(「自動割付」の改善要求を含む春闘要求書を読み上げる市進支部並木委員長/1月20日団体交渉)
東部労組市進支部はこのかん、会社が高校生対象の季節講習にあたって行っていた、通常期を上回る講座数料金を生徒保護者からの申込みの有無にかかわらず、銀行引き落とし手続きを行うという「自動割付」システムを改めるよう求めてきましたが、7月17日に行われた第59回団体交渉において、会社は組合の要求に対し、制度の根本的な是正を行う旨を回答しました。
【「自動割付」について参考】
市進支部 問題ある「自動割付」問題で会社を追及
生徒・保護者からの申込みがない状態で「あらかじめ引き落とし手続きを行っておく」という問題のある「自動割付について、組合は昨年12月の団体交渉で直ちにこれを中止することなどを求めていましたが、実質上、是正はなされませんでした。
「自動割付」された講座数をノルマとして設定し、現場労働者にノルマ達成を迫るやり方も問題です。組合は団体交渉のつど、「自動割付」について粘り強く是正を求めました。
その結果、7月17日の団体交渉で会社は、今後の季節講習にあたっては「自動割付」につき根本的な是正を行い、問題が発生しないようにする趣旨を明言しました。市進支部の粘り強い闘いによる大きな成果です。
ただ、これにより問題が完全に解決したわけではありません。
高校生対象の「自動割付」についてはなお問題があります。市進支部は引き続き追及を続けていきます。