は欲しい」
~NHKニュースに登場したメトロコマース支部の後呂良子委員長~
9月25日に国税庁が正社員と非正規労働者の年収調査を発表したことを受け、NHKが同日夜9時に放送している『ニュースウォッチ9』で、東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部の後呂良子委員長がインタビューに答え、メトロコマースでの非正規労働者に対する低賃金の実態と格差是正を訴えました。
国税庁の調査によると、昨年の正社員の年収は468万円で、非正規労働者は168万円にとどまります。こうした非正規労働者の置かれている低賃金や生活苦などの過酷な実態を後呂委員長は以下のようにニュースで語りました。
「老後のために貯金しようと思って努力しているけど、いろいろ節約しても賃金が低いので貯金できない。ある程度貯金しておかないと。病気になることがある。そのときに保障がないので全く働けなくなると収入が無くなるので健康にいちばん気をつけている。毎月ぎりぎり。もっと格差を是正してほしい。最低でも安心して毎日暮らしていけるだけの給料は欲しい」
(上の写真=後呂委員長の給料明細の手取り額「13万6173円」)
ニュースではメトロコマースが後呂委員長に支給している給与明細も映りました。週6日フルタイムで働いているにもかかわらず、月の手取りは13万円台です。これでは貯金どころか生活費にも困る貧困状態と言っても過言ではありません。正社員と同じ売店で同じ仕事をしているにもかかわらず、メトロコマースの非正規労働者は賃金をはじめとする労働条件で大きな格差や差別があります。
こうした現状を打開するため、後呂委員長らメトロコマース支部は労働組合を結成し、会社と団体交渉を重ねてきました。その結果、毎年時給を10円ずつアップする定期昇給制度を実現したり、様々な差別をなくしたりしてきました。低賃金の現状などまだまだ課題は山積していますが、メトロコマース支部は今後も非正規労働者の権利拡大に向けて闘っていきます。
全国の非正規労働者の皆さん、労働組合に団結し、雇用の安定と労働条件の向上を勝ち取りましょう!
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